どうして、わたしはわたしなの? の商品レビュー
子どもたちの一見幼い質問に、80歳を超えた絵本作家が、真正面から答えています。子どもたちが「こたえ」の大きさに気づくのは、ずっと先かもしれませんが、よくわかったり、すぐわかったり、わかりやすかったりすることに溺れつつある私たちの社会の落とし穴を覗かせてくれる印象の好著だと思いま...
子どもたちの一見幼い質問に、80歳を超えた絵本作家が、真正面から答えています。子どもたちが「こたえ」の大きさに気づくのは、ずっと先かもしれませんが、よくわかったり、すぐわかったり、わかりやすかったりすることに溺れつつある私たちの社会の落とし穴を覗かせてくれる印象の好著だと思いました。 本にして出した現代書館の勇気に拍手!ですね。 ブログにもちょっと案内しました。よろしければ覗いてみてください。 https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202209100000/
Posted by
図書館で。トミ・ウンゲラーという絵本作家を初めて知る。「すてきな3にんぐみ(The Three Robbers)」が有名のようだ。今度読んでみよう。 この本は子ども3~12歳くらいからの素朴な問いについて著者が答える。副題はトミ・ウンゲラーのすてきな人生哲学とあるけど,やりとりし...
図書館で。トミ・ウンゲラーという絵本作家を初めて知る。「すてきな3にんぐみ(The Three Robbers)」が有名のようだ。今度読んでみよう。 この本は子ども3~12歳くらいからの素朴な問いについて著者が答える。副題はトミ・ウンゲラーのすてきな人生哲学とあるけど,やりとりしているわけではないから子どもの素朴な問いにおじいさんが答えてみた,それを聞いていた周りの大人がなるほどねと感心したのか本になってしまった,というスタイルかな。 やたらと問いに石がでてくるのは,西洋だからかな。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
小さな人たちからの質問にトミー・ウンゲラーが人生経験にウィットとユーモアを添えて答える。 ・夜に眠れない人たちは、夢がやってきたらどうするの?(5歳) ←哲学的! ・なぜ、2+2=4なの? →二切れのパンと二枚のハムなら一人分のサンドイッチになる。でも、計算するときは数字の特徴を受け入れてやらなくちゃね。数字の4に向かって、ほんとは7になりたかったかどうかなんて誰も聞かなかったんだもの。 〇質問も回答もユニーク。こんな風にキャッチボール出来たらなあ。自分だったら、どんな回答をするだろう。 〇挿し絵がふんだんに。贅沢だ。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
子供の質問に回答する形だった。 私の意見とちょっと違うのもあったが最後に「ぼくのアドバイスがいまひとつだったら、そこはきみの力の見せどころ。ぼくとはまったくちがう方向に、堂々と進んでいってくれたら万々歳だ。」って書いてあって良い人だな〜って思った。 一番好きは回答は「ママンは、怒るとよくこう言うーー」というもの。
Posted by
- 1