たまごの旅人 の商品レビュー
添乗員さん、お疲れ様です。人間観察したかったら、ツアーに参加するっていいかもと思いました。旅って人間性が出るって言いますからね。 また以前のように海外旅行も身近なものになりますように。
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どんな仕事も大変なんだな。好きで就いた添乗員の仕事。添乗員さんはお客様の要望に答える?!どんなツアーにも変わった人がいるんだな。コロナ禍で仕事がなくなり、遥は実家を飛び出すように沖縄へ。派遣で卑屈になってしまうのも納得。エッセンスワーカーへの感謝の気持ちも忘れずに。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「その場その場で仕事を頑張って、失敗しながらでも続けて行けたら、きっとそれは向いている仕事なんだよ。」 好きなことを仕事にするということは、好きなことの中に痛みや後悔が降り積もることなのだ。好きなことを、好きなだけではいられないということなのだ。 仕事がなくなってしまったのは、わたしが失敗したからではない。こんな状況は誰も予想していなかった。明日が見えないことに苦しんでいるのはわたしなのに、なぜ、この上、責められなければならないのだろうか。
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搭乗員さんのお話。 海外に行きたいなーという気持ちにさせてもらった。 特に、スロベニア!ほとんど知らない国なのに、このお話を読んで魅力的に感じた!
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近藤史恵さんの他の作品も好きで購入しました。 共感できる言葉が多く、仕事に悩んでいる女性に読んでほしい1冊です。
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世界中を巡ってた頃を思い出す… 添乗員さんたちはみんなよく頑張ってたな〜 いや、嫌なやつや変な奴もいたけど。 旅に出たくなった。 私は楽だからツアーの方が好き!
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新米添乗員のトラベルトラブル奮闘記…だったのは途中まで。最後は新型コロナの世知辛い世相を反映した沖縄でのバイトからのオンライン旅行。 旅で出てくる困ったさんは中高年が悪目立ち。コロナから解き放たれたい私は、最後に沈む。
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「好きなことを仕事にするということは、好きなことの中に痛みや後悔が降り積もることなのだ。」 「自分は殻に包まれた卵で、転がって、ヒビだらけになりながら旅を続けている。殻の外の世界には本当に関わることはできない。…でも、ヒビが入らなきゃ、外に飛び出すこともできないのではないだろう...
「好きなことを仕事にするということは、好きなことの中に痛みや後悔が降り積もることなのだ。」 「自分は殻に包まれた卵で、転がって、ヒビだらけになりながら旅を続けている。殻の外の世界には本当に関わることはできない。…でも、ヒビが入らなきゃ、外に飛び出すこともできないのではないだろうか。関わることはできなくても、わたしの殻にヒビを入れたのは、間違いなく外の世界だ。」 新人海外旅行添乗員の遥と共にめぐる全5話の連鎖短編集。 遥は自分が本当に旅行が好きなのかわからないまま、世界のいろいろな所に行きたいという思いで、薄給の契約社員として添乗員をしている。 自分はこの仕事に合ってないんじゃないか、この仕事は旅が好きな人がつく仕事ではなく、人が好きな人がつくべき仕事ではないだろうかなどと悩み、時に傷つきながら、時に仕事とはいえ訪れた未知の場所の素敵さに励まされたりと必死に添乗員の仕事をこなす。 まさに「たまごの旅人」だ。 アイスランドに行ったり、スロベニアに行ったり。 遥が訪れたこともないような、名前すら知らなかった国にツアー客を連れて行く。 ただ連れて行けばいいというものではない。 現地の見所など、入念な下調べをしたうえで、ツアー客同士のトラブルの対処まで、添乗員の仕事は多岐にわたる。体力ももちろんいる。 遥の奮闘を通して、そんな添乗員の仕事や彼女が訪れ案内する国々について知れるのもこの物語の醍醐味だが、それだけではない。 遥の事情やツアー客それぞれのエピソードを通して、私たちが日々モヤモヤしたりつい考えてしまうあれこれについて、改めて考えたり気付かされたり。 遥とともに、読んでいるこちらもいろいろなことについて考えさせられる。 それでいてとても読みやすい。 全5話だが、どれも甲乙つけがたく、どのエピソードもなんだか染みるのだ。どれが一番好きとは決められず、どの話もよき、とだけ。 個人的な事情でなかなか旅行に行けていなかったが(海外には一度だけ行ったことがある)、コロナになってからますます難しくなった。国内ですらも。 そんな中で、ああ旅行に行きたいな。未知の世界に足を踏み出して、自分の思いもしなかったことにぶち当たって感動したい。 そう思わせてくれる物語だった。 最後に備忘録がてら各話のタイトルを。 1.たまごの旅人 2.ドラゴンの見る夢 3.パリ症候群 4.北京の椅子 5.沖縄のキツネ
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新米添乗員 アイスランドやパリを旅する。 旅物語を読むと、やっぱり旅はいいなぁと思う。 特に、海外。 文化の違いを感じ、言葉がわからない中で 試行錯誤 楽しいよねー、旅に出たいと思った。
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お仕事小説と一言では片付けられない、とても素敵なお話。コロナ禍で旅行に行くこともままならない現状を踏まえつつ、海外の素敵すぎる描写もとても楽しめたし、添乗員として獅子奮迅する主人公と一緒にハラハラドキドキ。どうしてあえて派遣社員なのかと思ったけれどこれは最終章への布石だったのね。...
お仕事小説と一言では片付けられない、とても素敵なお話。コロナ禍で旅行に行くこともままならない現状を踏まえつつ、海外の素敵すぎる描写もとても楽しめたし、添乗員として獅子奮迅する主人公と一緒にハラハラドキドキ。どうしてあえて派遣社員なのかと思ったけれどこれは最終章への布石だったのね。卑屈にならないで自分に出来ることを見つけるのはとても難しい。時には人とも距離をおきたくもなる。常にハツラツとしていることは出来なくても、心の休養をとりながら地道に努力するする姿に胸が熱くなった。このままもう少し彼女を追いかけてみたいし、友人の千雪編も読んでみたい。
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