健康で文化的な最低限度の生活(10) の商品レビュー
貧困ビジネス編二巻目。このテーマを取り上げようと思った時、著者の頭にコロナ禍が起きることは想定してなかったろう。図らずも、パンデミックにというもう一つの重いテーマも追いかけることになる。そのせいかはわからないが、本巻でも完結しない。ただ、そのからくりは少しずつひも解かれていく。受...
貧困ビジネス編二巻目。このテーマを取り上げようと思った時、著者の頭にコロナ禍が起きることは想定してなかったろう。図らずも、パンデミックにというもう一つの重いテーマも追いかけることになる。そのせいかはわからないが、本巻でも完結しない。ただ、そのからくりは少しずつひも解かれていく。受給者の危険を察知しても役所ができることは少ない。犯罪の管轄は警察。警察も被害届がなければ動けない。悪というものは法の隙間をかいくぐり蔓延るものである。立ち向かうには一人ひとりの正義感しかないことはコミックの世界のことに留まらない。
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彼は32歳バリバリ稼動年齢 神戸なんかだとUR安いとこ結構あります 緊急事態宣言後、家賃の支給を行う「住居確保給付金」の申請が急増。 潜在的に「住まいの貧困」にあった方が ギリギリの収入で暮らす人達の存在が「可視化」されたと思います ”貧困ビジネス編“佳境へ
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2021年4月4日発売。 第85話ㅤハウジングプア 第86話ㅤ躙り(にじり)寄る 第87話ㅤ面談 石橋 第88話ㅤ面談 奥坂 第89話ㅤ面談 角間 第90話ㅤ感染拡大 第91話ㅤ告白 第92話ㅤ奥坂を逃がせ!! 第93話ㅤ緊急事態宣言発令 第94話ㅤ偽造
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貧困ビジネスは同情の余地のない。貧困ビジネスは破滅して廃業することが読者のカタルシスになる。気になるところは、貧困ビジネスの実行者も構造的な犠牲者的な展開になりそうなところがある。それはありきたりな筋書きであり、面白味がない。構造的な犠牲者であろうとなかろうと貧困ビジネスの実行者...
貧困ビジネスは同情の余地のない。貧困ビジネスは破滅して廃業することが読者のカタルシスになる。気になるところは、貧困ビジネスの実行者も構造的な犠牲者的な展開になりそうなところがある。それはありきたりな筋書きであり、面白味がない。構造的な犠牲者であろうとなかろうと貧困ビジネスの実行者が多くの貧困者の人生を搾取したことには変わらない。 貧困ビジネスが根絶されない要因に住まいの取得が困難という住まいの貧困がある。賃貸時に保証人や保証会社を要求されることは住まいの取得のハードルになる。入居時の連帯保証人の確保が壁となり、入居できないことが多い。良いニュースに沖縄県は県営住宅に入居する際、連帯保証人を必要とする制度を2022年度から廃止する方向で調整していることがある。 沖縄県が2021年に保証人制度を廃止した18の都道府県にアンケートを実施したところ、14の自治体が「家賃の回収率に影響はなかった」と回答した(「「住まいの貧困」解消へ一歩 県営住宅の保証人制度廃止、借り手の署名のみで入居へ【沖縄発】」沖縄テレビ2022年2月19日)。保証人や保証会社は賃貸住宅市場を不透明にする要因である。
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コロナ!現実世界とリンクさせていく。コロナで暴かれる貧困問題は多そう。特に普段は貧困とは縁のなかった人が急に貧困に晒されるという。社会としての不安定さみたいものが。 セーフティネットに対してもっと寛容になるべきで、不正受給にめくじら立てて生活保護批判なんかしちゃいかんよなぁ。 ...
コロナ!現実世界とリンクさせていく。コロナで暴かれる貧困問題は多そう。特に普段は貧困とは縁のなかった人が急に貧困に晒されるという。社会としての不安定さみたいものが。 セーフティネットに対してもっと寛容になるべきで、不正受給にめくじら立てて生活保護批判なんかしちゃいかんよなぁ。 職員ももっと増やして、負担を減らして、一人一人に寄り添えるサポートが出来たら理想的。 2022/11/26 真面目に生きようとする人が不幸になってずる賢い人間が得する社会はしんどいなぁ。
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生活保護の不正受給と、貧困ビジネスと言われる搾取の話。勉強になった。確かに昔はわからなかったけど、もしかしたら知的障害や発達障害などがあったのかな、っていう子がクラスにひとりふたりはいたと思う。そういうのに気付かれずにただ「鈍臭いやつ」で世間のはじかれ者になった人がどれだけいるだ...
生活保護の不正受給と、貧困ビジネスと言われる搾取の話。勉強になった。確かに昔はわからなかったけど、もしかしたら知的障害や発達障害などがあったのかな、っていう子がクラスにひとりふたりはいたと思う。そういうのに気付かれずにただ「鈍臭いやつ」で世間のはじかれ者になった人がどれだけいるだろう。何らかの理由で家賃が払えなくなった者がすぐに転落してしまう社会の構造にも触れている。
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貧困ビジネス編。前巻から続いているが、時間枠も取って、丁寧に描いている。コロナも重なり、今後の展開に目が離せない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
・85 浦田の部屋。敷物がダンボール。 ・88 奥坂の救急搬送。てっきり詐病かと思いましたよ。 ・89 コロナは正面から描くみたい。えみるの同窓会で判明した、彼女のポジション。 ・91 係長のスナックママへの切込みが素人じゃない。 ・94 不動産取引の仲介するには、宅地建物取引士の資格が必要ですが、ママはもってるの?あと、抜いた分のお金は脱税。角間への暴力を、えみるは石橋だと仮定して動くのでしょうか。マスク姿の怒りに決意も感じました。
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貧困ビジネス、怖い…。というか、傍目には怒り心頭。とか思いながら読み進めていたら、本作もまたコロナ渦突入。時系列としてもそこまで唐突感は無く、自然な作中の流れとして、ってのがお見事。本作の主題とコロナが、切っても切り離せない問題だけに、リアルタイムで扱うという姿勢も立派。目が離せ...
貧困ビジネス、怖い…。というか、傍目には怒り心頭。とか思いながら読み進めていたら、本作もまたコロナ渦突入。時系列としてもそこまで唐突感は無く、自然な作中の流れとして、ってのがお見事。本作の主題とコロナが、切っても切り離せない問題だけに、リアルタイムで扱うという姿勢も立派。目が離せません。
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コロナ禍で福祉事務所を訪れる層も一変。一方、前巻から徐々に暴かれる貧困ビジネスの実態も。次巻に続く。
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