廃遊園地の殺人 の商品レビュー

斜線堂有紀(著者)

2021/12/20

期待しすぎていたせいか、終わり方にちょっと残念な気持ちがあった。登場人物たちの魅力が活かしきれていないような、何だか物足りなさを感じてしまう瞬間が多々あった。主人公の背景について取ってつけて急いで辻褄合わせをしたような感じたのでもっと深く掘り下げてほしかった。

2021/12/19

廃墟マニアのコンビニ店員、フリーターの主人公「眞上」が謎を解くミステリー

ある事件で廃業し朽ちた遊園地に、現所有者から招かれた曰くありげなゲストたち
あくまでも廃墟を楽しむ眞上だが、殺人事件が起きる

主人公の個性が新鮮
巻頭にリアルな遊園地マップが綴じ込まれた面白い作品です

2021/12/15

話のテンポが良く読みやすかったのと主人公がコンビニで色んな事を説明するところなどのそれぞれの特徴的な言動が面白かった。

2021/12/14

スピード感があるストーリーだったが登場人物の名前が分かりにくいから、何度も主要人物の紹介を見直しながら読んだ

2021/12/14

プレオープン中におきた銃乱射事件のため廃園に追い込まれた遊園地。時を経てそこに集められた人々。そしてまた殺人が………ってもうこの設定だけですでに面白そうな気配。
一気読み。面白かった！今まで読んだ斜線堂有紀作品の中で1番好き。

2021/12/13

開くとすぐにテーマパークで必ずもらえるマップ付きパンフレットが登場、これは手の込んだ作りになっている。中盤までテンポ良く面白く読んだが、最後の謎解きが複雑だったのと、動機があまりはまらなかったので、星3つにした。でも廃墟マニアの眞上くんの過去とかもっと知りたくなったので続編期待！

2021/12/13

過去の陰惨な事件のせいで廃園となった遊園地を舞台にした、連続殺人事件。設定は魅力的だし、探偵役周りのキャラは悪くないのだが、過去と現在どちらも中途半端な感じがする。被害者たちのキャラが薄いというか。2時間ドラマのよう。

2021/12/10

廃遊園地の所有者に「宝探し」に招かれるゲスト達。そこで起こる殺人。

パンフレットが挟まってるのが面白い。紙の本のこういう遊び大好き。
相変わらず設定が面白い。状況設定とかも凝ってた。
読み込んでいないと細かい伏線を忘れる。
探偵役も良かったんだけど、解決編が唐突過ぎてびっくりした。（いや面白かったけども。）

2021/12/08

特殊設定なしミステリー、珍しいかもと思いつつ読みました。斜線堂有紀の話はロジックが他の人と違う空間にある感じ、尖っているのとも違う特別感と映像化されたらどんな感じ？という画的な表現が面白くて読んでいます。
今回は状況設定がいきなりピンから始まる感が良かったです。廃遊園地に招待された曰く付きそうな面々。主人公が常にコンビニ目線で背景を推理するのがネタっぽくて面白かったです。あと、色んな小説ネタがちょこっとあったのとかも。
他の人の感想でも多かったけど、著者の作品は名前が難しいのが多くて、本作もせっかく日本人名なのに覚えにくくて辛いです。今回背景とか考えて推理しながら読んだので、名前覚えられないのがますます面倒でした。
最後の謎解きからあとが良かっただけに、少し読み足りなさを感じました。

2021/12/07

最初の殺人が始まるまでが少し長かったかな？
と思いつつ、殺人事件が起きてからはそんなこと気にならないくらいにのめり込みました。

探偵役である眞上くんがまたどんな場面でも落ち着いているのが個人的にとても良かったです。
物語が始まってからの謎だった十嶋庵の正体が最後まで霞のかかったままと言うのも色々と考えられて楽しいです。

眞上くんの過去に起きた事件と言うの名の過去編を出してくれると(もちろん過去編じゃなく続編でも)嬉しいなぁと思いつつ読了。