神様の罠 の商品レビュー
米澤さん芦沢さん目当てで購入。 『夫の余命』は読んでいて途中で予想ができてしまいました。けれど、確信に変わった瞬間に登場人物への印象も大きく変わるのがなんだかおもしろいなと。『イニシエーションラブ』の時と同じ感覚を味わえました。 『孤独な容疑者』みたいな話はやっぱり読んでいて楽し...
米澤さん芦沢さん目当てで購入。 『夫の余命』は読んでいて途中で予想ができてしまいました。けれど、確信に変わった瞬間に登場人物への印象も大きく変わるのがなんだかおもしろいなと。『イニシエーションラブ』の時と同じ感覚を味わえました。 『孤独な容疑者』みたいな話はやっぱり読んでいて楽しい。名探偵コナンに出てきそうな話だという印象。時効を迎えているという設定のせいか切羽詰まる感じはなく、ゆっくりと推理を楽しめました。 『2020年のロマンス詐欺』主人公の気持ちの移り変わりが自然に、鮮明に書かれていて、読んでいてこちらまでひやひや、わくわくしてきました。辻村さんは人の心情描写がお上手すぎるのでは、、 米澤さんの『崖の下』は読了後のもやっと感とスカッと感、矛盾した2つの感情を同時に味わえた感覚。 芦沢さんの『投了図』は思っていたのと違ったけれど、改めてタイトルの意味を考えるとなるほどなと。
Posted by
「オール讀物」掲載作品から、神様の罠と題して、ミステリ界のリーダー6作家6作品の短編集。 「夫の余命」乾くるみ 乾さん、男性だったんですね。作品読んでも、中性的でわからなかったです。この勘違いは、皆様ご存じ“さてさてさん”の本棚の影響が大きかったと思うのですよ。女性作家推しで、...
「オール讀物」掲載作品から、神様の罠と題して、ミステリ界のリーダー6作家6作品の短編集。 「夫の余命」乾くるみ 乾さん、男性だったんですね。作品読んでも、中性的でわからなかったです。この勘違いは、皆様ご存じ“さてさてさん”の本棚の影響が大きかったと思うのですよ。女性作家推しで、3冊読んじゃってるし〜。(申し訳ありません。自己責任です。) なかなかクール。時間を遡っての間違い探し。 「崖の下」米澤穂積 なかなかクール。(舞台の雪山が) 設定も殺意の根拠も好きだけど、殺害方法が痛そう。 「投了図」芦沢央 なかなかクール。(将棋の話題性が) 良い夫婦の日も近いことだし。 「孤独な容疑者」大山誠一郎 なかなかクール。(まさかのトリックが) ちょっと昭和感が好き。 「推理研VSパズル研」有栖川有栖 なかなかホット。たぶんファンには、たまらない論理性。 「2020年のロマンス詐欺」辻村深月 なかなかホット。(時代を表現) 短編とはいえ、コロナ禍の孤独、現在の犯罪、それに巻き込まれる若者の心情、そして、最後には、彼らに未来を見せる雄弁さ。 神様の罠は、多種多様。
Posted by
6人の作家さんの短編ミステリー どれもこれも面白かった。 特に、辻村深月さんが好きだからと言うのもあるけど辻村深月さんが1番面白かったかなぁ。
Posted by
夫の余命 乾くるみ ☆☆☆ 崖の下 米澤穂信 ☆ 投了図 芦沢央 ☆☆ 孤独な容疑者 大山誠一郎 ☆ 推理研VSパズル研 有栖川有栖 ☆ 2020年のロマンス詐欺 辻村深月 ☆☆☆
Posted by
『孤独な容疑者』『推理研vsパズル研』『2020年のロマンス詐欺』は良かった。 『夫の余命』は最低。 読者を騙す方法が不快で好きになれない。 破綻した内容を2度も読ませるな! この作者、大嫌い!
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
6人のミステリ作家によるアンソロジー。 好きな作家目当てに読むもよし、気になってるけど未読の作家を探して読むもよし。 それぞれの作風がよくわかってとても楽しい。
Posted by
作家さんによってやっぱり雰囲気がめちゃくちゃ変わってどのお話も面白かった。 今まで読んだことのない方のお話を読めるのも楽しいけども、やっぱり辻村さんのお話が面白い!! もっかい、真っ当な純粋な道を歩んでいけますよぉに。 どのお話にもあるように、ちょっとした魔や少しの判断の違いが、...
