廃遊園地の殺人 の商品レビュー

斜線堂有紀(著者)

2024/08/30

廃墟となった遊園地を舞台に起こる殺人事件
そこは、過去に銃乱射事件が起こった遊園地
この廃遊園地が巨大な密室となったクローズドサークル

設定は面白いと感じたものの、ちょっとハマらなかったです
登場人物の関係性が分かりにくかったし、最終的に主人公は何者なのかもちょっとシックリこなかった…

2024/08/03

密室ってことで、条件反射的に手に取った一冊。殺人の動機も方法も、きっちり回収されてて、ハズレではないけど、まず登場人物の名前が難読。動機はロジカルだけど、人間関係がややこしすぎて、ちょっと最後は整理するのにスムーズさを欠いたところが星四つ止まりの要因かな。

2024/07/29

わりと面白くて一気に読んだけど、登場人物の名前が難しく、覚えるのに時間がかかった。
けれど、主人公の秘密が明らかになった時の、その事件ついては今回の事件と関係なく説明されてなかったので、意外性がなく疑問が残るだけだった。
細かい所が所々解明されてなかったりしている…。

2024/06/14

…ん？と思う所が多くて集中できなかった。

初っ端から主人公が知らないはずの女性の名前が地の文で呼ばれていて、そのあとは自己紹介するまで「女性」か「彼女」となっていたので単なる校正ミス？

４人目に撃たれた女性について数人で話すシーンでも、なんだか言ってる内容がおかしい。
他３人は関係者、彼女はイレギュラーなんですと言いながらリゾート誘致の立役者だと言う。
銃撃犯は反対派なんだから、率先して誘致に動いていた村人は一番憎いのでは。

ハルと晴乃を誤認させようとする台詞は無理があると思ったし、主人公の故郷じゃなかったというなら、あれ？味覚異常の件は？

登場人物の名前がとにかく読みにくい。

コンビニ店員であることが随分強調されてた気がするけど、何も意味なかったように思う。
ただホットスナック、もうチーズ極めたのに更にまた上が出るのは何故なんだ、だけ「確かにw」

本を開いて、イリュジオンランドの園内マップついてて「おお！本当にありそう！」ってワクワクしたのになあ。

2024/06/04

タイトルと表紙が気に入って読み始める。廃墟をベースにしたストーリーは初めてでした。 推理は良いと思いますが全体的に読みにくく、展開も重く感じました

2024/05/21

始まり方、ワクワクしました！付録？この地図を使って考えたり確認しながら読み深めるのかなって。思いきや、これなくても読めるわとなり…。うん、廃遊園地の怖さが、もっと出てたら良かったかな。続きそうな感じだけど、続編は出るのかな？

2024/05/20

クローズドサークルには、遊園地だとさすがに広すぎた。

クローズドサークル特有の緊張感が感じられない。遊園地だと隠れ放題だもんね。
やっぱりクローズドサークルは館くらいの狭さがちょうどいいのかもしれない。

遊園地のMAPを見たときはワクワクしたけど、廃墟とか夜の遊園地ならではの不気味さは感じられなかった。

登場人物に魅力ある人がいない。
すごい嫌な奴とか面白い人とか変な人とか、特徴のある人がいない。みんな真面目すぎる。それが理由でなかなか感情移入できない。
没入感が感じられないので、いつもはあまり感じたことのない「長いな…」と思ってしまった。

『あなたへの挑戦状』で斜線堂さんの話が面白かったのに、この本は自分には合わなかったようで残念だった。
Audibleにて。

2024/04/28

廃墟と化した遊園地を舞台でクローズドサークルがおきまして、事件を巡って犯人は誰か？トリックは？真相が明かされた時は、ビックリしまして非常に面白かったです。

2024/04/21

巻頭に付いている園内パンフレットにもうワクワクが止まらない
遊園地が舞台のミステリーはなかなかないし、クローズドサークルにしては広すぎる空間というのが新鮮でした。ストーリーも程よく深みがあり、人名が難読なのを除けば読みやすい読みやすい１冊でした

2024/03/31

凄惨な事件が起こったために正式オープンを待たず閉園した幻の遊園地。そこに集められたのは廃墟マニアと遊園地にゆかりのある人物たち。
地上の楽園となるはずだった遊園地と、かつてその地にあった閉鎖的な過疎集落、引き起こされた悲劇の裏にある真実とは？

朽ち果ててゆく廃墟で暗躍する殺人犯と、集められた人々の本当の目的が絡み合い、濃霧の中手探りで宝探しをしている気分に。
主人公となる廃墟マニアの素性も不明で、わからないことだらけですが、事件のヒントはちゃんと載っていたようです。
廃園した遊園地に、不気味な着ぐるみ、閉じ込められた男女、というシチュエーションはスプラッタ映画のようなパニック物を連想させますが、(たしかに犯行は残忍ではあるものの)グロテスクな表現ばかりが誇張されているわけではありません。
ちゃんとミステリーがあり、動機があり、素人探偵がトリックを解いてくれます。
登場人物(特に主人公)の掘り下げが浅く感じて星は3つですが、程よいホラーも感じられる読みやすいミステリーだと思います。