動乱の蔭に 川島芳子自伝 の商品レビュー

川島芳子(著者)

2022/05/07

川島芳子自身が語る半生。
自分目線なので、「キレイ」に収めているのは仕方ない。彼女が自分をどう見せようとしていたかはわかりやすい。

また、「日本寄り」の言が多くなるのも、当時の時勢から致し方なかったろう。

彼女が「普通の（おひめさまとしての）」人生を送っていたのなら、どんな人生になっていたのだろう。
時代は彼女の人生を大きく変えてしまった。

2021/09/10

清朝の王女として生まれ、祖国再興に身を捧げる。初恋の思い出や女性を捨てた経緯を語る。伝説の「男装の麗人」による半生記を初文庫化〈解説〉寺尾紗穂