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ひと の商品レビュー

4.1

740件のお客様レビュー

  1. 5つ

    248

  2. 4つ

    307

  3. 3つ

    128

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2024/05/23

読んでる間、とてもゆったりと時間が流れた気がした。でも本一冊(一年)はすぐに過ぎた。 リアルな日常のようだった。 にしても、あまりにもコロッケが食べたすぎるな?

Posted byブクログ

2024/05/19

人との関わりがじんわりと心が温かくなる作品。とても良かった。 両親を立て続けに亡くした大学生・聖輔が、退学や惣菜屋でのアルバイトを経て、自分の人生と向き合って自分らしく進み出す話。 側から見ると不幸と思われる状況に陥っても、淡々と毎日を積み重ね、実直に生きていく姿に心が打たれ...

人との関わりがじんわりと心が温かくなる作品。とても良かった。 両親を立て続けに亡くした大学生・聖輔が、退学や惣菜屋でのアルバイトを経て、自分の人生と向き合って自分らしく進み出す話。 側から見ると不幸と思われる状況に陥っても、淡々と毎日を積み重ね、実直に生きていく姿に心が打たれた。『ひと』との繋がり、人情や思いやりの大切さを再認識。どうしても譲れないものを見つけたラストにグッと来た。そして聖輔の一言がカッコよくて痺れた。 図書館で借りて読んだけど、大学生の息子にも読んで欲しくて即購入。手元に置いておきたくなる素敵な一冊です。

Posted byブクログ

2024/05/20

[感想] ・主人公がひととの出会いや周りからの優しさに、きちんと感謝できるところが素敵 ・会う日を決める電話でのやり取りとかにすごくリアリティがある ・青葉との会話がすごく自然で、こういうのを「波長が合う人」っていうんだろうなと思った ・意志を持てないでいた主人公が、人との関わり...

[感想] ・主人公がひととの出会いや周りからの優しさに、きちんと感謝できるところが素敵 ・会う日を決める電話でのやり取りとかにすごくリアリティがある ・青葉との会話がすごく自然で、こういうのを「波長が合う人」っていうんだろうなと思った ・意志を持てないでいた主人公が、人との関わりを通じて、意思を持てるように、自分で未来を選べるようになる物語。結局人と関わることで、人は変わるんだと感じた。 ・出てくる登場人物一人一人が、きちんと主人公と関わりを持っていて、誰一人としてエキストラのような人はいなかった。もちろん主人公がきちんと人との関わりを持つ性格っていうのもあるけど、個性を感じられるように描写されているからだと思う。解説で「ここに出てくるひとの物語を疎かにしない」と書かれていて、それがいいたかった!その通り!ってなった。 ・物語がすごく進む訳では無いのに気づいたら読み終わっていた、という感覚で、すいすい読めた。 ・聖輔絶対塩顔細身イケメンやろ [心に残った言葉] ・どんな場面にも、そのあとがある ・人は、他人にはつい高いものを求めてしまう。自分なら適当な言い訳をつけてやってしまうよくないことも、他人がやると責めてしまう ・間に人とか建物とかが入ると、距離感が狂うものなのかな(都会と田舎の距離感について) [考えたこと] ・川岸家がまさに金銭的余裕が心の余裕に溢れた人たちって感じ(いい意味で)。「(お金に)困っときは借りられる」自分の大事な人たちに、そう思わせられる存在でありたい。 ・両親がいなくても実家があった場所に行く時には、「帰る」という感覚になる。家じゃなくてその土地や空気そのものが、「実家」なんだよなー。 ・聖輔が惣菜屋田野倉と出会ったことで、父の仕事であった調理師を自然に目指すようになったところに、やっぱり人は触れてきたものや出会ったものから自然と仕事を選んでいくんだと思った。でも、青葉と聖輔が偶然出会って惹かれあっていくように、たくさんの偶然触れたもの関わりのあるものの中から、意識的か無意識的かどちらにせよ選んでいるのであって、それは自分が拓いていく道なんだよなと思う。 ・高瀬と川岸家は、どちらも比較的裕福な家庭だけど、高瀬は無意識に下にいる人たちを見下していて、川岸家は人間に上下はなく、付き合う人たちは自分で決めると思っている感じがして、家庭環境や裕福度で人間力って決まらないんだなって改めて思った。 ・限られた選択肢の中で、自分の人生を選んで進めている聖輔の姿に、自分の生き方もこうでありたいと思えた。

