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百花 の商品レビュー

3.6

158件のお客様レビュー

  1. 5つ

    25

  2. 4つ

    56

  3. 3つ

    54

  4. 2つ

    10

  5. 1つ

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2024/02/03

半分の花火 覚えることよりも忘れることの方が多くなっていく中で、その手が及ばないのは記憶ではなく経験だった 多分だけど、半分の花火を思い出す日々だったんじゃないかな

Posted byブクログ

2024/02/01
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アルツハイマー型認知症。 抗えない時間の流れ。 忘れてしまうということ。 向き合うということ。 登場人物の誰にも感情移入ができず。 長い時の流れの出来事を淡々と書いているのみ。

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2024/01/24

映画を観てから読みました。映画では分からなかったことを補うように読み進めました。記憶を失う母親と記憶を取り戻す息子。一輪の花と百花。タイトルの意味が最後の最後に分かりました。

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2023/12/29

菅田将暉さん主演の映画にて 静かなストーリーだが、誰しもが経験する中でいろいろな想いと共にラストは温かいものが残った作品だった

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2023/12/15
  • ネタバレ

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読了後、タイトルにやられた、、。 人間は記憶でできてるって最近すごく思う。新しい事を覚えては昔の使わない記憶忘れていくよね。色んな意味で重なるところがあったし共感した。 解説も良かった。認知症ってそんな風に捉えられるんだな。

Posted byブクログ

2023/12/04

映画公開をきっかけに手に取った1冊。 “徐々に忘れていく”って認知症ってすぐに思った。 だから 認知症がどのように描かれているのか気になった。 驚くぐらい忠実に 認知症の症状や生活が描かれていて 認知症の患者さんをケアしている身としては ご家族の葛藤とか苦労が犇々と伝わって...

映画公開をきっかけに手に取った1冊。 “徐々に忘れていく”って認知症ってすぐに思った。 だから 認知症がどのように描かれているのか気になった。 驚くぐらい忠実に 認知症の症状や生活が描かれていて 認知症の患者さんをケアしている身としては ご家族の葛藤とか苦労が犇々と伝わってきた。 認知症って忘れていく病気だけど 何から忘れていくのかや 進行スピードは個人差がある。 誰が悪いとかではないし 症状とどう向き合っていくかが大事。 それを理解してても 毎日何度も同じことを繰り返してると いい加減にしてよって思うこともある。 だけど そのイライラをぶつけても 何の解決にもならないし 本人も周りもどんどん辛くなるだけ。 むしろ認知症の方を不安にさせて その不安が怒りとかに変って 誰にも良いことがない。 分かってるんだけど辛くなる。 最後に 半分の花火が見たい の本当のことが分かったとき 誰もが笑顔でいられる場所で過ごせたら どんだけいいだろうと思った。 正解はないけど みんなが笑顔になれるように 出来ることから頑張ろう!!

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2023/12/03

映画を観ているような色鮮やかな表現で、薄暗さや肌寒さも感じるほど。 自分でも意外なくらい感情移入した。未知な生命が宿った不安、自分に課された役割から逃れられない不安、大切なものを忘れていく現実を自覚する不安…。シンママと息子の愛情物語かと思ったら、女のもがきとかもあって、深かった...

映画を観ているような色鮮やかな表現で、薄暗さや肌寒さも感じるほど。 自分でも意外なくらい感情移入した。未知な生命が宿った不安、自分に課された役割から逃れられない不安、大切なものを忘れていく現実を自覚する不安…。シンママと息子の愛情物語かと思ったら、女のもがきとかもあって、深かった。 自分の記憶に最後まで残るのは、どんなことかなぁと、考えさせられる。

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2023/11/17
  • ネタバレ

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泣きすぎてしまった。 とても優しくてお互いに愛しみ合っている親子という印象だっただけに、ふたりの空白の一年が衝撃だった。 結局いざという時には、愛する男よりも子どもの顔が浮かぶんだなとも思った。

Posted byブクログ

2023/11/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

母と息子。アルツハイマーの母の介護。息子の泉が中学生の時に突然居なくなった母。一年後に帰宅し何事も無かったかのように振る舞う母。空白の一年を埋めるべく母の日記を読んで理解しようとする息子。日記…読まれたくないよね。記憶がなくなる前に処分しなくてはいけないものの筆頭だね。日記と手紙は。結局母を責めたり問い詰めたりということも無く、でも理解したいという気持ちが母の日記を読むという行為に結びついたのかなと。「失っていくということが大人になるということなのかもしれない」「人間は体じゃなくて記憶でできている」という言葉が印象的だった。ただ阪神大震災のところ、あの日冬の夜明け前で、停電して真っ暗だった中、外歩ける状態では無かったのではないかと思いました。そこだけ気になりすぎた。

Posted byブクログ

2023/11/08

毎日だんだんと 記憶を失っていく母とそれを見守る息子 その人生背景には 母子家庭で、母、息子たった2人で生きてきたこと。 空白の1年があったこと。 その空白の1年は、なかったことにして 再生した家族だったことがあった。 なのに、どこまでも母思いの息子に 胸が苦しくなる。 散らかっ...

毎日だんだんと 記憶を失っていく母とそれを見守る息子 その人生背景には 母子家庭で、母、息子たった2人で生きてきたこと。 空白の1年があったこと。 その空白の1年は、なかったことにして 再生した家族だったことがあった。 なのに、どこまでも母思いの息子に 胸が苦しくなる。 散らかった部屋から出てきた メモ書き。 忘れたくなくて書き留めていたメモ書きに 「息子の名前は泉 甘い卵焼き ハヤシライスが好き」 と書いてあった。 親子という因縁が苦しくもあり、でも どこまでいっても母の愛を求め、 最後は、こどものようになっていく母を 母のように守る愛 苦しくも綺麗な重い愛の話

Posted byブクログ