大人の発達障害 の商品レビュー

加藤俊徳(著者)

2022/02/01

いろいろ納得のいかない部分が多く、正直なところオススメしたくない本。

というのも、論理的なデータを示すこともないままに著者の主観による結論が少なくなかったから。

そもそもになってしまうが、日本人の2人に1人が発達障害だというのなら、なぜそんな状況でありながらもいまだ社会は成り立っているのか。もし仮に2人に1人が発達障害だとして、それはもはや障害だといえるのだろうか。

発達障害なら読み進めるべきと本書には書かれているが、発達障害の人が本に書かれた内容を、きちんと理解して読み終えることなんて、とても出来そうにもないと思うのだが、どうだろうか。

一部のエリートと呼ばれる人間たちが、理解しあえない相手をどうにか納得しようと捻り出したのが本書に書かれた発達障害という概念なら、ボクはそんなことを学びたくはない。

障害を一義的に悪とする、その偏見に違和感を持ってしまいなかなか読み進めるのに苦労した。

2021/08/25

発達障害の見方が変わった。
自己感情認識と他者感情認識する機能が左右の海馬に備わってるなんて知らなかった。
大なり小なり社会環境に脳が適用することで、機能障害を発してしまうなんて、びっくりだけど、納得。