時代の異端者たち の商品レビュー
自分が漠然と聞き知っている事柄について、その道の先達の話を聞くという意味で、これらの対談がいかに多くのことを学ばせてくれるのか、まさに圧倒される思いである。 特に蒙を啓かれたのは、日本の防衛政策についての半田滋との対談、そして最後の総務省のキャリア官僚だった平嶋彰英との対談である...
自分が漠然と聞き知っている事柄について、その道の先達の話を聞くという意味で、これらの対談がいかに多くのことを学ばせてくれるのか、まさに圧倒される思いである。 特に蒙を啓かれたのは、日本の防衛政策についての半田滋との対談、そして最後の総務省のキャリア官僚だった平嶋彰英との対談である。菅義偉という人物がどんな人物だったのかということがリアルに描き出されている。
Posted by
マジョリティはまごうことなき正論なのか?異議を唱え続けるマイノリティは軽視してもよい異端なのか?蹉跌をきたさぬよう良い社会へと向かう道程が、青木理によってインタビューされる人びとの言葉に託されている。それは日常生活に不都合な事柄かもしれない…しかし、それこそ民主主義の出発点なのだ...
マジョリティはまごうことなき正論なのか?異議を唱え続けるマイノリティは軽視してもよい異端なのか?蹉跌をきたさぬよう良い社会へと向かう道程が、青木理によってインタビューされる人びとの言葉に託されている。それは日常生活に不都合な事柄かもしれない…しかし、それこそ民主主義の出発点なのだ。違和感と真摯に向き合える姿勢こそ大切であり、違和感を排除して、居心地の良さや聞き分けの良さばかり求めていたら、いつの間にか権力者の隷属となっている。それでいいのか。いいわけがない。
Posted by
翁長雄志をはじめマスコミで植え付けられたイメージとは異なる人物の言動を掘り下げた本。青木さんはいいな
Posted by
前書きでタイトルに込められた想いを読み「異端者」こそが正常で歪んでいるのは権力者の方だとの指摘にうなずく。 9人のうちの半数は知らなかった人だがさすがの選択だ。 菅をはじめとする自民党の酷さは安物のヤクザ映画さながら。こんな人たちに権力を握らせていることは、私たちこそ大いに反省し...
前書きでタイトルに込められた想いを読み「異端者」こそが正常で歪んでいるのは権力者の方だとの指摘にうなずく。 9人のうちの半数は知らなかった人だがさすがの選択だ。 菅をはじめとする自民党の酷さは安物のヤクザ映画さながら。こんな人たちに権力を握らせていることは、私たちこそ大いに反省しなければならないだろう。 青木理さんはもちろんだが河出書房新社への信頼も高まった。
Posted by
財政破綻を信じる罪深き老害ジャーナリストが9人の話を聞く。翁長前知事。辺野古移転阻止。本土が知らない基地建設の実情。重い遺言。国境なき看護師、白川優子氏。同じ人間として放っておけない。死んでも自分の意志だが自己責任論は怖い。河野元自民党総裁、古きよき政治を語る。野党にも配慮。昔は...
財政破綻を信じる罪深き老害ジャーナリストが9人の話を聞く。翁長前知事。辺野古移転阻止。本土が知らない基地建設の実情。重い遺言。国境なき看護師、白川優子氏。同じ人間として放っておけない。死んでも自分の意志だが自己責任論は怖い。河野元自民党総裁、古きよき政治を語る。野党にも配慮。昔は度量が大きかった。長男には何を思うか。無罪判決30件以上木谷元判事。悪人には死をの単純な世論。少数の側に立ってこそ司法。由緒正しき芸能者、美和明宏。今や少数となった戦前生まれ。指示した国民も責任者、徴兵制は言い出した方こそ前線へ。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
イージスアショア撤回 代替案なし 元は政治主導のアメリカからの高額兵器購入 デビッドバーガー兵力デザイン2030 敵前上陸や海軍の船で近づいたら餌食になるだけ 辺野古の軟弱地盤 国民が求めるのは災害救助の次に国防 (半田滋) 日本は文化面の先進国 私的な領域として AIDSで公的なムーブメントへ 知能がある程度発達した動物は同性愛的な行動をする 性のグラデーション 家制度、宗教がなければ自由に? ブロマンス 個人的な善意 で回収されてしまう日本 (北丸雄二)
Posted by
- 1