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神様の罠 の商品レビュー

3.5

118件のお客様レビュー

  1. 5つ

    11

  2. 4つ

    42

  3. 3つ

    50

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

    0

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2021/07/26

まさに「罠」 どんでん返しを予想してあれこれ考えて読んでもひっくり返される。その返しが最高だった。 まず、最初の「夫の余命」からしてああだもの。 作品の最初から読み直しちゃった。うわ、うわ、これってそうなの?!の連続。えー、だって、えーーーーっ、なのだ。 「崖の下」、ちょっと、リ...

まさに「罠」 どんでん返しを予想してあれこれ考えて読んでもひっくり返される。その返しが最高だった。 まず、最初の「夫の余命」からしてああだもの。 作品の最初から読み直しちゃった。うわ、うわ、これってそうなの?!の連続。えー、だって、えーーーーっ、なのだ。 「崖の下」、ちょっと、リアルに想像したくない結末だった。それに気付くのもすごい。 「孤独な容疑者」も、お見事。これ、シリーズ物みたいで、他のも読んでみたくなった。あの2人のコンビの出会いとか他の事件での活躍とか気になる。 アリスは、なんだかあいかわらずの空気感が嬉しい。ああいう、ロジックパズルを喜々として推理合戦する感じたまらなく好き。

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2021/07/15

豪華な顔触れの、質の良いアンソロジー。 コロナを題材にした小説が増えてきたなと実感。 乾くるみさんの作品は「絶対トリックを見破ってやる!」という気持ちで疑ってかかったけど、1度読んだ後じゃ理解が追いつかなくてやっぱり2度読みした。さすがです。 ほかの方の作品も概ね満足。

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2021/07/13

辻村深月に惹かれて読んでみたが他の作家さんの話も予想外な展開や丁寧な展開などそれぞれの雰囲気や魅力が有り面白かった。特に「投了図」が雰囲気や話の展開など好みだった。

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2021/07/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

乾くるみ、米澤穂信、芦沢央、大山誠一郎、有栖川有栖、辻村深月のアンソロジー。 乾くるみ 叙述トリックを疑いながら読んだにも関わらず、騙されました。やはり乾さんの仕掛けはうまい。お金をチラつかせてでも手に入れた夫を、49日が過ぎた途端あっさりと手放すのには笑ってしまいました。 米澤穂信 凶器を探る物語。目の前に提示されてても分かるはずがないけれど、ありえないとは言い切れない絶妙なライン。もし事故ではなく故意であれば、低体温による錯乱によるものか、強い恨みによるものか。読むだけで痛すぎる想像をして血の気が引きました……。 芦沢央 コロナ禍で起こった悲しいお話。父に望まれた将棋棋士になる夢が果たせず、コロナ禍のために父の死に目に親戚を会わせず、死ぬまで親孝行ができなかったと後悔する息子。地元住民たちは、県外からの来訪者を過剰に追い払ったり、営業を続ける店舗に悪意ある貼り紙をしたにも関わらず、地元で開催される将棋のタイトル戦には歓迎一色モードである。東京から来るタイトル戦関係者や記者たちを出迎える地元住民たちはヘラヘラしたムカつく笑顔なんだろうと思いました。 大山誠一郎 うーん。無理やり感が拭えません。 辻村深月 相手も本人ではないだろうなというところまでは読みが当たっていたけれど、動機については外れました。ありきたりなお話かもしれないけど、ともすれば騙し騙されるドロドロ感で終わりそうな結末を、爽やかな読後感のある締め方に持っていけるのは辻村さんの持ち味ですね。最後がこのお話で良かった。 

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2021/07/11

3.5 アンソロジーは知らなかった作者の発見があると言うどなたかの感想を見て読んでみた。結果、まさにその通りであった。元々知っていた作者の話も良かったが、それ以上に知らなかった作者の話が面白くてどんどん読み進めてしまった。 大山誠一郎、乾くるみのお二人、存じあげずにすみませんでし...

