ほろよい読書 の商品レビュー
前から読みたかった短編集。 私はお酒はほとんど飲まないけれど、お酒にスイーツにおつまみに…食欲を掻き立てられる描写が多く、久しぶりにお酒を飲みたくなったし、お腹も空いた。笑 織守きょうやさんの「ショコラと秘密は彼女に香る」と坂井希久子さんの「初恋ソーダ」が特に好きだった。 でも醸...
前から読みたかった短編集。 私はお酒はほとんど飲まないけれど、お酒にスイーツにおつまみに…食欲を掻き立てられる描写が多く、久しぶりにお酒を飲みたくなったし、お腹も空いた。笑 織守きょうやさんの「ショコラと秘密は彼女に香る」と坂井希久子さんの「初恋ソーダ」が特に好きだった。 でも醸造学科も興味深かったし、定食屋「雑」にも行ってみたくなったし(このお店の料理も食べてみたい!!)、手作りカクテルも試してみたくなった。 全体的にとても好きな短編集だった。 続編も楽しみ。 ✎︎____________ 叶わない恋でも、想い続けていること自体は悪いことではない。 想っているだけなら、誰のことも傷つけない。 紳士も淑女も、服装よりもその在りようだ。 残念でした。家庭を持つことが、女の人生のすべてではないのです。
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ほろ酔い気分で楽しめる作品でした! 思わず、夜更かししてしまいそう… お酒の飲み方や関わり方で ほんと人間性って出てくるものだなって。
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初恋ソーダとbarきりんぐみが好きでした。 最近のご時世に沿った内容は、身近に感じやすくて、共感しやすいです。
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「お酒」という1つのテーマをとっても、こんなにいろんな視点からの物語が生み出せるのかと感動しました。 私はお酒をほぼ飲まないので、この本に出てくる方々に共感できるかと言われれば、そうではないけど、一人でも誰かと一緒でも、お酒を嗜んだり、お酒をつくったり、という楽しみはステキだと思...
「お酒」という1つのテーマをとっても、こんなにいろんな視点からの物語が生み出せるのかと感動しました。 私はお酒をほぼ飲まないので、この本に出てくる方々に共感できるかと言われれば、そうではないけど、一人でも誰かと一緒でも、お酒を嗜んだり、お酒をつくったり、という楽しみはステキだと思いました。 お酒好きな方には、特に『bar きりんぐみ』のお話はとってもワクワクするのではないでしょうか。今すぐお酒作って飲みたい!という気持ちになると思います。 日本酒好きの方なら、『醸造学科の宇一くん』も良いかと。醸造のことが詳しく書いてあります。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ミステリ続きで疲れているときに一休み。笑 短編だし、内容もライトでさくっと読める。 仕事が終わって、お酒を飲みながらゆっくり読む読書って感じ。お酒飲めないけど。 お酒って好きで飲んで、飲むことでストレスとか 疲れとかを忘れるイメージがあったけど 酒造の家に生まれたら お酒を飲むことに義務?を感じて 楽しくお酒を飲めないのかもしれない。 それでも、その葛藤を経て 楽しいお酒の飲み方や、自分の家で造るお酒の素晴らしさに 気付けたらお酒の味も変わるんだろうな。 何を飲むかも勿論だけど誰と飲むかが大事らしい。
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これは全て大吉の短編集。 特に織守きょうやさんと柚木麻子さんのお話がその場の匂いまで想起されるような名作でした。 お酒というテーマの企画もよし! もちろん2作目もおかわりします。
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アンソロジーなので、それぞれのお酒の良さ、お話の良さが楽しめる。 ほろ酔い、のちょうど良さ。 最初と最後の話が好みだった。
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なんだこれ!ほとんどの作品がめっちゃ好みだった。読んだことがないどころか初めて目にする名前の作家さんの物語もすごい好き。途中でなんとなく察しがついた最初の話も、そうだろうなぁと思いつつ読む手は止まらず。久々にこんなに爽やかな短編小説集を読んだなぁ。
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短編集。 お気に入りはいちばん最初の「ショコラと秘密は彼女に香る」読後の爽やかさ◎ 「醸造学科の宇一くん」も良かった!小春の大学生活はどうなるのか、将来桜庭家の酒造は分かれたままなのか、色々気になる、続きが読みたい一作。 「barきりんぐみ」も!バーテンダーの自己評価と他己評価の...
短編集。 お気に入りはいちばん最初の「ショコラと秘密は彼女に香る」読後の爽やかさ◎ 「醸造学科の宇一くん」も良かった!小春の大学生活はどうなるのか、将来桜庭家の酒造は分かれたままなのか、色々気になる、続きが読みたい一作。 「barきりんぐみ」も!バーテンダーの自己評価と他己評価のズレが面白い。大塚さんのキャラの意外性も好き。
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今回の金沢〜氷見〜富山の旅のお供。 「ショコラと秘密は彼女に宿る」我が家のおばあちゃんも好きなウイスキーボンボンの纏わる短編。最後のどんでん返しで納得。ちょっとビターなチョコにお酒が入ったボンボンは、大人の味なんだよね。 「初恋ソーダ」結婚せず働く主人公が、出産後補助的なことしか...
今回の金沢〜氷見〜富山の旅のお供。 「ショコラと秘密は彼女に宿る」我が家のおばあちゃんも好きなウイスキーボンボンの纏わる短編。最後のどんでん返しで納得。ちょっとビターなチョコにお酒が入ったボンボンは、大人の味なんだよね。 「初恋ソーダ」結婚せず働く主人公が、出産後補助的なことしかさせてもらえない友達と仕事をするとサクサク進むことが嬉しいが、一緒に飲みに行くと帰らざる得ない感じとか、でも一人で色々な果実酒を作って飲むことに至福の幸せ感じたり、飲み屋に行って、ちょっと言い寄られることに幸せ感じるけど、無神経に大事な果実酒飲むおじさんには冷めてく感じ、どれも納得。 「醸造学科の宇一くん」日本酒には、いろんな製法や味があって、どれも美味しい!分かれたつくり酒屋が一つになるといいな。 「定食屋「雑」」結婚したての頃、味噌汁の味から、喧嘩して、お互いの好みの妥協点を見つけたことを思い出す。食べ方や飲み方の好みって、育ちの影響が大きいが、新しい家庭で、新たな流儀を作ればよい。離婚届を出して家出した旦那の通う定食で、働き始めた主人公が、店の砂糖味のタレから、味醂味に変えるように。 「bar きりんぐみ」想像を超えた設定の話だが、カクテルを家で作って飲みたくなる。
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