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たまごの旅人 の商品レビュー

3.7

131件のお客様レビュー

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2022/05/29

お仕事もの。 コロナ禍で行けなくなった海外のことを夢想しながら旅行会社でツアーコンダクターをするヒロインの奮闘を読む。 憧れだけではできない責任ある仕事に真面目に向き合い頑張っているところに新型コロナの蔓延。 この先どうるするかどうなるのか。 また元の生活に戻れるのかな、と考えな...

お仕事もの。 コロナ禍で行けなくなった海外のことを夢想しながら旅行会社でツアーコンダクターをするヒロインの奮闘を読む。 憧れだけではできない責任ある仕事に真面目に向き合い頑張っているところに新型コロナの蔓延。 この先どうるするかどうなるのか。 また元の生活に戻れるのかな、と考えながら読了。 働きながら私生活も両立させるのが難しい仕事だなぁ。 基本的に派遣だそうで。行く先々でお世話になった人たちは元気にしているだろうかとも考えてしまう。

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2022/05/22

旅行添乗員になったばかりの堀田遥が『アイスランド7日間』『クロアチア、スロベニア9日間』『パリとイル・ド・フランス7日間』『西安、北京6日間』を体験し、観光地や食事を紹介していく話。アイスランドへ行ってオーロラ見てみたい、スロベニアのリュブリャナへ行ってみたい、と好奇心がそそられ...

旅行添乗員になったばかりの堀田遥が『アイスランド7日間』『クロアチア、スロベニア9日間』『パリとイル・ド・フランス7日間』『西安、北京6日間』を体験し、観光地や食事を紹介していく話。アイスランドへ行ってオーロラ見てみたい、スロベニアのリュブリャナへ行ってみたい、と好奇心がそそられる。最後にコロナ禍での添乗員がどうなっているかも記されていて、心が砕かれてしまいそうになる。

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2022/05/21

念願かなって、海外旅行の添乗員になった遙。アイスランド、スロベニア、パリ、西安で、ツアー参加者それぞれの特別な瞬間に寄り添う。ところが2020年、予想外の事態が-。『Webジェイ・ノベル』掲載を単行本化。 コロナ禍まで書いていると思わなかったのでびっくり。

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2022/04/29

お仕事成長物語ですね。 久しぶりに近藤さんの作品に出会いました。相変わらず優しい読みやすい文章で、にもかかわらず深みのある人間模様に触れました。 旅行添乗員に憧れて、夢をかなえて仕事につくことが出来た遥のデビュー旅行から物語は始まる。奇しくも起因になった憧れの添乗員と同じ旅行先と...

お仕事成長物語ですね。 久しぶりに近藤さんの作品に出会いました。相変わらず優しい読みやすい文章で、にもかかわらず深みのある人間模様に触れました。 旅行添乗員に憧れて、夢をかなえて仕事につくことが出来た遥のデビュー旅行から物語は始まる。奇しくも起因になった憧れの添乗員と同じ旅行先となり、ピンチを切り抜ける手助けも受ける。 「添乗員は卵のようなもの」との憧れの添乗員の言葉に感銘を受けて成長していくが…。 近藤さんも海外旅行は良くされるようなので、ヒントを受けて作品に結実出来たのかもしれませんね! 面白く一気読みしました。

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2022/04/20

何故か今まで 手に取る事の無かった作家さん。 他の著書はわかりませんが これは読みやすく面白かったです。観光地の描写がとても良くて 知らない所は イメージを膨らませて読んで 読み終わったあと ネットで検索して実際の写真を見ました。 主人公に思わず 頑張って とエールを送りたくなり...

何故か今まで 手に取る事の無かった作家さん。 他の著書はわかりませんが これは読みやすく面白かったです。観光地の描写がとても良くて 知らない所は イメージを膨らませて読んで 読み終わったあと ネットで検索して実際の写真を見ました。 主人公に思わず 頑張って とエールを送りたくなりました。

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2022/04/15

新米の旅行添乗員の旅先でのエピソード。ツアー客の相手をしながら、様々起こるトラブルや難題・謎に、思い悩みながらも前向きに向き合って解決を目指していく、清々しく気持ちよく読める一冊。主に海外、しかもスロベニア、クロアチア、アイスランドなどあまり馴染みのない国々が中心となっているのが...