作家さんによってやっぱり雰囲気がめちゃくちゃ変わってどのお話も面白かった。 今まで読んだことのない方のお話を読めるのも楽しいけども、やっぱり辻村さんのお話が面白い!! もっかい、真っ当な純粋な道を歩んでいけますよぉに。 どのお話にもあるように、ちょっとした魔や少しの判断の違いが、神様の罠のような展開を生むんやなぁとゾワッとしてしまった。
Posted by
図書館から借りた本 ・ 人気ミステリー作家6人によるアンソロジー 知らない作家さんも2人ほど 短編集ってさほど期待しないで読んだんだけど… 第一章の乾くるみさんの『夫の余命』!! これ、衝撃すぎ! もう、ずるいよ 騙されるよ 思わず、えっ!?って声出たもん そして、最初から読み返...
図書館から借りた本 ・ 人気ミステリー作家6人によるアンソロジー 知らない作家さんも2人ほど 短編集ってさほど期待しないで読んだんだけど… 第一章の乾くるみさんの『夫の余命』!! これ、衝撃すぎ! もう、ずるいよ 騙されるよ 思わず、えっ!?って声出たもん そして、最初から読み返してしまった ちょっとアレ?って思った場面もあったんだけどなー 見破れなかったなー ・ 初っ端、引き込まれる作品だったので、その後も期待したけど、うーん、それほどでもなかったなぁ 辻村深月さん目当てで借りた本だったけど… 私的には乾くるみさんが一等賞 ・ とはいえ、辻村深月さんの『2020年のロマンス詐欺』もコロナが蔓延し出した当初の混乱や困惑が見事に表現されていた 地方から都内の大学に通うため一人暮らしを始めた大学生の寂寥感がひしひしと伝わって来た 小学校や中学校が対面の授業が始まる中、大学はいつまで経ってもオンライン、バイトもできないという状況で友達もできず、親は遠く離れている さぞ、心細いだろうな…と思っていたことが思い出された 今は普通に対面式で通えているようで心から良かったなーと思います
Posted by
米澤穂信「崖の下」 中学時代の友人同士でスキーに出かけた。コース外で滑っていた5人が遭難した。そのうちの2人は崖の下で発見され、1人は大けが。もう1人は他殺体で発見されたが、凶器が見つからない。 芦沢央「投了図」 小さな古本屋を営む夫婦。コロナ禍緊急事態宣言が出たころ「営業する...
米澤穂信「崖の下」 中学時代の友人同士でスキーに出かけた。コース外で滑っていた5人が遭難した。そのうちの2人は崖の下で発見され、1人は大けが。もう1人は他殺体で発見されたが、凶器が見つからない。 芦沢央「投了図」 小さな古本屋を営む夫婦。コロナ禍緊急事態宣言が出たころ「営業するな、自粛しろ」という紙が店のガラスに張られた。いま、この街では将棋のタイトル戦が行われている。その会場に「棋将戦を中止しろ、ウィルスを集めるな」との張り紙が。小さな町で誰が嫌がらせをしているのか。 大山誠一郎「孤独な容疑者」 初読みの作者。 会社の同僚にお金を貸していた男が殺された。借金していた同僚は多い。貸すときは、返してくれるのはいつでも良いと言っていたが、突然全額返済を求められる。それがこの男の手だったようだ。勢いあまって手近にあったポットを投げつけた。男は死んだ。容疑者は33人。その中から残ったのは4人。最後のドンデン返しは見事。 有栖川有栖「推理研VSパズル研」 一時この作者にはまった。その当時に読んだ作品かもしれない。既読感があった。 辻村深月「2020年のロマンス詐欺」 生活費は自分で稼がなきゃならなかったが、夢をもって東京の大学に進学した。しかしコロナ禍でバイトが見つからない。そんな時に声をかけてきた旧友の話に乗って始めた電話で出来るアルバイトだったが・・・ 六作品の中で一番好きだったかもしれない。 他に乾くるみ「夫の余命」
Posted by
アンソロジーって、意外に苦手かも。(^_^;) でも、乾さんはやっぱりどんでん返し。 全然わからなかった!!!
Posted by