ぼく モグラ キツネ 馬 の商品レビュー
優しさに包まれた本。挿絵からその対象がもつ心が伝わってくるような描き方、何かを伝えたい気持ちが溢れているような筆体、子供からシニアまでのそれぞれの読み手のなかで物語が進行していく。年齢不詳のぼくがモグラと出会い、森に向かうとキツネ、最後に馬と出会う。静かな会話が積み重なりながら、...
優しさに包まれた本。挿絵からその対象がもつ心が伝わってくるような描き方、何かを伝えたい気持ちが溢れているような筆体、子供からシニアまでのそれぞれの読み手のなかで物語が進行していく。年齢不詳のぼくがモグラと出会い、森に向かうとキツネ、最後に馬と出会う。静かな会話が積み重なりながら、それぞれの思いが滲み出てくる。 一気に読める、が噛み締めながら読むか、読み手の作法に委ねられる。
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内容も素敵だが私は絵が好き。黒一色で手書きで描いたような絵の中に突然タッチの違う絵が混じり、ゆっくり何度もページをめくりたくなる。
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最初から発想が豊か。こう言う何かに囚われない自由さは忘れない様にしたい。(いつでもどこでも、どこから読んでもらってもかまわない。とか) まず、どうしたらそのタイトルが思いつくん?!笑 子供が描いた本なのかな? イラストも自由で良い。 人生で大切な何かを忘れた時に、初心に帰りたい時...
最初から発想が豊か。こう言う何かに囚われない自由さは忘れない様にしたい。(いつでもどこでも、どこから読んでもらってもかまわない。とか) まず、どうしたらそのタイトルが思いつくん?!笑 子供が描いた本なのかな? イラストも自由で良い。 人生で大切な何かを忘れた時に、初心に帰りたい時に読む本。 最後まで展開が分からないと言う点では面白かった。 8-80才まで楽しめる本、って描いてあったけど0才6ヶ月の息子に読んでみた笑 1回目は釘付け!2回目は長くて飽きちゃった??
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図書館で見つけて読みました。 年代によって、人によって、いろんな事を感じるんだろうなと思いました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
すっごい難しいことが書いてあるわけじゃないし、 なんなら絵本で文字少ないのに、 びっくりするくらい心に響く感じがする。 読み手のその時に置かれている状況や気持ちで 受け取れるメッセージがすごく大きく変わりそうだなぁって、環境や心情が変化する時に読み返したいなぁって思う本でした。 ”ほとんどすべてのことは内がわでおこるのに、 オイラたちには外がわしかみえないのって、 おかしくないか?“ 今就活中なこともあってか、この部分が共感の嵐…! なんだかんだ内部って見えなくて、作られた外壁を探りながら本質の部分を見ようともがくような進路選びをしている自分のモヤモヤを、多分モグラはそんなことが元で考えていないんだろうけど…笑、表してる…!って勝手に感じました。
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手書きでサッと書いたようなラフ画が続くと思ったら幻想的な美しい画が間に挟まれている。(特に馬が飛び立つ場面が圧巻でした) 彼らの会話を読むうち「あ~そうだよね。」と相づちをうったり、反省する自分が出てきた。 話題になるだけあってとても優しく美しい本でした。 作者はユーモアのある人...
手書きでサッと書いたようなラフ画が続くと思ったら幻想的な美しい画が間に挟まれている。(特に馬が飛び立つ場面が圧巻でした) 彼らの会話を読むうち「あ~そうだよね。」と相づちをうったり、反省する自分が出てきた。 話題になるだけあってとても優しく美しい本でした。 作者はユーモアのある人ですね。他にも読んでみたいです。
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心がモヤモヤしていた日、ふと、近所の本屋さんで読んだ。絵本なのですぐ読み終えましたが、途中で感動して胸がキュンとなり、なんだか熱いものが込み上げて涙が出そうになりました。こんな素敵な本にはなかなか出会えません。近いうちに購入します。
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この作者は優しくて本当に幸せな人だと思います。 他の人を尊重し、受け入れて、側にいることで幸せになれる人。 幸せのお裾分け、ありがとうございます。
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文字が筆で書いたような手書き文字になっているのは、原書の文字も太字の万年筆で書いたような筆記体の手書き文字だからだった。 直訳でなく、いい具合に意訳してある。こんな感じ。 1ページ目 "Hello" "こんにちは" 2ページ目 (原書は...
文字が筆で書いたような手書き文字になっているのは、原書の文字も太字の万年筆で書いたような筆記体の手書き文字だからだった。 直訳でなく、いい具合に意訳してある。こんな感じ。 1ページ目 "Hello" "こんにちは" 2ページ目 (原書は絵だけ) ぼくは、モグラとであった。 3ページ目 "I'm so small." said the mole. "Yes." said the boy. "but you make a huge difference." "オイラはとってもちいさい"モグラがいった。"そうだね"ぼくはモグラをだきあげた。"でもきみがいると世界はでっかくかわる" 4ページ目 (どちらも絵だけ) 5ページ目 "What do you want to be when you grow up?" "Kind" said the boy. "おおきくなったら、なにになりたい?"モグラにきかれたので、ぼくはこたえた。"やさしくなりたい" モグラの絵が何なのか分かりにくかったり、誰が喋っているのか分かりにくい点をうまく補う訳になっている。 原書で読みたいと思う人は多いかも知れないが、筆記体の崩し字になっていて正直読みずらい。 人生に寄り添う言葉が満載ですが、以下に挙げる言葉は自分の後悔の念もあって沁みた。 "いちばんのおもいちがいは" "かんぺきじゃないといけないとおもうことだ" → 子供の頃に完璧を目指すのは良いことだと決めつけていて、随分と無駄な努力をしたことを今になって反省している。 "たすけを求めることは、あきらめるのとはちがう" "あきらめないために、そうするんだ" → たすけを求める=楽をする ということは自分のためにならないと考えていて、これも随分と無駄な努力をしたなと感じている。 "コップに水がはんぶんしか入っていないとおもう?それともはんぶんも入っているとおもう?" "コップがあるってことが、うれしい" → おっと、そこに着目するのか。コップは何処にでもあるのが普通ではない世界もあるのだ。常識は皆異なっている。この会話の意味するところは深い。 子供の頃にこの本を読んだとして、当時の自分の考えを変えられたかというと、きっと何も変わっていないと想像できる。 だけど、このような本をもっと読んでおけば頭の片隅に記憶が残っていて、もう少し早く自分の固定観念を変えられたかも知れないと思う。 #言葉もですが、絵が素敵でした。
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阿部先生が紹介されていた本 とても心が温まる。 絵が素敵 問いかけと答えが良い 読み手によって何が伝わってくるかが違いそう。読みながら色々な思いが頭を巡る
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