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鎌倉うずまき案内所 の商品レビュー

4.2

360件のお客様レビュー

  1. 5つ

    139

  2. 4つ

    144

  3. 3つ

    60

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    0

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2024/07/29

読後感のいいお話だった。人生の岐路で誰しも迷うことがあると思うのだけれど、その時に不思議な力によってより良い選択への背中を押してもらえたなら、と思う気持ちをこの本は表現してくれているように思った。結局は自分が選択し、決めるしかないとわかっていても、ほんの少しの勇気、ほんの少しの気...

読後感のいいお話だった。人生の岐路で誰しも迷うことがあると思うのだけれど、その時に不思議な力によってより良い選択への背中を押してもらえたなら、と思う気持ちをこの本は表現してくれているように思った。結局は自分が選択し、決めるしかないとわかっていても、ほんの少しの勇気、ほんの少しの気づき、そんなものを不思議なお導きとキャンディーが助けてくれる。ファンタジーでユーモアがあり、それぞれの話が少しずつ他の話とからみあっているのがまた楽しい。アンモナイト所長に対する反応が十人十色なのが、くすっと笑えた。人生って自分で選んでいるようでもあり、不思議な何かに導かれているようでもあり、おもしろいね。

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2024/07/22

二〇〇七年巻き寿司の巻、好き。ほろり。p180-182 1章でよくある女性作家さんのほっこり小説だと思い、上滑りに読んだことを後悔。短編としてすごく良かったのはト音記号の巻。わかるよ、中学生! 折江さんに初読で気づくことができる人はいるのかな。最後の答え合わせがたのしかった〜

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2024/07/20

図書室。ホラー小説読書のインターバルとして。 いつもの感じで、日常に不思議な人たちが関わって、見方が変わって少し良くなるストーリー。それに6年ずつ時代が遡る形。

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2024/07/10

6つの短編集からなる小説。 登場人物達が時代を超えて繋がるのが青山さんの小説の面白い所。 読んでて心がほっこりする作品。

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2024/07/05

最初の話から時系列がどんどん昔に戻っていくのに、読みづらさが全くないところが新鮮で面白い。短編集なので最後の話から読み始めるのもアリかも。 外巻さん、内巻さん(案内所のおじさん)がダジャレ言ったり小さい言い合いするのが面白くて可愛くて微笑ましい。可愛いおじちゃんって感じでした。 ...

最初の話から時系列がどんどん昔に戻っていくのに、読みづらさが全くないところが新鮮で面白い。短編集なので最後の話から読み始めるのもアリかも。 外巻さん、内巻さん(案内所のおじさん)がダジャレ言ったり小さい言い合いするのが面白くて可愛くて微笑ましい。可愛いおじちゃんって感じでした。 読み進める中で、当時流行った物や芸人さんなどが出てきて懐かしい気持ちになりました! とにかく登場人物全員応援したくなります!!

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2024/07/05

心温まる短編集。一時期読書好きがみんな読んでて気になってたんだけど評価が高いのも頷ける。それぞれの人物が少し不思議なうずまき案内所で悩みがスッと解けて前向きになれるのも気持ちが良いし、舞台が鎌倉で時代が少し重なっているのであの話に出てきた誰それは今、成功してこうなってるんだと読み...

心温まる短編集。一時期読書好きがみんな読んでて気になってたんだけど評価が高いのも頷ける。それぞれの人物が少し不思議なうずまき案内所で悩みがスッと解けて前向きになれるのも気持ちが良いし、舞台が鎌倉で時代が少し重なっているのであの話に出てきた誰それは今、成功してこうなってるんだと読み直したくなる。縁は異なもの味なもの。

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2024/06/30

6年ごとに時代を遡るので、読み進めていくことで、登場人物の人生がだんだん色濃くなっていった。(言葉にするのが難しい) 初めの辺りで見かけた名前や単語が、後々の話に関わることがあったので、それを踏まえて再読したい。

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2024/06/27

「蚊取り線香の巻」 「つむじの巻」 「巻き寿司の巻」 「ト音記号の巻」 「花丸の巻」 「ソフトクリームの巻」 の順に年代を遡ってお話が展開される。各話に共通する人物が現れるが、年齢も違えば職業も違っていて気づくことが難しかった。あの人かな?と想像したり、あの人か!とびっくりしたり...

「蚊取り線香の巻」 「つむじの巻」 「巻き寿司の巻」 「ト音記号の巻」 「花丸の巻」 「ソフトクリームの巻」 の順に年代を遡ってお話が展開される。各話に共通する人物が現れるが、年齢も違えば職業も違っていて気づくことが難しかった。あの人かな?と想像したり、あの人か!とびっくりしたり楽しく読むことができた。

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2024/06/27

面白かった。 最後まで読まなくても、ちょいちょい見返して確認してしまう。 発見の喜びと驚き。 私もこの案内所に行ってみたいなぁ。 時々読み返したくなる、優しい本。

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2024/06/24

読了。 鎌倉うずまき案内所 青山美智子さんの作品は8冊目。時代を遡行していく連作短編集。 平成を6年ごとに遡って展開されるのが新鮮。流れる時代の中で人と人が繋がっていく温かく素敵なお話で、自分自身のことも振り返りながら楽しめた。 「人生ってまっすぐな道を歩いていくんじゃなくて...

読了。 鎌倉うずまき案内所 青山美智子さんの作品は8冊目。時代を遡行していく連作短編集。 平成を6年ごとに遡って展開されるのが新鮮。流れる時代の中で人と人が繋がっていく温かく素敵なお話で、自分自身のことも振り返りながら楽しめた。 「人生ってまっすぐな道を歩いていくんじゃなくて、螺旋階段を昇っていくようなものなんだなって。お互いの曲線がそっと近付いたり重なったりするときに人は出会うものだし、ぐるぐる回りながらあるところでまた同じような景色を見たりもするのね。」

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