medium[メディウム] の商品レビュー

相沢沙呼(著者)

2021/10/20

このところ、暫く遠ざかっていたミステリーを立て続けに手に取っている。ミステリーは謎解き要素もあるが、何より魅力的な謎解き役や探偵が出てくるものだから、謎が解けずとも、トリックが分からずとも、探偵が魅力的であれば一冊の本として楽しめるのがいいところだと再認識。
読み始めたときから、題名と視点が合わないなと思っていたところ、どうやら裏がありそうだ…とはなったものの、全てがここに繋がるとは。題名がここで回収されるのかという気持ちだった。翡翠自身も善と悪の表裏がかなり危うく感じるが、シリーズが続いて内面にもっと踏み込むことができる、助手役が現れたときに翡翠がどうなるのか見てみたいものである。

2021/10/19

すごいの一言しか出てこない！
詳しくは書かないし書けないけど、翡翠ちゃんすげーッッ。
２度は読みたいと思った。

2021/10/18

霊を感じることができる霊媒の美しい女性と、何度か警察にも協力しているミステリ作家が活躍する物語です。

見事に騙されました！彼らが巻き込まれる連続殺人事件の結末はどうなるのかドキドキでしたが、全てが明かされる最終章で度肝を抜かれました……予想が見事に覆りました。
ちょっと切なさが残るラストでした。解決編の時の彼女は、やっぱり強がるために仮面をかぶっていたのかなと思います。

2021/10/17

完全に騙された！
思いもよらぬ展開に意表を突かれました。
とにかく難しい漢字が多くて…漢字辞典のアプリをインストールして、調べながら読みました(^_^;)

2021/10/17

あえて内容や感想は書きません。
ただ一言、文字通り全てが伏線でした。
ぜひ最低２回は読んでください。

2021/10/16

やられた。
己がいかに浅はかな男か思い知らされた。
途中までは星ふたつかね、これのどこがミステリランキング５冠達成やねんとバカにしていた己が惨め。

2021/10/14

ミステリ賞を総なめにするだけのことはある、ということでしょうか…すごぃ。

ハードカバーが出たときに話題になり、ミステリ賞を続々と獲得しているのを横目に、すごい小説なんだろうなぁと思っていました。読むタイミングを逸して、文庫化を機に読みました。

さすがに面白い作品でした。最後の種明かしはまさに圧巻。ひれ伏したくなる、ゾクゾクとする被虐感さえ感じました。城塚翡翠の今後の活躍に期待です。

2021/10/14

久々にミステリー小説を読みましたが、あまりの面白さに読み進める手を止めることができませんでした。

犯人が誰か予想しながら読み進めていくのではなく、霊媒の少女の力によって初めに犯人がわかっていて、そこに至るまでの論理を楽しむというところが斬新で面白かったですね。

そして、最後のどんでん返しに次ぐどんでん返しには驚きました。
論理による霊媒のタネ明かしはあまりに天才的すぎて若干無理のある部分もありますが、軽やかに語られる口調と勢いで最後まで楽しむことができました。

2021/10/14

霊媒を主軸に置いた探偵モノでとても楽しめました。

そして最後に明かされる、それまでの全てを覆す真実に驚愕しました。

そこまでは本当に文句の付け所がないくらい素晴らしい作品でした。

が、最後のネタバラシがあまりにも長すぎて真実を知った衝撃がどんどん薄れていってしまいました。

疾走感と衝撃を持ったまま最後まで駆け抜けて欲しかったと思ってしまいました。

それに、最後のシーンはちょくちょくメタ発言が出てきて没入感を阻害しているし、妙に読者を煽ってくるので少し不快感がありました。

ただし、それらのシーンはちゃんと意味があるし、必要な要素ではあるので仕方がない部分はあると思います。

2021/10/13

犯人については予想通りだったので驚きはなかった。霊媒が嘘ってことはちょっとびっくり。女子高生殺人のときに、霊が未来予測することにおかしいなとは思ったけど、全部が演技だったとは。そして最後のモノローグがなかったら、城塚さんの印象悪いまま終わってたかも笑
とはいえ、期待したほどでは無かったかなあ〜。
過程が分からず恋愛が作り物ぽく感じたのと、最終話の推理も少し無理があるように感じてしまった。続編は良いかな(；・∀・)