常識のない喫茶店 の商品レビュー
本を読んで久しぶりに吹き出して笑いました。接客業のバイトをしたことがある身としては、痛快でスタンディングオベーションを送りたい。一方で喫茶店、マスター夫妻、お仕事、同僚、いいお客さんを大切に思っていて、優しさや思いやりを注いでいるのが切実に伝わってくる。
Posted by
めっちゃ良い。プロローグからもう良い。 自分もバイトが接客業だからこのマインド参考にしたいし、好かれる良いお客さんにもなりたいと思えた。 喫茶店巡りしたくなってきた
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読んでてすごく元気が出た。 客を出禁にしていい、客と喧嘩していい、失礼なことをされたり言われた時に怒ってもいい、それが従業員に認められている素敵なお店が創作の世界ではなく実際に存在していることが知れて嬉しかった。勿論個人経営のお店だからこその柔軟さだと思うけれど。 接客業は楽しいけれど、若い女性として見られる人間にとって、客から嫌がらせしてもいい相手として見られて舐められる悲しさや悔しさがどうしてもある。従業員同士で笑い飛ばしたりネタに出来たりしてもどうしても削れるものは削れるので、ちゃんと自分や他の人のために戦える環境があるのがすごくいいと思った。
Posted by
今は違うものの、若い頃に接客業をしていたので、共感と爆笑で読みました。困ったお客に毅然と対応しつつも、一緒に働く仲間や愛すべき常連さん、そして恐らく常連ではなくとも愛すべきお客さんに対して向けられる優しい眼差しや心遣い。読んでいて、笑ったり、怒ったり、優しい気持ちにさせてもらった...
今は違うものの、若い頃に接客業をしていたので、共感と爆笑で読みました。困ったお客に毅然と対応しつつも、一緒に働く仲間や愛すべき常連さん、そして恐らく常連ではなくとも愛すべきお客さんに対して向けられる優しい眼差しや心遣い。読んでいて、笑ったり、怒ったり、優しい気持ちにさせてもらったり、しんみりしたり、感情豊かにさせてもらえました。良い本だったなぁ。
Posted by
たまにお邪魔する珈琲店に、この本が置いてあった。こだわりのある店主が選んだ本らしく、とある個人経営の喫茶店で働く著者が見たり、思ったり、実際にやっちゃったりしたことが、軽快なリズムで書かれている。 常識のない喫茶店と題されているが、常識のない店よりも常識のない客の数の方が、...
たまにお邪魔する珈琲店に、この本が置いてあった。こだわりのある店主が選んだ本らしく、とある個人経営の喫茶店で働く著者が見たり、思ったり、実際にやっちゃったりしたことが、軽快なリズムで書かれている。 常識のない喫茶店と題されているが、常識のない店よりも常識のない客の数の方が、はるかに多いだろうと思われるエピソードがてんこ盛りだった。 しかも、中年以上の男性客による、女性店員へのセクハラ視線、セクハラ発言に関する案件の多さにため息しか出てこない。 オレ様的なマウントとりたがるだけのオヤジなんて、滅びてしまえと叫びたい思いでいっばいになった。 だからこそ、オーナーの強い思いに支えられて、店員としての主張をきちんと客に伝える姿が爽快だし、痛快だった。そして、ほんの少し「自分もこうあれたらな」と、出来ない自分を重ねてみた。 著者も最初からこうであったわけではない。それは、少しずつ積み重ねて来たものだが、積み重ねられる時間をこの喫茶店が与えてくれたのだ。 どこにあるのか分からないが、一度、客としてお邪魔してみたいものだ。
Posted by
良くできた作り話が大好きなので、めったにノンフィクションやエッセイは読まない方なのだが、どこかで見た紹介記事がアタマの隅に引っかかっていたのか、たまたま予約の本を取りに行った図書館で平置き展示されていたのが目に入ってしまい、うっかり借りてしまった。 そんなつもりもなかったのだ...
