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2021/10/29

2022年の大河ドラマを今から楽しみにしている。 三谷幸喜が描く「鎌倉殿の13人」。 頼朝死後、合議制で治められた鎌倉幕府が舞台となる。 この本の帯にもちゃっかりうたわれている。 「鎌倉殿の13人」を差配した影の主役、北条政子! 実際、将軍以上の権力を持って、 政治に権力闘争に力...

2022年の大河ドラマを今から楽しみにしている。 三谷幸喜が描く「鎌倉殿の13人」。 頼朝死後、合議制で治められた鎌倉幕府が舞台となる。 この本の帯にもちゃっかりうたわれている。 「鎌倉殿の13人」を差配した影の主役、北条政子! 実際、将軍以上の権力を持って、 政治に権力闘争に力を発揮した模様が描かれる。 それにしても何と血生臭い時代だろう。 最後まで権力の座にあり続けたのは、 北条政子と北条氏だけかもしれない。 その維持のために、 多くの有力御家人が亡き者にされる。 どんなに功績があろうと、 権力にとって邪魔になった刹那、 嫌疑がかけられるやいなや滅ぼされる。 その対象は将軍であっても例外ではない。 北条政子の立場で見つめると、 自ら望んだわけではなく、 幕府を守るための必然の行為のようにも見える。 激しい運命に逆らおうにも、 抗うことができなかったと。 でも間違いなく、北条政子はその中心に生きた。 もっと違うやり方だってあったはずだ。 違う道だってあったはずだ。 本当はどんな人だったのだろうか。 何を想い生き抜いたのだろう。 切ない。

Posted byブクログ