最高のアフタヌーンティーの作り方 の商品レビュー
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アフタヌーンティーへのいろいろな工夫が読めて面白かった! 主人公の涼音の綺麗なものだけを見るっていう宣言が良かった。 飛鳥井さんの識字障害みたいに自身の弱点を晒すことって勇気がいると思う。瑠璃ちゃんの自分に恥ずかしがってる暇なんてないっていうセリフがよかった。
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紅茶のように爽やかさと渋みのバランスがよかった◎ 人の都合のいい部分を見ずに、美しい部分を見るって言葉は大事にしたいなぁと 気を抜けば都合のいい部分を見るレベルじゃなくて都合良くないと怒ったりする人間になっちゃいそう
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アフタヌーンティーには全く縁がないが、そこで働く人、訪れる人の人間模様が実に生き生きと描かれている。そこに、雇用や障害などの今日的課題を自然な形で提示しているのが素晴らしい。あの二人の行く末も気になるし、相変わらず料理の描写は最高!
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ホテル椿山荘東京に行ってアフタヌーンティー食べてみたくなるようなスイーツの描写が素敵だった。 シェフの達也と涼音の関係も良かった。 また、景色が綺麗に描かれていた。
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差別はね、あるよ。自分の身近な場所に差別がないと思っているのは、これまで誰にも差別を受けたことがない、びっくりするほど心が健康な人だけだよ。 ラオハオレンもいいけど、リャンインも、自分の努力を誰かに利用されないようにね。正当な報酬を得られない努力はしては駄目。それは、リャンイン...
差別はね、あるよ。自分の身近な場所に差別がないと思っているのは、これまで誰にも差別を受けたことがない、びっくりするほど心が健康な人だけだよ。 ラオハオレンもいいけど、リャンインも、自分の努力を誰かに利用されないようにね。正当な報酬を得られない努力はしては駄目。それは、リャンインにとっても、他の人たちにとっても、結局、良い結果にはならないんだよ。 でも、その先輩はお前に優しくて、その仕事仲間はお前にとって頼もしかったんだろう?現実なんてのは、いつだって、厳しいもんだ。それが分かった上で、美しい面を見るのも一つの覚悟だ。 人が生きていくのは苦いもんだ。だからこそ、甘いもんが必要なんだ。 いつも自分は、己にとって都合の良い面しか見られない。ても、都合の良い面見ることと、物事の美しい面を見ることは、きっと違う。 明日どうなるかなんて、誰にも分からないじゃないですか。だから、盛るんですよ。顔も、日常も、盛り盛りに。でないと、楽しくないしゃないですか。余裕と選択肢がない代わりに、我々は常に最短をいくんです。要するに、自分に照れてる暇なんて、どこにもないってことです。 古内さんやはり素晴らしいなー。クリスタでてきた!! 今回は主人公がちゃんと有能な上でやったから話に変なイライラがなくて良かった
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確実にアフタヌーンティーが食べたくなる本 椿山荘とまではいかなくても、 近々絶対に行かなくちゃ! 途中、芦原瑞穂が出てきて、知ってる知ってると嬉しくなった。 他にもリンクしてそうなので、マランカランをもう一度読み直そうかな。
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面白かった! アフタヌーンティーなんて嗜んだことないけど、一回で何千円かの贅沢な時間 お菓子はご褒美 すごくいい言葉。アフタヌーンティーのマナーとか全然知らないけど、一度味わってみたいと思わせる。 途中、アフタヌーンティーの鉄人があの人っぽい?と思ったら、作者さんはマカンマランシ...
面白かった! アフタヌーンティーなんて嗜んだことないけど、一回で何千円かの贅沢な時間 お菓子はご褒美 すごくいい言葉。アフタヌーンティーのマナーとか全然知らないけど、一度味わってみたいと思わせる。 途中、アフタヌーンティーの鉄人があの人っぽい?と思ったら、作者さんはマカンマランシリーズと同じ方!もしやもしやですかね。 職場のあれこれ、人間関係、仕事と子育て、それに恋愛。いろんな要素で考えさせてくれました。
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220106*読了 なんといってもテーマがいい。 (マカンマランもそう) 「最高のアフタヌーンティー」この言葉を見て、胸がときめかない女子は少ないのでは?! 読みながら、アフタヌーンティーをホテルでゆったりと楽しみたいと思わない人はいないのでは!? ストーリーもキャラクターも...
220106*読了 なんといってもテーマがいい。 (マカンマランもそう) 「最高のアフタヌーンティー」この言葉を見て、胸がときめかない女子は少ないのでは?! 読みながら、アフタヌーンティーをホテルでゆったりと楽しみたいと思わない人はいないのでは!? ストーリーもキャラクターも展開もありがちかもしれない。でも、それがいい。それでいい。 主役はアフタヌーンティーであるのだから。 アフタヌーンティーの歴史、アフタヌーンティーに用意されるさまざまなデセール、サンドイッチ、紅茶…。 文字で追っているだけでも幸福な気持ちになれる甘い言葉の数々。 近いうちにアフタヌーンティーに行きたい。鉄人や京子さんのように、ソロアフタヌーンティーでもいいとさえ思う。 アンナ・マリアのような秘密の息抜きと贅沢を味わいたい。
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ホテルのラウンジで頂けるアフタヌーンティーに関わるパティシエ、接客スタッフ、利用客それぞれの想いのお話。 戦争を体験した祖父が愛したオヤツの時間に対する想いがとても沁みます。 主人公がただ張り切り娘ということもなく、他人の言葉に自己反省し進み方を変えていくあたりも丁寧だなと感...
ホテルのラウンジで頂けるアフタヌーンティーに関わるパティシエ、接客スタッフ、利用客それぞれの想いのお話。 戦争を体験した祖父が愛したオヤツの時間に対する想いがとても沁みます。 主人公がただ張り切り娘ということもなく、他人の言葉に自己反省し進み方を変えていくあたりも丁寧だなと感じました。 ホテル椿山荘のアフタヌーンティーを是非いただきたいと思う一冊。 おススメ!!
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2022年初めての作家さん。 読みはじめてすぐに椿山荘が思い浮かび、お庭は椿山荘を、 ラウンジはガラス張りのリーガロイヤル東京をイメージして読んだ。 アフタヌーンティーはお値段や食べる場所もあり、 小さな可愛らしいお菓子を品よく楽しむものというイメージがあって敷居が高い。 い...
2022年初めての作家さん。 読みはじめてすぐに椿山荘が思い浮かび、お庭は椿山荘を、 ラウンジはガラス張りのリーガロイヤル東京をイメージして読んだ。 アフタヌーンティーはお値段や食べる場所もあり、 小さな可愛らしいお菓子を品よく楽しむものというイメージがあって敷居が高い。 いつもよりおしゃれして背筋を伸ばして、行儀よく食べられているかどうかを気にしてしまい、あまり楽しめた記憶がないのが残念。 とはいえお仕事小説でもあるので、 念願のアフタヌーンティー部門に異動になった涼音が張り切りながら落ち込んで、祖父や同僚にへこんだところをふくらますのを手伝ってもらいながら季節が巡っていく。 やや展開が早いかな、とか無理に恋愛要素を入れなくてもとは思ったが(特に最後の書き下ろし部分)、さわやかな読後感。
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