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みかんとひよどり の商品レビュー

3.9

99件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

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  3. 3つ

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2024/03/10

旅のお供に一気読み。 近藤史恵さんの本は大好き。 シェフと猟師のお話だけども、最後の方、こう言う話になるのね、と思っても見なかった方向へ話が進んだ。 私も調理を仕事とする人間だけど、もっと大事に調理しようと思えた。 とにかく全てが美味しそう!

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2024/02/19

ジビエ料理を出すフレンチレストランの潮田シェフ。 愛犬のピリカと狩猟のため山に入ったところ遭難しかけ、猟師の大高に助けてもらう。 そこからの縁で、ジビエ、狩猟、生き物の肉を食べるということについて深く考えることになる潮田。 ジビエ料理、私はあまり食べたことなくて、過去に一度猪肉...

ジビエ料理を出すフレンチレストランの潮田シェフ。 愛犬のピリカと狩猟のため山に入ったところ遭難しかけ、猟師の大高に助けてもらう。 そこからの縁で、ジビエ、狩猟、生き物の肉を食べるということについて深く考えることになる潮田。 ジビエ料理、私はあまり食べたことなくて、過去に一度猪肉をフレンチでいただいただけかなぁ。 友人が、知り合いが猟をやってて鹿肉をもらったという話をしていたことを思い出した。 私の住む地域では猪が駆除対象になってて、駆除した猪を美味しく食べよう…と言う試みがされています。 フレンチレストランはないけど、猪肉のメンチカツとか、ソーセージとか。私も今度猪の料理を食べてみようと思った。 みかんをたくさん食べたヒヨドリのお料理、食べてみたい! みかんを食べて育ったブリやハマチというのは、お寿司屋さんで食べたことあって、それがとても美味しかったんだ(もちろんそれは養殖ですが)。 知らない分野、あまり興味のなかった分野なのに、近藤史恵さんの文章はすっと入ってくる。知らない世界の話なのに、私自身がどこかで接したことあるような話に繋がっている気がするのだ。 大高が狙われているという若干のミステリ描写も、良き。ジビエや狩猟についての考え方に基づいていたという結末も、話の本筋から離れずに良かったな。

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2024/02/06

命をいただくと言うことに、合掌。 命をかけて狩猟をしている現実とそれを否定する人たち。人はいろいろいて生きていくことは大変だけど生きている。 男同士の友情って、つくづくいいな

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2024/01/10

近藤史恵さんの本は登場人物が魅力的で大好きです。 大人の男性の友情物語、動物の命をいただくということ、ちょっとミステリー、という印象でともすれば重苦しい雰囲気になりそうな柱もあるのですがそこはさすがの近藤さん。ぐいぐい引き込まれてしまう一冊でした。 ミステリー作品を読もうと思って...

近藤史恵さんの本は登場人物が魅力的で大好きです。 大人の男性の友情物語、動物の命をいただくということ、ちょっとミステリー、という印象でともすれば重苦しい雰囲気になりそうな柱もあるのですがそこはさすがの近藤さん。ぐいぐい引き込まれてしまう一冊でした。 ミステリー作品を読もうと思って手に取ると少し物足りなさも感じるかもしれませんが、この作品は別の部分に核があるかな。個人的には続編も読めたら嬉しいなと思う世界観でした。大人になってこんな本音をぶつけたくなる友人に出会えるって、潮田さんは幸せ者だと思う。

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2024/01/04

ミステリー小説風味のグルメ小説でした。ただのグルメ小説ではなく、いのちを食べるとはどういうことなのか考えさせられ、読後いのちに感謝して食べることを意識しようとの感想を抱きました。終盤まで犯人が分からずドキドキして読んでいたのですが、案外あっけなく解決しており、ミステリー中心の話で...

ミステリー小説風味のグルメ小説でした。ただのグルメ小説ではなく、いのちを食べるとはどういうことなのか考えさせられ、読後いのちに感謝して食べることを意識しようとの感想を抱きました。終盤まで犯人が分からずドキドキして読んでいたのですが、案外あっけなく解決しており、ミステリー中心の話ではないにしてももっと書いて欲しいと思いました。肩透かしをくらったという点で星3です。

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2023/12/18

表紙と題名に惹かれて読んでみましたが、ジビエ料理というちょっと難しい分野で戸惑いました。主人公と漁師との関係性が徐々に深まっていくところが面白かったです。

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2023/11/28

表紙の絵に誘われて、作者名も見ず、内容も分からないいまま図書館から借りてきた。 結果、大成功! 面白かったー!! なんだこれ、面白い以外の感想が出てこない。 とりあえず、今までなんとなくジビエ料理って食べずにきたけど、食べてみたいと思うようになった。 どこで食べられるのかな???

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2023/11/27

自分がジビエや食べることが好きだからだろうか この本と出会ったタイミングが良かったからだろうか 派手な本ではないが久しぶりの大ヒットだった 筆者も、食材や提供する人のことを考えながら調理された皿を味わうのが好きな人種だとわかる こういった食事の楽しみ方をする人はつい信用してしま...

自分がジビエや食べることが好きだからだろうか この本と出会ったタイミングが良かったからだろうか 派手な本ではないが久しぶりの大ヒットだった 筆者も、食材や提供する人のことを考えながら調理された皿を味わうのが好きな人種だとわかる こういった食事の楽しみ方をする人はつい信用してしまう 大高のような暮らしについて最近考えていたので、それもちょうどよかったな

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2023/11/02

こんなにもグルメ×ミステリー小説が多いなか、どういうジャンルの料理を取り込むかは、ある種のニッチ産業のように思います。そうだ、ジビエ料理というのはこれまでありませんでしたね。 料理学校では優等生、星付きのレストランで修業もしたのに、いざシェフを任されると次々と店を潰してしまう主...

こんなにもグルメ×ミステリー小説が多いなか、どういうジャンルの料理を取り込むかは、ある種のニッチ産業のように思います。そうだ、ジビエ料理というのはこれまでありませんでしたね。 料理学校では優等生、星付きのレストランで修業もしたのに、いざシェフを任されると次々と店を潰してしまう主人公・潮田。ジビエを偏愛する女性オーナーの目にとまったものの、またしても閑古鳥。猟に入った山で遭難しかけたときに助けてくれたのは、いたって無愛想な猟師・大高。 なんとも美味しそうな料理にヨダレが出そう。だけどこの著者のことだから、予想していたよりもずっとミステリー。鹿の出没にうんざりするわが家の周辺ですが、本作を読むと少し見方が変わる。

Posted byブクログ

2023/12/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読み終えて、あー良い話だったと自然と笑顔になれた。 「生きることには時間がかかる」 便利になったのに複雑になっている。 ただ普通に暮らしたいのに、いつの間にか 複雑と共存してしまっている。 その通りだなと思った。 進み続けるのも凄い事だけど、 立ち止まる事にも、努力やエネルギーがかかる。 立ち止まることは悪いことではない、 必要な事なんだなと思わされた。 立ち止まっている時に、このことを思い出せば 立ち止まっている自分にも勇気を与えれる気がした。 料理もすごくおいしそうでした。

Posted byブクログ