3.5 アンソロジーは知らなかった作者の発見があると言うどなたかの感想を見て読んでみた。結果、まさにその通りであった。元々知っていた作者の話も良かったが、それ以上に知らなかった作者の話が面白くてどんどん読み進めてしまった。 大山誠一郎、乾くるみのお二人、存じあげずにすみませんでした。

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2021/07/10

6人のミステリー作家アンソロジー。 芦沢央、大山誠一郎、有栖川有栖は初読み。 乾くるみ、米澤穂信、辻村深月はそれぞれの作風が感じられて面白かった! コロナ禍ならではの要素も折り込まれていて「今」も感じられました。フルコースを味わった読了感…お腹はしっかり満たされた。

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2021/07/04

一作目が一番良かった。タイトルと病院の描写だけでまんまとミスリードされてしまった。読み終わってからもう一度読み返したくなるくらい、清々しいくらいに騙された。

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2021/07/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

乾くるみ、有栖川有栖、芦沢央、辻村深月◎ 有名作家の最新作を読み味わえる贅沢なアンソロジー。アンソロジー作品は気に留めていなかった作家の魅力を知り、読書の幅を広げられるので最近お気に入り。 乾くるみ『夫の余命』 イニシエーションラブはカラクリに途中で気づいてしまったので、周りが騒ぐほど凄いと思わなかったし、文章内容もあまり上手だとは思わなかったけれど、この作品は先入観を見事覆された。後ろから二度目を読み直してしまった。 米澤穂信『崖の下』 読みながら犯行に使われた凶器を一緒に考えた。凶器がわかったときはそんなに驚かなかったが、考える過程が楽しかった。 芦沢央『投了図』 今のコロナ禍の社会の不満や状況を上手く組み込んだ作品。内容もすっきりしていて読みやすく、タイトルと内容がマッチしていて上手いなと思った。とても好き。 大山誠一郎『孤独な容疑者』 昼ドラでありそう。普通。 有栖川有栖『推理研VSパズル研』 面白かった!一緒に考えながら読み進め、クイズの見事なカラクリにも納得してしまった。綾辻行人の作品よりもユニークで登場人物が魅力的だと思った。謎を解いた後も、クイズを正解はないのに、ミステリー的な視点から真剣に考えるところが、大学生っぽくて最高だった。有栖川有栖の作品を読んだことなかったが、ネットで作品を調べ、江神二郎シリーズ、火村英生シリーズを読んで見たいと思った。 辻村深月『2020年のロマンス詐欺』 作中のロマンス詐欺や傷害事件は現代のネット重視社会だからこそ起こり得るなのだと、本当にありそうな事件だと思った。恋愛要素を最後に入れているため、事件や登場人物が報われたように感じた。主人公もネット上の未希子も人間味があり、等身大な自然な感情移入ができた。

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2021/06/29

辻村、乾、米澤作品が読みたく、あとはアリスシリーズも入ってるってことでゲット。乾、米澤はまあ期待通り(以上ではない)、辻村、アリスはちょっと…って感じ。やっぱり単著の方が良いね。

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2021/06/25

夫の余命 乾くるみ/崖の下 米澤穂信/投了図 芦沢央/孤独な容疑者 大山誠一郎/推理研VSパズル研 有栖川有栖/2020年のロマンス詐欺 辻村深月 物語が終盤に近づく度に???と思って戻って読み返す。それでも狐につままれたような感じが残って鼻がむずむずしている。不思...

夫の余命 乾くるみ/崖の下 米澤穂信/投了図 芦沢央/孤独な容疑者 大山誠一郎/推理研VSパズル研 有栖川有栖/2020年のロマンス詐欺 辻村深月 物語が終盤に近づく度に???と思って戻って読み返す。それでも狐につままれたような感じが残って鼻がむずむずしている。不思議な面白さだった。

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