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invert[インヴァート] の商品レビュー

3.8

451件のお客様レビュー

  1. 5つ

    103

  2. 4つ

    189

  3. 3つ

    109

  4. 2つ

    24

  5. 1つ

    5

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2021/07/25

前作で城塚翡翠の正体が読者は分かっているので、どう展開していくのかが楽しみでした。ドジっ子翡翠に扮している時の喋り方が本当にイラッとするんですけどね。最後の話はさすがの翡翠も苦戦してるのかとまんまと騙されましたが、全てお見通しだったところが流石だな〜。まだまだ続編が期待できそうで...

前作で城塚翡翠の正体が読者は分かっているので、どう展開していくのかが楽しみでした。ドジっ子翡翠に扮している時の喋り方が本当にイラッとするんですけどね。最後の話はさすがの翡翠も苦戦してるのかとまんまと騙されましたが、全てお見通しだったところが流石だな〜。まだまだ続編が期待できそうですね。

Posted byブクログ

2021/07/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

昼間に再放送される古畑任三郎をせっせと見ていたところ、お勧めされた一冊。medium(前作)は読まずに本作から手をつけたシリーズだが、それでも十分楽しめた。 倒叙ミステリーというジャンルの名前も知るきっかけに。 1話目はエンジニアの話、2話目は学校の先生の話で、ロジックを積み上げて静かに解いていく感じだったが、3話目は動きもあり、読み手も「そうきたか!」と騙されるような驚きがあり、かなり刺激的なエピソードだった。 何よりも、小説だから楽しめる話だった。なぜかというのは…本作の1番大事なところに触れてしまうのでお楽しみ ちょうど3話目で行き詰まり始めた頃、若干のダレを感じていたところに差し込まれてきた翡翠と真のやりとりに、思わずハッとされられた。大変メタ的な意味を含んだシーンで、彼らの会話に見えて私たちへのメッセージにも読み取れた。魅力ある倒叙ミステリーは「わかりやすさ」に毒されてしまった現代人には、実はとてもよい処方箋なのではないだろうか。 「推理小説においても、読者にとって論理は蔑ろにされるもののようなきがします。たいていの人たちは、ぼんやりと犯人が分かればいいと思っているんです。//本当に大事なのは、犯人を特定するに至る創造性あふれる論理ですよ。その論理を構築するのは、人間にしか為し得ないことなのです…//普通の人は忙しなさに疲れ、老いて感性を劣化させていき、わかりやすさを求めるのが賢い生き物なのだと学んでしまう。//せめて真ちゃんだけは、考えることを放棄しないでいてもらいたいものです」

Posted byブクログ

2021/07/20

いやあ・・・ 今回も面白かった 前作を読んでたからこそ、どっから仕掛けてんだろ?って思いながら読んでしまって、でもわからなくて、ずっと退屈しなかった そして今回も最後はまんまとヤラれました しかしこれを先に読んで前作を読む事になっちゃう人は不幸だな笑

Posted byブクログ

2021/07/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

Mediumの次作と聞いてワクワクして買いに行ったinvert。いや表紙がかわいいなんじゃこりゃ。 伏線回収とか全体的に精密だったのはmedium。それでも本作は城塚翡翠のキャラクターが生きているからどんでん返しとか関係なく面白かった。 前作では本性がわかるまでに時間がかかったので、本作では彼女のキャラクターを掘り下げてお茶目さや信念が垣間見えたところが特に良かった。 期待値がとんでもなく高かったにもかかわらず、次作として相応しい作品だった。 変態殺人シスコンクソ野郎はやっぱりレベチだったんだな。

Posted byブクログ

2021/07/19

前作より凄く私好み。 前作は終盤までの序奏が長すぎてダレちゃったけど、今作はあざといターンが小刻みなので、最後まで読み易かった あと、終盤のタイトル回収お見事でした。

Posted byブクログ

2021/07/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短編集的な感じで、どんでん返しは無し。 mediumの続編のような風体だが、mediumの方が面白いかな。 今回は刑事コロンボの様に犯人視点で絵描く。 ・IT企業の社長が、天才プログラマに殺された事件。プログラマはバクFixをアリバイにするが、事前に仕込んでいたバグ ・小学校教師が元用務員の盗撮魔を殺した事件。シャボン玉溶液に混ぜた砂糖を被害者がふんでいた事により、殺害場所が教室と判明 ・元刑事の探偵が犯人。ペラペラと犯人しか知り得ない情報を話したり行動したりするが物証が出なくて難航した

Posted byブクログ

2021/07/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

やられた。 倒叙ミステリーの3本立てという事で、前作の衝撃を超えるのは流石に難しいだろうから毛色を変えてきたのかなぁなんて思いながら2本目まで読み終えた。 無論その2本も倒叙物として面白かったし、前作で翡翠の正体を知った身としては、あざとい仕草一つ一つにこの女ほんとマジで…と思いながら読み進めるのも楽しみの一つだった。 ただ、前作で上がりきった期待値からすると少し肩透かしを食らった気分でもあった。 ところが3本目「信用ならない目撃者」で、前2本がこの3本目の為の仕込みだったという事を思い知らされた。 「Invert」に「信用ならない目撃者」 本当にやられた。 見事な倒叙推理小説だった。

Posted byブクログ

2021/07/18

国内ミステリー小説賞5冠を達成したヒット作の続編。タイトルから「今回は倒叙で行きます」と高らかに宣言し、とある台詞では推理小説ファンに挑戦状を投げかける真っ向勝負な姿勢が気持ちいい。刊行のタイミングが古畑任三郎オマージュのような形になったのも(田村正和さんがお亡くなりになったから...

国内ミステリー小説賞5冠を達成したヒット作の続編。タイトルから「今回は倒叙で行きます」と高らかに宣言し、とある台詞では推理小説ファンに挑戦状を投げかける真っ向勝負な姿勢が気持ちいい。刊行のタイミングが古畑任三郎オマージュのような形になったのも(田村正和さんがお亡くなりになったからなので無邪気には喜べないが)不思議な縁を感じる。安いフレーズになってしまうが「映像化不可能」な『信用ならない目撃者』が出色。

Posted byブクログ

2021/07/18

倒叙もののミステリ。 綿密な計画により実行された殺人事件。 アリバイも計画も完璧だったはずが・・・。 犯人たちのもとに、霊媒探偵城塚翡翠が現れます。 ITエンジニア、小学校教師、探偵は、翡翠から逃れることができるのか。 ぜひシリーズ化していただきたい作品です。 素晴らしい!

Posted byブクログ

2021/09/21

前作からの期待を裏切らない一冊。 犯人も犯行方法も動機もわかっていて、城塚翡翠が一瞬で見つけ、推理したことをどうやって誰にでもわかるようにするか、まさに、「探偵の推理を推理する」 描写一つ一つが計算し尽くされてる。 映像がない本という形だからこその面白さがあると思った。

Posted byブクログ