小説 火の鳥 大地編(上) の商品レビュー
日中戦争中の上海が舞台、主人公はロックとマサトというこの大地編のプロットは知っていた。火の鳥シリーズを読んでいると、この配役はもしかして…?と思わせるキャラクター設定があり、各章ごとに語りが変わるなど飽きさせない工夫もある。過去の東京の章がドタバタで進むのはまさに手塚的?これが下...
日中戦争中の上海が舞台、主人公はロックとマサトというこの大地編のプロットは知っていた。火の鳥シリーズを読んでいると、この配役はもしかして…?と思わせるキャラクター設定があり、各章ごとに語りが変わるなど飽きさせない工夫もある。過去の東京の章がドタバタで進むのはまさに手塚的?これが下巻ではどう効いてくるのかまだまだ予想がつかない。
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桜庭一樹が…火の鳥を……!!? 何故?????と思ったが、そりゃ創作者たるもの火の鳥には一枚噛みたいよな…。
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手塚キャラクターとの若干の差異にやや違和感。手塚の遺したメモを生かそう楚した導入。女王の自白あたりか引き込まれる。
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火の鳥・大地編上下巻。 手塚治虫の遺稿を元に、桜庭一樹が書き上げた新たな「火の鳥」。物語の舞台となる時代は1938年。日中戦争の最中の火の鳥争奪戦。 手塚治虫の台詞回しとか再現できるのかな、小説の中で小気味のいい感じが出せるのかな、と思ってました。冒頭の緑郎が正人を庇う場面で納...
火の鳥・大地編上下巻。 手塚治虫の遺稿を元に、桜庭一樹が書き上げた新たな「火の鳥」。物語の舞台となる時代は1938年。日中戦争の最中の火の鳥争奪戦。 手塚治虫の台詞回しとか再現できるのかな、小説の中で小気味のいい感じが出せるのかな、と思ってました。冒頭の緑郎が正人を庇う場面で納得。ニワトリの真似するところです。プロローグの「逃げろっ、世界!」もよかったです。これから、何かわからないけど、壮大なことが起きそうだ、というワクワク感。 感想は下巻でまとめて。
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日中戦争下、関東軍・間久部緑郎少佐は火の鳥探索の指令を受け、西域シルクロード、タクラマカン砂漠を目指す。 魔都上海、さまよえる湖ロプノール、楼蘭遺跡と、舞台設定が個人的にツボ。 登場人物のイラストがあり、セリフも手塚治虫らしい口調なので、キャラクターが動いている様子がパッと思...
日中戦争下、関東軍・間久部緑郎少佐は火の鳥探索の指令を受け、西域シルクロード、タクラマカン砂漠を目指す。 魔都上海、さまよえる湖ロプノール、楼蘭遺跡と、舞台設定が個人的にツボ。 登場人物のイラストがあり、セリフも手塚治虫らしい口調なので、キャラクターが動いている様子がパッと思い浮かぶ。擬音が多く、初期作品のようなコミカルさもある。
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手塚治虫さんの火の鳥を愛読している身からすれば、これは火の鳥じゃないなあと思える本なのだけど、設定的には時代の有名人をうまく組み合わせていて面白いと思う。
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日中戦争期の大陸を舞台に描いた、歴史SF巨編。漫画家・手塚治虫が残した「火の鳥」続編の構想原稿に、作家・桜庭一樹が新しい命を吹き込む。 手塚治虫の「火の鳥」を読んだことはない。ただ桜庭一樹の小説はラノベ出身作家らしくマンガ的な表現が多いと感じていたため、手塚作品と親和性があるの...
日中戦争期の大陸を舞台に描いた、歴史SF巨編。漫画家・手塚治虫が残した「火の鳥」続編の構想原稿に、作家・桜庭一樹が新しい命を吹き込む。 手塚治虫の「火の鳥」を読んだことはない。ただ桜庭一樹の小説はラノベ出身作家らしくマンガ的な表現が多いと感じていたため、手塚作品と親和性があるのではと勝手に思っていた。とりあえず上巻は何とか読ませたけれど、下巻の展開がちょっと心配。 (Ⅽ)
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わたしは、聖なる神の鳥を裏切り、この世の理の外側に出てしまいました。 神の火を盗んだ罪人になったのです。 (P.120)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
手塚作品、火の鳥、大好きで本屋さんで見て即買いしました。朝日新聞社創刊140周年記念作品なのですね。私は作品の主な舞台である、中国・清・歴史に明るくなく、最初のうちはスマホ片手に調べながら読みました。歴史に弱い私でしたが、するすると頭に入ってきて、なんの苦もなく2日で1冊読み終えることが出来ました。お話も、「火の鳥」らしさのあるストーリーと、手塚キャラ達の出演によって、想像もしやすく、面白く読みました。間久部緑郎が、変わらずロックで、ああ、手塚ワールドだなぁとしみじみ感動しました。
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上下一括感想下巻にて 3章までは 「昭和の手塚治虫ワールド」全開 4章からは 「平成の桜庭ワールド」が始動
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