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見知らぬ人 の商品レビュー

3.6

58件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    24

  3. 3つ

    17

  4. 2つ

    8

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2022/03/27

海外ミステリーとイギリスの文化歴史にどっぷり浸れる良作! 犯人が忍び寄る描写に慄けっ #見知らぬ人 イギリスの中等学校で英語教師をしている主人公は、かつての作家の文学を研究をしていた。そんな日常の中、同僚である教師が殺害されしまい、主人公にも嫌疑がかけられる。刑事は解決に奔走す...

海外ミステリーとイギリスの文化歴史にどっぷり浸れる良作! 犯人が忍び寄る描写に慄けっ #見知らぬ人 イギリスの中等学校で英語教師をしている主人公は、かつての作家の文学を研究をしていた。そんな日常の中、同僚である教師が殺害されしまい、主人公にも嫌疑がかけられる。刑事は解決に奔走するがさらなる殺人が発生。研究していた文学作品に見立てられた殺害方法だった… いやー重厚な作品でした。これぞ海外ミステリーですね。 序盤はイギリスの歴史、情景、趣をたっぷり感じさせてくれる描写が進み、中盤からやっと徐々に事件が動き始める。中終盤の犬のくだりあたりから、ぐいぐい事件が動いてきます。そして真相がちらちら顔を見せ始める感じが超怖いっ 犯人と動機はなかなか強烈なもので、正直与えられた情報だけでは見抜くのは、ちと厳しい。ただ真相は魂に響く内容なので、ミステリーとしても予想以上の出来でした。 なんといっても本作の良さは、国内ミステリーでは感じることができない荘厳さ。 海外ミステリー独特の表現だったり、読み手の知識不足によって若干読みづらいのは否めないが、決してつまらないわけではない。いや、むしろ海外の文化に触れられるので楽しいです。これを感じるためだけでも、読む価値があります。ただ読みごたえは、覚悟してください。 続編もあるようですので、翻訳されたらチャレンジしたいと思います! おすすめですっ

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2022/03/16

表紙に引っ張られてるってのもあるけど、ずっとなんか暗い 視点が変わるたびに時系列が行って戻ってするのがちょっとめんどくさいかも? 作中作がオチも含めてゾクゾクする出来で、全体の評価に+1個。

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2022/07/25

イギリスの学校の英語教師が殺された。同僚のクレアは、かつて学校がその住まいであったホラー小説家の研究をしながらその学校で教員をしている。やがて、第2の殺人が起こる。どちらもホラー小説家の小説と同じ方法で。 クレアの視点と捜査に当たっている女性警官ハービンダー、クレアの娘のジョー...

イギリスの学校の英語教師が殺された。同僚のクレアは、かつて学校がその住まいであったホラー小説家の研究をしながらその学校で教員をしている。やがて、第2の殺人が起こる。どちらもホラー小説家の小説と同じ方法で。 クレアの視点と捜査に当たっている女性警官ハービンダー、クレアの娘のジョージーの視点からストーリーが進む。中盤以降、話はどんどん進む。最後に真犯人が知らされ、クレアとジョージーの命が心配になったところで一挙に結末に向かっていく。 ホラー小説家の作品の題名が「見知らぬ人」で、作中作として出てくる。こういう書き方が最近の流行りなのか?

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2022/02/18

作中作の見立て殺人ミステリー。パートごとに視点が変わり、間にうち一人の日記と怪奇小説「見知らぬ人」が挟まれる。情報量が多い割には読みやすいのは流石と言える。 全体的に靄がかった感じが怪しくて良。続編があるみたいなので、翻訳希望!

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2022/01/30

設定、構成、キャラクターもよく出来ていて、なかなか面白かった。犯人と犯人の動機はちょっと弱かった気はするが。 ハービンダー・カーに興味津々。続編にもハービンダーは出てくるらしいので、ちょっと読んでみたい。

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2022/01/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

古典小説の見立て連続殺人が起き被害者の同僚の美人教師とその娘、そして事件を調べる女刑事の3人の視点からそれぞれ事件について語られ少しずつ物語が展開していく。古典と現代のSNS社会が調和してて◎犯人もわたしは全然予想と違ってて後半楽しめた

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2022/01/19

作家ホランドの邸宅が現在は学校の校舎になっている。学校関係者が連続で殺害される。本作品は、主に三人の女性の視点で語られる。刑事と関係者のやりとりや娘の行動が異なる視点で語られることで作中の出来事を読者だけが事実を理解できる。この構造が楽しい。でも、事実を理解したところで、犯人が分...

作家ホランドの邸宅が現在は学校の校舎になっている。学校関係者が連続で殺害される。本作品は、主に三人の女性の視点で語られる。刑事と関係者のやりとりや娘の行動が異なる視点で語られることで作中の出来事を読者だけが事実を理解できる。この構造が楽しい。でも、事実を理解したところで、犯人が分かるわけでもないのだが、いや、分かるつもりでいたのだが、ものの見事に意外な犯人に驚かされた。犯人が分かってからは、過去の事実の裏に隠されたものが非常におそろしく、身震いした。500ページ超の長い作品であるが、意外にすらすらと読める。

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2022/01/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

イングランド、ウェスト・サセックスの中等学校タルガース校で英語教員として働くクレア。 中間休みの期間に自身の研究対象、R・M・ホランドの『見知らぬ人』を題材に大人向けの創作クラスを開催している折、同じ英語科の同僚であり親友のエラの死の悲報が届く。 死体の傍らには『見知らぬ人』のキラーワード”地獄はからだ”のメモが。 R・M・ホランドは架空の作家。 『見知らぬ人』はいわゆる作中作。 その不気味な作中作を効果的に章間に挟みつつ、クレア、娘のジョージー、事件の捜査担当でタルガース校出身の警察官ハービンダーの3人の視点で語られていく物語。 事件自体は複雑性や怪奇性は少なく、どちらかというと単純なものだが、キラーワードの使い方、3人の視点の絶妙な時間軸のオーバーラップ、時に挟まれるクレアの日記など、進行がとにかく巧みで引きつけられる。 作品としての完成度が高く、小説として大いに楽しめる一冊。

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2022/01/03

確かに ビックリしました。 犯人はわからなかった。 でも、主役の女性が 何か 苦手で。。 登場人物たちからも まあまあ嫌われているので 作者も 意図して 描いているのでしょうが どうしても、共感できず。 なので ハラハラドキドキも 少なめでした。 共感って 大切ですね...

確かに ビックリしました。 犯人はわからなかった。 でも、主役の女性が 何か 苦手で。。 登場人物たちからも まあまあ嫌われているので 作者も 意図して 描いているのでしょうが どうしても、共感できず。 なので ハラハラドキドキも 少なめでした。 共感って 大切ですね。

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2022/01/03

前半が間延びしていたので評価3だけど、後半はスラスラ読めた。前半2、後半4の評価。 怪しい人が多すぎて、最後ええっ⁈ってなるけど、考えてみたらそうだなぁと腑に落ちる感じ。架空の小説家と架空の小説が出てくるんだけど、適度におどろおどろしさが出て、まああっても良いかなというところ。最...

前半が間延びしていたので評価3だけど、後半はスラスラ読めた。前半2、後半4の評価。 怪しい人が多すぎて、最後ええっ⁈ってなるけど、考えてみたらそうだなぁと腑に落ちる感じ。架空の小説家と架空の小説が出てくるんだけど、適度におどろおどろしさが出て、まああっても良いかなというところ。最初の方は意味不明だったけど。イギリスのミステリーって感じの暗い感じは好き。

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