新米の旅行添乗員の旅先でのエピソード。ツアー客の相手をしながら、様々起こるトラブルや難題・謎に、思い悩みながらも前向きに向き合って解決を目指していく、清々しく気持ちよく読める一冊。主に海外、しかもスロベニア、クロアチア、アイスランドなどあまり馴染みのない国々が中心となっているのが良い。 とんと旅行にも行けないこの頃ですが、街並みの情景、おいしそうな料理の数々と雰囲気だけでも楽しみましょう。この添乗員のたまごさんも、最終編はコロナ禍で仕事がなくなっての沖縄編、でも最後はさすがの一手でにんまりです。

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2022/04/09

コロナ禍で海外旅行から遠ざかっているので、主人公が添乗員の話で興味があった。短編連作の作中でコロナ禍に突入して休職状態のリアルな添乗員の生活。作中の海外旅行に添乗してもらってるときは、こんなにいろいろ考えているのだと知ったこともあった。会えない友人の添乗員も仕事上の苦境もあるだろ...

コロナ禍で海外旅行から遠ざかっているので、主人公が添乗員の話で興味があった。短編連作の作中でコロナ禍に突入して休職状態のリアルな添乗員の生活。作中の海外旅行に添乗してもらってるときは、こんなにいろいろ考えているのだと知ったこともあった。会えない友人の添乗員も仕事上の苦境もあるだろうと思う。この作者の作品は初めて読んだ。TVでドラマ化されたシェフの作品の作者という認識だったがほかの作品も読んでみたい。

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2022/04/01

海外旅行の新人添乗員さんのお話。クセのあるお客様の対応に苦慮している様子が気の毒でもあり、面白くもあり、サクサク読み進められた。ツアーの観光地もそれぞれ素敵なので、行ってみたいと思った。

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2022/03/28

3/27 前から近藤史恵さんの本が好きだったから、この本を手に取ってみた。 主人公が先輩から言われた言葉、 「私たち添乗員はたまごから世界を見てる」。 のちに主人公は、そのたまごにヒビを入れながら私たちはその異国とつながろうとしていると解釈する。 周りにこんな人いるよねーと、客観...

3/27 前から近藤史恵さんの本が好きだったから、この本を手に取ってみた。 主人公が先輩から言われた言葉、 「私たち添乗員はたまごから世界を見てる」。 のちに主人公は、そのたまごにヒビを入れながら私たちはその異国とつながろうとしていると解釈する。 周りにこんな人いるよねーと、客観的視点から見ることで、自分の日々の振る舞いはどうかと考えさせてくれる本だった。

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2022/03/27

海外旅行の新人添乗員として働く遥。 アイスランド、スロベキア、フランス、中国と様々なハプニングがありながらも、添乗員としての経験を積む遥だったが、2020年新型コロナウイルスが遥を襲う・・・ 正直旅行が好きというだけで添乗員になった遥に対しては、「甘い」の一言に尽きる。 雨具の準...

海外旅行の新人添乗員として働く遥。 アイスランド、スロベキア、フランス、中国と様々なハプニングがありながらも、添乗員としての経験を積む遥だったが、2020年新型コロナウイルスが遥を襲う・・・ 正直旅行が好きというだけで添乗員になった遥に対しては、「甘い」の一言に尽きる。 雨具の準備をしない、ロストバッゲージなど旅のトラブルなどいちいち落ち込んでいても始まらない。 お客様の文句にいちいち落ち込んでいても、仕事は務まらない。 自分が旅をした時に、いい添乗員さんに出会えて、憧れた言うけれど、添乗員は「旅」ではなく、「人」が好きでないと続けられない仕事である。 もし、この本を読んで、憧れる人がいたら、そこは理解してもらいたいと思った。 遥のような気持ちで添乗員になって、挫折していった若い子たちをたくさん見て来たから、このような作品のいい面だけを見ないで欲しいと思う。 そして、観光に携わると言うことは景気に左右されると言うこと。景気が悪くなったり、コロナのようなパンデミックが起きれば、あっという間に仕事がなくなる。 人々が平和で幸せでないと、観光は成り立たない。 遥と違い、観光の仕事に見切りを付けた自分が言う立場ではないかもしれないが、やはり、世界情勢も含めて、早く日常に戻り、世界中の人々がいろいろな世界を巡り、笑顔になれる日が来ることを、今はただ祈るしかない。 今の状況を考えれば、雨具のお金を出し渋るお客さんも、やたら自分の娘を卑下する父親も全然平和と思える。 文章自体はライトタッチだし、2時間もあれば読み終えてしまうような内容だけど、読み終えた後に、「もう1st Tripには戻れないかもしれない」と思うと、心が痛くなる。

Posted byブクログ