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常識のない喫茶店 の商品レビュー

4

135件のお客様レビュー

  1. 5つ

    39

  2. 4つ

    50

  3. 3つ

    28

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    1

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2024/09/06

ずっと気になっていたけど、私が行く本屋にはあまり置いてなくて、先日やっと巡り会えた本。 私も接客業をやっていますが、理不尽なことを言ってくる人が、これがまぁけっこういるんです! だからって、「ムカつく」とか「何言ってんの!」とか言うわけにはいかないし。 この作品に出てくる「常...

ずっと気になっていたけど、私が行く本屋にはあまり置いてなくて、先日やっと巡り会えた本。 私も接客業をやっていますが、理不尽なことを言ってくる人が、これがまぁけっこういるんです! だからって、「ムカつく」とか「何言ってんの!」とか言うわけにはいかないし。 この作品に出てくる「常識のない喫茶店」は、その名の通り世間の常識は通用しない。働いている者がルールである。お客様と喧嘩をすることもあれば、出禁にすることもある。 そんな喫茶店でのエピソードを読んでいると、自分にはとても真似できないけど、失礼なお客様に対して、自分の代わりに言ってくれているような気持ちになり、スカッとします! 「働いている人に失礼な態度をとる人や、迷惑をかける人は、お客様でもなんでもない。」という言葉に頭が取れるんじゃないかというくらい頷いてしまいました!花丸をつけたい◎ 少しずつ"カスハラ"という言葉は浸透してきているものの、カスハラ対策はまだまだかな?と思います。 お客様にあだ名をつけるのは接客業あるあるなんでしょうか?うちもです(笑) また、お客様が持ち込んだゴミを帰り際に「忘れ物です」と渡して、「あ、いらないんで」と言われても「うちもいらないですよ」と言って断ったり、笑える珍エピソードが満載です(笑) 実際なかなか珍しい喫茶店だと思うし、どうなんだ?と思う部分もないわけではないです。 でも働いている人が楽しくいられ、そんな喫茶店を愛して通ってくれるお客様もいる。こういうお店もあっても楽しいんじゃないかな〜! 接客業の経験があって、お客様の理不尽な言動に悩んだことがある方には特におすすめです!

Posted byブクログ

2024/09/01

選書サービスでこの本を知りました。 仕事に悩んでいた時期です。 内容はとても賛否両論ある作品だと思う。 でも私個人には共感と安心感を齎してくれた本です。 仕事を断り切れない優柔不断な自分、他人から見たら大したことない事を考え過ぎる自分、相手の発言にいちいちちゃんと傷付く自分にと...

選書サービスでこの本を知りました。 仕事に悩んでいた時期です。 内容はとても賛否両論ある作品だと思う。 でも私個人には共感と安心感を齎してくれた本です。 仕事を断り切れない優柔不断な自分、他人から見たら大したことない事を考え過ぎる自分、相手の発言にいちいちちゃんと傷付く自分にとって、こんな働き方もあって良いのだと、新しい考えとして知ることが出来て良かった。 また思い出した時に読みたい本。

Posted byブクログ

2024/08/14

2024.8.14 嫌いなお客さんにはズバズバ注意してもいいというルールの喫茶店。 賛否両論ありそうだけど、こういうお店があってもいいんじゃないかなと思った。 実際に働いている店員目線、面白かった。 “不快な出来事に声を上げることで、自分を大切にすることを学んだ。多くの人と関わ...

2024.8.14 嫌いなお客さんにはズバズバ注意してもいいというルールの喫茶店。 賛否両論ありそうだけど、こういうお店があってもいいんじゃないかなと思った。 実際に働いている店員目線、面白かった。 “不快な出来事に声を上げることで、自分を大切にすることを学んだ。多くの人と関わり合ううちに、色んなやさしさのかたちを知った。自分を殺さずに、自由に生きていいという当たり前のことを、わたしたちは本当によく忘れてしまう。だからわたしは書いた。出禁にするだけじゃ足りないから、この場をお借りして、声を大にして、ただの喫茶店員の立場で物申している。このおかしな世の中が、少しでもよくなりますようにという願いを込めて書いている。人生はどう転ぶかわからないから、わたしもそのうちこの店を辞めるときがくるだろう。それでも、この店で働いた日々のことを思えば、自分らしく、強く生きていける気がする。そう思わせてくれた場所に出会えた奇跡を噛みしめている。”

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2024/06/22

おもしろーい♪こんな喫茶店行きたい♪ 筆者の他の作品も読みましたが、こちらがピカイチ面白かったです。

Posted byブクログ

2024/07/10

本全体で1つの物語ってわけではなく、いろんなお客様や出来事の総集編でした。 一つ一つのエピソードがおもしろくて、思わず笑っちゃうことも。 私も初心者だが接客業なので共感することも多く、うちの店ではできないけど読んだだけでスカッとすることができました。 そうなんだよね、働いて...

