1,800円以上の注文で送料無料

幕末維新英傑伝 の商品レビュー

5

2件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/02/18

幕末維新期に活躍し、その生き方や思想が後世に影響を与えた英傑たち。しかしその偉大な思想も、目まぐるしい時代の変化と民衆の勢いにのみこまれていきます。改めて、日本の大変革の時であったと感じさせられます。

Posted byブクログ

2021/08/30

これぞ紀伝体の魅力。読者の幕末維新期の知識を総整理するに最適の一冊。 幕末維新の英傑たち。司馬遼太郎の小説だったり日本史の教科書だったり、多分日本史に興味ある方の大多数は戦国時代かこの幕末維新期が主たるターゲットだろう。個々の読者が持つ歴史に名を遺した偉人たち、それぞれが果たし...

これぞ紀伝体の魅力。読者の幕末維新期の知識を総整理するに最適の一冊。 幕末維新の英傑たち。司馬遼太郎の小説だったり日本史の教科書だったり、多分日本史に興味ある方の大多数は戦国時代かこの幕末維新期が主たるターゲットだろう。個々の読者が持つ歴史に名を遺した偉人たち、それぞれが果たした役割を本書から再確認することができる。 個人的には幕末維新のいくつかの謎。 一つ、あれだけ尊皇攘夷を謳いながら樹立された新政府の開国政策はスムーズに行われたか。 一つ、あれだけ強固だった徳川幕府が九二議会したか。 一つ、明治新政府に起用された旧幕臣たち。保守的な幕府でなぜ実力のある幕吏が育成されていたか。 そんな疑問が本書を読み一つにつながったように思う。 お寺の鐘には多くのイボと一つのヘソがあるという。撞木がうまくヘソを捉えると全てのヘソが共鳴し鐘が響くという。本書は正にヘソのような作品。 本書に取り上げられた人物は順に以下のとおり。 佐藤一斎、徳川斉昭、井伊直弼、伴林光平、吉田松陰、アーネスト・サトウ、横井小楠、佐久間象山、西郷隆盛、島津斉彬、西周、タウンゼント・ハリス、勝海舟、山縣有朋。 佐藤一斎や西周、維新の思想的な背景に迫る姿勢がこの人選からお分かりいただけるだろう。 平易な語り口、斬新な視点。幕末維新のマニアには間違いなく楽しめる一冊であろう。 本書は月刊「武道」というややマニアックな雑誌に今も連載中のエッセイという。ぜひ続編を期待したい。

Posted byブクログ