ほねがらみ の商品レビュー
全編に三津田信三さんへのリスペクトや、それを基盤にして著者の「書きたい」モノを創り上げた処女作。 そして、処女作にして最高傑作とならないでほしい。 まだまだ貴著が読みたいです。応援してます。
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カクヨム版から。 日本的な民俗学ホラーかと思って読んでいると、終盤に向けてちょっと雰囲気が変わって…… これ、読んだら円環に組み込まれるやつじゃないですか……?どうすれば良いんですか?(困惑) ありていにいうと「ミイラ取りがミイラになる」というか、「興味本位でホラーを収集してはいけない。マジでヤバいものに触ってしまったら取り返しが付かないから」というお話ではあるのかな。
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真夜中に一人っきりで読むもんじゃない、めっちゃ怖かった…;;そしておもしろかったです… 「ひとつの映画をワンシーンずつ断片的にまったくバラバラのタイミングで見せられているような感覚」全ての話は繋がっている。 こういう、関係ないかと思われた話が一つに収束していく話めちゃめちゃ好きな...
真夜中に一人っきりで読むもんじゃない、めっちゃ怖かった…;;そしておもしろかったです… 「ひとつの映画をワンシーンずつ断片的にまったくバラバラのタイミングで見せられているような感覚」全ての話は繋がっている。 こういう、関係ないかと思われた話が一つに収束していく話めちゃめちゃ好きなので刺さりました。残穢でも言ってた「実話怪談を蒐集している者同士が話すと似たような話にかちあう時がある。手繰っていくと根は同じ、そういう話は業が深い」っていうやつ。帯に書かれてる何気ない言葉も重要なファクターになってるのズルくない?拡散ってそういうこと!?ってなっちゃった… っていうか最後の祝詞みたいなやつ、気になって最後の文章だけ切り出して調べてみたらwikiの呪詛返しのページが出てきたんだけれど、でもよく読んだら本と書いてあることが違ったので次は最初の文章を調べたらそっちは地方のおまじないの言葉らしくて、結局なんだか分かんなかった…怖いわ あんま関係ないけど、アマテラスの暗号読んだばっかりだったんで日ユ同祖説の話が出てきたのはちょっとびっくりしました
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