Posted byブクログ

2024/05/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この作家さんの本を初めて読む。ずっとなんてことない日常会話のやり取りが続く。特に山場もないままこんなもんか、と読み進める。最後のページの最後の一行でぜんぶ持ってかれた。聖輔、成長したね!

Posted byブクログ

2024/05/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

心温まるお話でした。両親を亡くして自暴自棄になってもおかしくないのに、柏木君が堅実に前を見て丁寧に人生を送っていく姿がとても爽やかでした。 お金をせびりに来る人もいるけれど、いっぽうで助けてくれる人がいる、という希望も感じられ、読後はとてもあたたかい気持ちになりました。 青葉さんともうまくいくといいな!

Posted byブクログ

2024/05/15

孤独に生きる柏木聖輔が惣菜屋の最後に残った50円コロッケを見知らぬお婆さんち譲ったことから、不思議な緑が生まれていくかなりホッコリさせる良いお話でした。

Posted byブクログ

2024/05/14

主人公も、その周りの人たちも優しすぎて泣きそうになる。 優しい世界。世界がこんなだったらな、、 両親を失い、叔父にはタカられ、友達には部屋を彼女との遊び場に使われ、散々な目にあっても何も恨まない主人公が聖人すぎる。

Posted byブクログ

2024/05/10

人と人との出会い、繋がりに心が暖かくなる。 この作品の特徴としては聖輔とその出会う人達との 会話が多くてそれが読み応えがある。 特に聖輔と青葉のやり取りは最高!! ①田舎から東京に出できた若者感 ②今後、絶対に付き合うんだろうなって分かる2人 これが微笑ましくて応援したくなるよ...

人と人との出会い、繋がりに心が暖かくなる。 この作品の特徴としては聖輔とその出会う人達との 会話が多くてそれが読み応えがある。 特に聖輔と青葉のやり取りは最高!! ①田舎から東京に出できた若者感 ②今後、絶対に付き合うんだろうなって分かる2人 これが微笑ましくて応援したくなるような 自分自身が2人に優しい気持ちになれるのが 嬉しかった。

Posted byブクログ

2024/05/09

両親を亡くし天涯孤独になった青年・聖輔。 大学も辞めて、無職。 これだけ聞くと孤独で寂しい感じなのに 読んだ後はなんて爽やかで 前向きになれる物語なんだと思った。 いろいろと便利な世の中になってるけど 結局”ひと”と”ひと”との繋がりが 自分自身を作っていく要素としての 大部分...

両親を亡くし天涯孤独になった青年・聖輔。 大学も辞めて、無職。 これだけ聞くと孤独で寂しい感じなのに 読んだ後はなんて爽やかで 前向きになれる物語なんだと思った。 いろいろと便利な世の中になってるけど 結局”ひと”と”ひと”との繋がりが 自分自身を作っていく要素としての 大部分を占めているのだろうな。 聖輔みたいに実直な人でありたいと 心の片隅で思う。

Posted byブクログ

2024/05/08

50円から始まる縁は、お値段以上に心をお腹いっぱいにしてくれました。 主人公と同い年ですが、こんなに柔らかくて綺麗な心じゃなさ過ぎて申し訳なくなるけど、読後.自分の性格が良くなった気がするお話でした。 帰りにコロッケ買おうと思います!

Posted byブクログ