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四十歳、未婚出産 の商品レビュー

3.8

63件のお客様レビュー

  1. 5つ

    13

  2. 4つ

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2024/08/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

四十歳、未婚。産むか産まざるか悩む話かと思ったら、早い段階で産む覚悟はできてて、「未婚出産」っていう立場がいかに人権を得ていないかがテーマの話だった。 ラストは結局入籍するんかい!という気持ちもあるけど、凡庸の台詞はぐっときた。

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2024/08/22

後半は泣きながら読んでいた。 私自身子どもを生むか迷っているところだが、助けてくれる人がいる今の環境に感謝したい。 子どもが欲しいと思った。

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2024/07/30

シングルマザーは大変だ。 展開として落とすところまで落として最後は大逆転かと思いきや、現実的な路線でおさまった。 助けてもらえるだけありがたいということか。

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2024/07/03

40歳目前で、部下との一夜の勢いで妊娠してしまった優子。 しかも、妊娠を打ち明けようにもDV気質の彼が怖くて言い出せない、言わずに一人で産み育てようと決心するところまではよかったが、会社の化石みたいなマタハラ上司に、噂好きな同僚たちの対応にすっかり怯んでしまう。 加えて、外国人...

40歳目前で、部下との一夜の勢いで妊娠してしまった優子。 しかも、妊娠を打ち明けようにもDV気質の彼が怖くて言い出せない、言わずに一人で産み育てようと決心するところまではよかったが、会社の化石みたいなマタハラ上司に、噂好きな同僚たちの対応にすっかり怯んでしまう。 加えて、外国人や1人親への偏見が多い親戚や田舎の人たち。きっと東京にいても、未婚で1人で親になる決心をしたら、見えない壁と戦ったり、何かと大変なんだと思う。 そういう凝り固まった化石人たちの対応にハラハラしたり、怒りを覚えたりするシーンも多いが、最後に子どもの父親になると言ってくれた同級生の凡庸の人間の大きさには頭が下がるばかり。 一方で世間体を気にし、自己都合で、子どもたが生まれたら離婚するくらいのつもりで人の籍だけ借りようと勝手さには呆れるしかない。妊婦はなんでも子どものためと言えば言い訳できると思っている感じに不快感を覚えずにはいられない。 そして、あまりに好都合な終わりかたに拍子抜け。

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2024/05/12

40歳目前のキャリアウーマンが一夜の情事で妊娠してしまう。 父親は部下。嫌なヤツだが年齢的に産みたい。 今作はシングルマザーの将来への不安。マタハラ、親子の距離感、田舎の噂話や詮索好きなどの社会問題がテーマ。 読んでる間は共感できる場面が多く面白いが、同時にモヤモヤや、不安感も感...

40歳目前のキャリアウーマンが一夜の情事で妊娠してしまう。 父親は部下。嫌なヤツだが年齢的に産みたい。 今作はシングルマザーの将来への不安。マタハラ、親子の距離感、田舎の噂話や詮索好きなどの社会問題がテーマ。 読んでる間は共感できる場面が多く面白いが、同時にモヤモヤや、不安感も感じる。主人公に共感し過ぎ?

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2024/01/25

01月-10。3.0点。 旅行代理店で働く主人公、39歳。未婚のまま妊娠。ラストチャンスだと思うが、実家の田舎の目などを気にして。。 一気読みした。主人公の気持ちの揺れ、周囲の反応など、リアルな感じが面白い。

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2024/01/09

なーるーよねーー。 っていう四十路あるある。笑!!!! 田舎じゃなくてもあるんじゃないかな、こういうこと。っていう。今や四十路独身者も多いし、この先未婚も考える人もいるだろうと思うけど、外野のあれこれってやっぱりあるよね。 いつまで経っても。 結婚して子ども産まれてってのが、セオ...

なーるーよねーー。 っていう四十路あるある。笑!!!! 田舎じゃなくてもあるんじゃないかな、こういうこと。っていう。今や四十路独身者も多いし、この先未婚も考える人もいるだろうと思うけど、外野のあれこれってやっぱりあるよね。 いつまで経っても。 結婚して子ども産まれてってのが、セオリーになってるよねぇ。 でも、少子化の現状から見ると、今、むしろだんだん産んでる人は、ガンガン産むしって感じで、むしろよくそんなに産むわ。 って見られることもあるんじゃないかなぁ。。。 ホント、今はだんだん逆になってるよね、、、 産む暇ないよ。ってね。 女性進出で、出産で立ち止まってられないよ。って人増えるんじゃないかなぁ、、、 赤ちゃんって、恐ろしいほど可愛いのになぁ。笑 でも、もう一人産むか。 って言われたら、産むとはいえないくらい大変なこともわかるのよねぇ。 日本はここどうにかしないと、少子化の歯止めは効かないだろうね。 この本で一番思ったのは、一途な住職のあの気持ち。こんなオトコいないよーホントに。って思ったのは、わたしだけじゃないはずだ!!! #少子化 #赤ちゃん可愛い #子どももすこぶる可愛い #ただ四十路すぎの出産こぇー #41歳で小1ケッコーギリ。 #体力やばし #子どもパワフル #やばいやられる #めっちゃ可愛いんだが #めっちゃ元気ないと身体きっつい

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2024/01/08

40歳を目前に思わぬ妊娠をしてしまう優子。 お腹の子の父親、田舎の身内の白い目、不妊治療に苦しんできた同僚にも打ち明けられず、未婚で出産する決意をする。 最低な考えの人がいる一方、最終的に幸せな出産を勝ち取っていく頼もしいストーリー。

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2023/12/28

内容 旅行代理店勤めで独身謳歌中の優子。 ところが40歳目前で予定外の妊娠をする。 年齢的にラストチャンスで産まないという選択肢はないのだが、10歳以上も年の離れたお相手はイケメン部下で彼女持ち。 果たしてどうなる・・・? 感想 思わぬ妊娠が未婚で40歳目前となると、こうも事態...

