ひとりぼっちのソユーズ(下) の商品レビュー
圧倒的読後感とはこのことか…!と感動いたしました。 ユーリヤとスプートニクのやり取りが全て優しくて、お互いがお互いの人生において絶対に欠けてはならない1ピースなんだと思うと愛だ恋だという言葉では片付けてならない関係性のように思います。 上巻は世界観についていくのに苦戦しましたが、...
圧倒的読後感とはこのことか…!と感動いたしました。 ユーリヤとスプートニクのやり取りが全て優しくて、お互いがお互いの人生において絶対に欠けてはならない1ピースなんだと思うと愛だ恋だという言葉では片付けてならない関係性のように思います。 上巻は世界観についていくのに苦戦しましたが、下巻ともなるとかなり慣れたものでスラスラと読むことが出来ました。 これから先、月を見上げる度この物語を思い出すのだと思います。
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上、下巻と共に面白かった。 最初はあんまりSF感のない宇宙ラブストーリーだったが最後が壮大すぎてびっくりした。 好きな人の為に何千年も同じことずっと繰り返すとかすごいと思った。 それを何周も、ずーっとするのは流石にファンタジーだなと思った。 内容はすごく面白くて、自分自身宇宙や宇宙エレベーターに興味を持った。 大事な言葉は一度しか言わないから素敵なんだなぁ。
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最初のユーリアとスプートニクの完全無欠の恋愛小説に、まずは心をぐわっっとつかまれ、それでもこのあとこのボリュームをどうやって展開していくのだろう、と少し不安になりつつ読み続けていった、ところが! ユーリアの次に現れた月の姫、ソーネチカとの長い物語、そしてそこから始まるもっと長い長いユーリアを求め続ける旅。繰り返される過去、その度に悪化していく現状、心身ともに疲弊するスプートニク。そしてすべてをあきらめようと決めてからの、希望の光。そうか、すべてはここにたどり着くための序章だったのか、と震える心。 自分を、そして誰かを信じきることの困難さと、そのために必要とされる努力。どちらか一方だけでは成り立たない、その尊さ。 出会う前から始まっていた二人の関係。二人の心が一つになるその時がたとえ一瞬であったとしてもたどりつける場所があるなら、きっとその一瞬のためにどれだけの「無駄」な時間を費やしたとしても後悔はしないのだろう。 ここまで強く思い合える人と出会えるなんて、ある意味最高の幸せなのかもしれない。
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