良くできた作り話が大好きなので、めったにノンフィクションやエッセイは読まない方なのだが、どこかで見た紹介記事がアタマの隅に引っかかっていたのか、たまたま予約の本を取りに行った図書館で平置き展示されていたのが目に入ってしまい、うっかり借りてしまった。 そんなつもりもなかったのだが、直後に体調を崩してしまい、ようやく少ぉし回復した際に、まだ難しいものを読む気力はないけれどこれくらいならと思い出したのが本書だった。 自分も接客業をしていたことがあったので「お客様は神様ではない。対等な取引相手だ」と思っているし、昨今の勘違い野郎のカスハラ事案には憤りも感じる。 お客とケンカしてもいい、働く人を嫌な気持ちにさせる客は出禁にしてもいい喫茶店で働く著者のにぎやかな日々は、読んでいて楽しく爽快でもあった。 共感したり笑ったりするだけでなく、我が身を振り返って、自分が嫌な客になっていないことを確認しとかないと。
Posted by
痛快と一言で言ってしまえるかもしれないけど、言いたくない。あまりにお客様は神様としてあつかうお店や、一律のマニュアルに沿って対応するお店がとても多くて気持ちが悪い社会に、こんな人たちがいることは光みたい。もっと仕事中に仕事をサボってほしいし、わたしも疲れたらサボりたいんだよ 好...
痛快と一言で言ってしまえるかもしれないけど、言いたくない。あまりにお客様は神様としてあつかうお店や、一律のマニュアルに沿って対応するお店がとても多くて気持ちが悪い社会に、こんな人たちがいることは光みたい。もっと仕事中に仕事をサボってほしいし、わたしも疲れたらサボりたいんだよ 好きな段落 "この世の中は狂っている。悔しいがそれは事実だ。でも、だからなんだ。何の主張もせず、狂った奴らの言いなりになって働くのか。店員だから格下なのか。お客様だから何をしてもいいのか。若い女だからなめられても仕方ないのか。わたしは日々考え続けた。小さな喫茶店で働きながら、色んなことを自問自答した。間違っていることを間違っていると言えない弱さは、のちに自分を苦しめることとなる。どんな相手でも対等であること、嫌な気持ちに素直になること。そういう当たり前のことをやっと思い出せたから、「常識のない」人たちを出禁にし続けることができた。店にだって、お客さんを選ぶ権利はある。罵倒されても、言い返されても、わたしたちは黙らない。"
Posted by
こんな素敵な喫茶店が近くにあったらいいな、と思う。失礼な客のあるある話は、自分もそんな目にあったと思い出した。強くない私はやられっぱなしだが、店員さんのように言い返せるようになりたいよ。
Posted by
●なぜ気になったか 常識がない=あるべき道からはずれている。どんなはずれ具合をしている喫茶店なのか、そして、そこではどんなことが起きるのか、なんかとてもおもしろそうなので読んでみたい ●読了感想 考えたことや情景の描写が読む人を選ぶかもだが、僕には相性があいとても楽しめた。店や...
●なぜ気になったか 常識がない=あるべき道からはずれている。どんなはずれ具合をしている喫茶店なのか、そして、そこではどんなことが起きるのか、なんかとてもおもしろそうなので読んでみたい ●読了感想 考えたことや情景の描写が読む人を選ぶかもだが、僕には相性があいとても楽しめた。店や人のエピソードも面白かったが、共感できる著者の考えがとくに好みで、それが読めるかもの別著を読みたい #常識のない喫茶店 #僕のマリ 21/9/15出版 #読書好きな人と繋がりたい #読書 #本好き https://amzn.to/3lp28F0
Posted by
声に出して笑いながら読みました。 すっごく爽快。こんな喫茶店、近所にあったら私ならすごく通っちゃうな〜、いいなーって思います。 著者が女性なので、女性目線ということもありすごく共感できるところが多いし、逆に私はバイトは喫茶店ではなかったのでみんなと仲良く話しながら仕事できる空間っ...
声に出して笑いながら読みました。 すっごく爽快。こんな喫茶店、近所にあったら私ならすごく通っちゃうな〜、いいなーって思います。 著者が女性なので、女性目線ということもありすごく共感できるところが多いし、逆に私はバイトは喫茶店ではなかったのでみんなと仲良く話しながら仕事できる空間ってほんと素敵だなあって思いました。 今までは月一ぐらいで喫茶店行ってたけど、今度からもう少し頻度増やして巡ってみようかな。
Posted by