内容 旅行代理店勤めで独身謳歌中の優子。 ところが40歳目前で予定外の妊娠をする。 年齢的にラストチャンスで産まないという選択肢はないのだが、10歳以上も年の離れたお相手はイケメン部下で彼女持ち。 果たしてどうなる・・・? 感想 思わぬ妊娠が未婚で40歳目前となると、こうも事態が深刻になるのか・・・と 厳しい現実を突き付けられた。 カンボジアの俗世を忘れさせる空気感とお酒の効能で一夜の過ち・・・ キャーッ!! これは甘美で危険な匂いがする!! 偏見の強い田舎の風潮、職場の好奇の目、不妊治療に悩む同期との亀裂、更にはお相手である部下の人間性が徐々に露見してきて、八方塞がりとは正にこういう状況を言うんだろう。 読んでいるだけで、く、くるしい。 相談できる相手がいない身重の主人公が、どうなってしまうんだろうと読み進める度に不安で不安で仕方ない。 つい口から出た嘘に、嘘を塗り重ねているうちに、噂が何処からともなく広がっていき・・・ でも、分かる! この水野という男は危険だ! 何で正直に言わないの?と最初は焦ったかったが、徐々に雲行きが変わり、しまいには水野にお腹の子の父親だとバレないかとハラハラした。 垣谷美雨さんの巧みな心理戦の描写が、随所に出て来るので胎教に悪いのではないかと余計な心配までしてしまった笑 さてさて、ネタバレを避けるので些か抽象的になるが、年を重ねたからこそ、貪欲に手を出して様々なものを享受するっていうのも時には必要だなぁと感じた。 住職である凡庸が悟った境地、 兄や姉の協力、 過去不倫関係にあった上司のサポート、 戸籍制度ならではの知恵と恩恵、などなど 主人公の優子は、本当に運良く周りの協力が得られたので何とか救いが見出せるラストだった。 仏前で夫に話しかける優子の母 伸江の本音も世代間ギャップを超えて微笑ましい。 でも、現実はどうだろうと・・・と、読後に釈然としないものが残る。 きっとバツあり子持ちよりも、未婚子持ちは世間の風当たりがキツイだろう。 更に、バリキャリでも子供を授かる事で環境によっては世界が180度変わってしまうのが日本だ。 昨今、慢性的な人員不足を補う為に、育休や産休に時短勤務など様々な制度が登場した。 制度上整ったからといって、現場では受け入れ側の理解と配慮が得られないことが圧倒的に多い。何とか産後復帰したものの肩身の狭い思いをして働いている人や、最終的に職場を去っていく人も多い。 作中にあった昌代の地球規模の頭の回路を読むにつれ、狭い日本での厳しい現実が物凄くちっぽけに思えてきた。 凡庸の法話にあった仏教を開いたお釈迦様の『天上天下唯我独尊』の言葉の意味・・・ 「自分という存在は他の誰とも代わることのできない、ただ一人の存在だから、そのままで尊い」 そんな風に、自分も他人のこともありのままに受け入れる境地を持てるようになりたいと思った。 最初はシングルマザーで生きていく決意を固めるまでの内容かなぁと軽く読み始めたが、そこは流石の垣谷美雨さんだ。想像の域は軽く超えて来るから、物語にどんどん引き込まれてしまう。 旅行代理店勤務で現地視察から見えて来る他国との比較や、兄の再婚相手であるマリアとその連れ子リカルドとの交流により、日本人の家族や教育や男女均衡の考え方をグローバルな視野の中で立体的に捉えさせることで物語に深みが増していた。 これからの日本に差し迫っている現実の話で、男女関係なく様々な人に読んでみて欲しい作品!

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2023/12/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

旅行代理店に勤める優子は、アクシデントで28歳のイケメン部下と一夜を共にし、子供を授かる。 産むのか産まないのか。 それだけで色々と考えるところはあるのだけれど、そこにイケメン部下の彼女だったり、地元の同級生だったり、自分の兄弟だったり妊娠についてとやかく言って優子を翻弄させる。 優子と関係があった専務の瀬島さんによって救われるのだけれど―――やっと肩の荷がおりたよ。と、言いたげな背中がいいのか悪いのか…。優子の力になったのであればいい事なのかな?優子の窮地を救ったという点ではやはり瀬島が助けてくれたのはいい事だったのだ。でも戸籍を貸してくれた凡庸には叶わないけど。 最後のエピローグで優子が凡庸に惚れたような文章がでてくるのだけれど、真実はどうなの? ほら、わたしって行間を読めない女だからさ、はっきり書いてくれた方が…ムードもへったくれもなくなるんだけどさ。 ーーーーーーーーーーーー 言うのか、言わないのか。 産むのか、産まないのか。 40歳を目の前にして思わぬ妊娠に揺れる、旅行代理店勤務の優子。お腹の子の父親である28歳のイケメン部下、頭の古い田舎の母親、妊婦を「腹ボテ」と言うパワハラ上司、不妊治療に悩む同僚、若さを誇る美人女子社員……。お腹はどんどん大きくなるけれど、本当のことはなかなか言えない。 このままシングルマザーになって、やっていけるのか!? (帯より)

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