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伝説の魔導王、千年後の世界で新入生になる(1) の商品レビュー

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2021/03/06

最強の魔導王の尊称を得て魔法学園初代学長のセロは、魔法の研鑽を続けるために転生して改めて魔法学園での切磋琢磨を求めた。彼が転生した先は千年後の未来。そこではセロが得意とする支援魔法が衰退し冷遇されていたのだった。 転生ものも円熟してきたというか、様々なパターンが次から次へと出て...

最強の魔導王の尊称を得て魔法学園初代学長のセロは、魔法の研鑽を続けるために転生して改めて魔法学園での切磋琢磨を求めた。彼が転生した先は千年後の未来。そこではセロが得意とする支援魔法が衰退し冷遇されていたのだった。 転生ものも円熟してきたというか、様々なパターンが次から次へと出てきますね。自ら創り上げた理想の魔法学園で学生生活を送り、切磋琢磨の先にある魔法の頂を目指す。そのために自分から転生するという設定も、転生ものが円熟した今だからこそすんなりと受け入れられるのかも。いやこうなると、円熟というよりは爛熟という気もしますが。 魔法の源は魂にあるため、転生しても頂点を極めた魔法はそのまま。そのままなのに新入生として学園に入るのだから、ある意味子どもの中に大人が混じるようなもの。しかも決闘を挑まれるとなると子どもの喧嘩に大人が入り込むようなもの。 しかしそこは級友の才能を伸ばすためなど、単に決闘に圧勝することのみに焦点を当てないのがうまいですね。圧倒的な力を持つ主人公をどう魅力的に描くかというのが、この手の作品の肝なのでしょう。

Posted byブクログ