ほねがらみ の商品レビュー

芦花公園(著者)

2023/03/01

　怪異蒐集が趣味の「私」に届いたいくつかの怪異譚。作者も年代も媒体もバラバラな話に見られる奇妙な符合、それを知った時「私」に襲い掛かる「何か」。
あなたがこれを読んだとき、———物語は拡散し、私達はこの恐怖体験を共有できる———

カクヨムからスタートした芦花公園さんのデビュー作。創作なのか現実なのか分からない恐怖体験の数々、「私」と共にこの作品を読み解いていくうちにまるで一緒に呪いに巻き込まれていくような感覚が味わえる。

2022/10/14

こうやって感想をネットに流してる時点で作者の思惑通りというか、そこまで見越してあのラストなんだろうなぁというか。
冷静に怪談を愛好してる人が引っ張られていく様子は、他人事じゃないリアルを感じてゾワゾワするなぁ……

芦花公園先生の名前を知らずにもっと偶然性のある出会いをしていたら、また違った読書体験になったのかな……と思う。

2022/09/08

物語に出てくる固有名詞をつい検索してしまうほどにリアル。
いなかをしらない、暇を持て余したオカルト好き都会人のみなさんにおすすめします。私は◾️◾️にはもう絶対に行けない。

2022/08/22

前半はかなり好みでゾクゾクしたけど、後半は世界観が広がりすぎてついていけなかった。
ずずずでページ使いすぎ笑

2022/07/07

断片的な話が徐々に繋がって、最後まで
読むと話がわかると言う感想でした

ちょっと難しい言葉が出てきたりして
一回読んだだけだと、わかりにくい印象でした

後を引く終わりかたでしたので
少し怖かったです

2022/03/08

関係ないような複数の話が1つに繋がり、ブツブツと断片的な文章が含まれたりと、不気味でゾクゾクする怖さがありました。

2022/02/15

怖かった。
主人公が怖い話集めてたら本当に怖い目に合うストーリーで、基本は集めた怖い話が書かれてる。展開としての怖さはそれなりなんだけど、文章の中にこちらまで影響を受けそうな呪いが充満していて…かなり不安になる。
恐怖の謎が、民俗学やら宗教学やら色々な話を通して明らかになる流れは面白いんだけども、詰め込みすぎ感はあったなあ。
かなり楽しめたので満足！

2022/01/29

民俗学ものが好きなので、民俗学絡みの部分は面白いと思いましたが、主人公の体験は意味不明な恐怖やちょっとズレるとギャグみたいになりそうな感じの当世風ホラーな…ネット生まれの怖い話っぽい作風なのであまり真摯な気持ちで読めませんでした。
あと登場人物のほとんどが他人に対してなにかと悪い風に捉えがちな地味に性格が悪い人間性なのでその辺りがやや不快に思いましたが、善人が酷い目に遭うのはかわいそうなので、これでいいのかもしれないです。

2021/12/13

時系列がバラバラの各話が一つに繋がっていく様が楽しめる作品。
ネタバレになるので詳述は避けるが、日本の風習以外にも話が及ぶのはこの手の作品では斬新だと思います。

2021/12/09

口に合わなかった。クトゥルーにするか民俗学に寄せるかしたら好みになったかも。最近のテキストの遊びが好きじゃないのもある。
残穢とか（テキストサイトだけど）絶望の世界とかは好きだったけどふと思い出した。