廃遊園地の殺人 の商品レビュー

斜線堂有紀(著者)

2022/02/05

全てのスキルをコンビニ業務で例えるのも面白い。廃墟探偵シリーズとして続くなら読みたい。とはいえ、編集さん校閲さんこれで良かったの?と気が散る場面がありもやもやが残る。

2022/01/21

2020年に『楽園とは探偵の不在なり』で注目された若手作家の新作。廃墟と化した遊園地を舞台に王道とも言うべきクローズドサークルが展開される。廃墟マニアという主人公の設定は序盤に活かされて以降は普通に頭の切れる探偵になってる気もするが、古き良きミステリーという感じで面白かった。

2022/01/20

語彙力もネーミングセンスもリアリティもないけど、粗削りながらもパワーを感じる作品だった。
B級ミステリ映画として売れそう。ロケ地がムズイかな。

2022/01/15

登場人物紹介が頭にあるような本は大概ちょっと苦手。話が少し入ってきづらい。
遊園地の地図があったが、あまりそれを見ながら読み進める、という手法は取れなかった。
ミステリーとしての面白さはそこそこ。

2022/01/07

斜線堂有紀さんによる廃墟ミステリー。プレオープン中に銃乱射事件が起こり、オープンすることなく閉館に追い込まれた遊園地(イリュジオンランド)は、資産家に購入されて廃墟となるが、事件から20年後に遊園地に因縁のある関係者が集められて「(廃墟となった)イリュジオンランド争奪戦」が始まる、争奪戦の最中、関係者の1人が串刺しで発見され…犯行のギミックに廃遊園地の観覧車やジェットコースター、キャラクターのぬいぐるみなどが使われるので、なかなか新鮮で面白かった。

2022/01/04

本を開くといきなり遊園地の園内マップ。これでココロを掴まれた(笑)このマップがあるおかげで園内の様子が容易に想像できで非常に良かった。話の流れもテンポよく、一気に読み切るのに丁度いい感じ。

2022/01/03

一言で言うと｢難しい｣(笑) まず、登場人物の名前が馴染みないので覚えにくい上にたくさんいる。閉鎖的な村に遊園地を建てる計画から生まれた悲劇。冴えないコンビニ店員(廃墟好き)の主人公の、冴え渡る考察ありき。いろいろ難しいのだ。金田一少年の事件簿っぽい内容。私のようにおバカさん向けではないミステリーである。

2022/01/02

ミステリーとしては秀作。伏線の回収も無理無駄がない。ただ、十嶋の位置づけが曖昧かなと感じた。
登場人物の名前が難し過ぎで、ストーリーに集中出来なかった。

2022/01/01

銃乱射事件のため廃墟とかした遊園地イリュジオンランド。廃墟コレクターの資産家が誰も足を踏み入れることはなかったが20年振りに開放されることに！招かれた人々を待っていたのは「このイリュジオンランドは、宝を見つけたものに譲る」というワンピースのロジャーの名言的な伝言！？宝って具体的には何？？探してるうちに連続殺人起きたんですけど的な廃墟トレジャーミステリー作品！ﾄﾞﾝ

探偵並みの洞察力は基本コンビニで学んだだと？！探偵としてはハイスペックな個性だらけの廃墟オタコンビニ店員が主人公！

銃乱射事件の真相は？？資産家の目的は？？宝とは？？殺人の犯人は？その目的は？？って感じで謎だらけの本格ミステリーやし展開もどんどん進みテーマパークを楽しんでるうちにもう1日経ってるやん！みたいな感じで時間も忘れて一気読みできる良作！

2021/12/28

題名、表紙絵、園内マップ…、本格好きをいきなりぎゅっと掴みます。読み進めるにつれ、マスコットが可愛くない！名前が読みにくい！（途中でようやく名前自体が記号だと気付く）、コンビニ店員何者？などいろいろぐるぐるしますが、殺人が起こるころにはひたすらページをめくっていました。廃遊園地という場所の設定がどれほど魅力的なことか思い知らされます。正直特別凄い何かがあるわけではなく、想像がつくものもあるのですが、丁寧な伏線と回収、過去の事件との絡みまでとても楽しみました。まだ気になることもあり、続編が出たら嬉しいです。