本全体で1つの物語ってわけではなく、いろんなお客様や出来事の総集編でした。 一つ一つのエピソードがおもしろくて、思わず笑っちゃうことも。 私も初心者だが接客業なので共感することも多く、うちの店ではできないけど読んだだけでスカッとすることができました。 そうなんだよね、働いてる方も人間なんだよね。

Posted byブクログ

2024/06/19

あんな風になりたくないじゃなくて、あんな風になりたいを見つけて行く方がきっと接客業は楽しい。 そして自分の糧にもなるはず。 笑えて、共感できて、明日からの自分の接客への向き合い方を考えるきっかけになりました。 この本に出逢えてよかった!人生で初めてそう思ったかもしれません。

Posted byブクログ

2024/06/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【店員とお客さんの関係再考】 ユニークな喫茶店マスターの下で働く著者の体験記。 飲食店で働かれたことある方は、共感する部分が多々あるのではと思います。 といっても、はじめは実話と思えず小説で読み進めてしまいました。 著者は、新卒で入った営業の職場で、体を壊し、2年弱で退職。 この喫茶店はたまたま募集のポスターが貼ってあるのを見て、電話し、採用されたそうです。 こんなユニークな喫茶店で働き始め、 著者は気づいたら5年経っていた、というぐらい、 とても楽しく勤務されていて、本当にここが見つかって良かったと勝手ながら思いました。 読者としても私も恩恵を受けている。感謝です。 ・・・ 常識はない、でも良識はある、と著者が断言するこの喫茶店の理念は、 「働いている人が嫌な気持ちになる人はお客様ではない」。 自分を貫き通す狂人的なマスターの下、 店員もお客さんも対等な関係であること、が徹底されています。 なので、 失礼なお客さんとは喧嘩してもいい。 出禁も頻発していそうな、 常連さんにはとことんユニークな名前が付けられ、 そんな愉快で潔いお店の雰囲気が伝わってきました。 ・・・ 著者の批判する、店員に強いられる低頭平身、必要以上の謝罪、 女性だからということでお客さんから軽んじられたり、なめられたり、セクハラ同等の言動、 これらに対する著者の違和感は、多くの方が感じられているに違いないと思います。 最近カスハラはニュースでもよく取り上げられていますが、 何で今まで放置されてきたのだろう、というぐらい、 意味不明な慣習に見えてきます。 この本では 店員からしたお客さんの見え方がとてもリアルで、 あらためて視点を移して自分を客観視することの大事さも感じました。 「喫茶店で好かれている人は、きっとどこのお店でも大事にされていると思う。」 知らない人の前でどのような態度をとるか、意識の違いが大きく出てくるところだなーと思いました。 ・・・ 他に印象的だったのは、 人とのやり取りを通して、心が動いていること。 一つ目に同僚とのおしゃべり。 普段も楽しまれているみたいですが、コロナ期間中で人との接触の多くが経たれる中はとくに、 著者は同僚とのに助けられたといったことが書かれています。 私も、同僚に会いに行くために出勤する、といったような経験があり、とても共感しました。 お客さんの差し入れは喫茶店ではあるんですね、知りませんでした。 さらに、お客さんとのやりとり。 バイトなどだと特に単純作業で、機械的に働くという印象があるので、 お客さんとの対応も、業務的、ロボット的なやり取りになりがちなのでは、と思っていましたが、 人としてつながり、優しさや感謝を受け取り合っているところが印象的でした。 __喫茶店で働く傍らで、こうやって執筆の仕事をしている。言葉を扱う仕事だから、言葉 が怖い。何を伝えるにしても、言い方ひとつで傷つけたり、誤解を生んだりすることがあ る。でも、言葉ひとつで誰かに寄り添うことだってできる。「ありがとう」「大変だった ね」という一言で心が和むたび、その可能性を強く感じるのだ。とにかく話をすること 相手を知ること。マスターがいつも 「仕事中のおしやベりは自由」 と言っている理由は、 こういうことなのかもしれないと最近気づき始めた。 ・・・ 一般的な店員の常識を崩すことで、 お客さんの人間としての常識、マナーが問われていて、 大変興味深く読むことができました。

Posted byブクログ

2024/06/11

業種こそ違えど同じ接客業、、、 「わかる~」とその悩みに思わず拍手したり、客とは到底呼べない 呼びたくないお店に来るかなりパンチの効いた人間と対峙する、こちらもパンチの効いた従業員の皆様方とのやり合いに、親近感湧きつつ腹抱えて笑ってみたり、、、 この本を読み終えてテンションが上...

業種こそ違えど同じ接客業、、、 「わかる~」とその悩みに思わず拍手したり、客とは到底呼べない 呼びたくないお店に来るかなりパンチの効いた人間と対峙する、こちらもパンチの効いた従業員の皆様方とのやり合いに、親近感湧きつつ腹抱えて笑ってみたり、、、 この本を読み終えてテンションが上がりきった状態で、仕事辞めます宣言が出来た。 心がぶっ壊れる前に、この店で働けるくらい少しでも優しくあれる様に、ちょっとでもより良い方向に進み出せるきっかけをくれた、素敵な読書体験でございました。

Posted byブクログ

2024/06/03

なんか色々刺さる。 筆者は実際に喫茶店でウェイトレスをしながら、作家業も行っている。 喫茶店のマスターのモットーは「やさしい人しか雇わない」こと。そして、「働いている人が嫌な気持ちになる人はお客様ではない」。不快な客は遠慮なく「出禁」にする。 そんな店に来る曲者の客が繰り出す...

なんか色々刺さる。 筆者は実際に喫茶店でウェイトレスをしながら、作家業も行っている。 喫茶店のマスターのモットーは「やさしい人しか雇わない」こと。そして、「働いている人が嫌な気持ちになる人はお客様ではない」。不快な客は遠慮なく「出禁」にする。 そんな店に来る曲者の客が繰り出す非常識な言動や、それと対する個性的な店員たちについて書いているエッセイ集。 サービス業に携わる人もまた、誰かの大切な人であり、人(客も店員も)は他人から大切にされるとうれしいのだ、それがやさしさというものなのだというシンプルな事実を繰り返し表現していると思う。 心地のいい場所を守るためには戦うことも必要なんだということがとても新鮮に響いた。

Posted byブクログ

2024/06/02

スカッとしたわ おかしな奴に頭下げる必要ないよねー 来んでええわ 行きたくないって感想も見たけど、 普通の人には普通の喫茶店だと思う

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