ブロードキャスト の商品レビュー
環太平洋大学附属図書館の所蔵情報はこちら⇒ http://library.ipu-japan.ac.jp/Main/Book?book_id=TS00078780
Posted by
湊かなえの青春物語。とても新鮮。結果が残せなくてもいい、失敗したっていい。何かに夢中になって取り組んだ経験が、将来何かの役に立つ。今やりたいことをやろう。
Posted by
イヤミスではない、青春物語。 学生時代に戻ったような充実感で満たされました。 こんな風に過ごしたかった。 運動と文化系の良さもあるし、なんだか良かったです。
Posted by
202101/ミステリじゃなくても湊かなえの面白さが堪能できる1冊。正也は物語回す為に多少都合良いとこも感じられたし、自分からすると教師陣がなんでも話し過ぎに思えたけど、放送部の先輩達は存在感があって、思春期女子特有さの描写がうまかった。自分は部活に力を入れない学生で当時は何とも...
202101/ミステリじゃなくても湊かなえの面白さが堪能できる1冊。正也は物語回す為に多少都合良いとこも感じられたし、自分からすると教師陣がなんでも話し過ぎに思えたけど、放送部の先輩達は存在感があって、思春期女子特有さの描写がうまかった。自分は部活に力を入れない学生で当時は何とも思わなかったけど、体育会系/文科系問わず部活に一生懸命な学生生活というのもうらやましいなと思えた。文化部の変わった人達というレッテル等について、ご自身も放送部OBだったという解説の人も古傷が痛い…と書かれてるけど、本心から痛いと思ってはいない(若気のいたりキャラ的セリフを言ってるだけで、ま、一般人とは違うんで!的な…)のが見えるのも、こういう部活におけるキャラ意識や身内感が出てるな~と思った笑。
Posted by
駅伝の有望選手だった圭祐が、高校の合格発表の日に交通事故にあい、陸上を諦めて入った学校で同じ中学出身の正也に誘われてなんとなく放送部に入ってからのお話。 私は帰宅部だったが、卒業した高校に放送部ってあったのかなと思ってホームページを見たところ、私が通っていた大昔はいざ知らず、今...
駅伝の有望選手だった圭祐が、高校の合格発表の日に交通事故にあい、陸上を諦めて入った学校で同じ中学出身の正也に誘われてなんとなく放送部に入ってからのお話。 私は帰宅部だったが、卒業した高校に放送部ってあったのかなと思ってホームページを見たところ、私が通っていた大昔はいざ知らず、今はちゃんとあるみたい。 部員は7名で、『夏のNHK杯、冬の高文祭という2つのコンクールに向けて、日々練習を重ねています』って書いてあるから、物語と似たような感じなんだろうな。 しかし、高校の放送部の活動がテレビ・ラジオ番組制作みたいなことをやっているのを知らなかった。 「おちょやん」の最後のほうで、テレビの中でラジオドラマをやっていて、結構面白いもんだと思ったが、コンテストとなるとスポーツとは違って優劣を決めるのが難しい気もするし、審査する人のどこに受けるのかが見えにくい中での作る過程における議論も大変そう。 そう思って読むと、お話としてはまずまず面白かったが、作りは浅い。 作った台本をブラッシュアップしていく様などなかなか面白いところだと思うが突っ込み不足で物足りないし、中に出て来るラジオドラマやその講評の内容についてどこまで作者のオリジナルなのだろうという意地悪な疑問が湧く。 部活を通じて、上級生や同級生との関係が築けたり、親との会話の接点になったりするところは、ありがちだけど、まあ微笑ましい。 主人公ら1年生のキャラクターは好ましいが、3年生がヘタレ過ぎ。
Posted by
湊かなえ氏著 だけれども、これまでの氏の作品とはまた違ったジャンル。ミステリー感もない青春もの。 氏のミステリーを期待して読むと物足りないかもしれないけれど、さすがストーリーの構成や人物像の描き方は個性に溢れていて安心して読める。 青春まっさかりの汗水流していた頃に読んでいた...
湊かなえ氏著 だけれども、これまでの氏の作品とはまた違ったジャンル。ミステリー感もない青春もの。 氏のミステリーを期待して読むと物足りないかもしれないけれど、さすがストーリーの構成や人物像の描き方は個性に溢れていて安心して読める。 青春まっさかりの汗水流していた頃に読んでいたら、同感するのかな。はたまた反発心を抱くのかな。 でも頑張る、心を注げるものを持てることは幸せで豊かだと思える。
Posted by
湊かなえさんの小説が好きでよく読んでいるんですが この作品はまったく湊かなえ感が無くてとても新鮮です。いつもと違った青春のお話も面白く書けるのは本当にすごいと思いました。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
湊かなえさんにしては珍しい青春小説。 放送部というマイナーな文化部が舞台。 事故の謎解きのようなことに発展して湊ミステリーワールドが繰り広げられるのかと思っていたら、最後までスッキリとした青春小説でした。 「伝える」手段が多様化した現代。便利ではあるけれど、そのかわりに伝え方に苦慮することもあまりなくなった。自分の思いを自覚し表現し伝達する術について、再考を促したかったのかなと感じた一冊でした。
Posted by
この作品の続編にあたる「ドキュメント」関連の記事で声優の鈴木崚汰さんがこの作品についても言及していたので手に取りました。 中でも本編よりおまけ?の正也の脚本教室が個人的には納得できる事もあって面白く、 小説>漫画>ラジオドラマ>映画やドラマ、アニメなどの映像化...
この作品の続編にあたる「ドキュメント」関連の記事で声優の鈴木崚汰さんがこの作品についても言及していたので手に取りました。 中でも本編よりおまけ?の正也の脚本教室が個人的には納得できる事もあって面白く、 小説>漫画>ラジオドラマ>映画やドラマ、アニメなどの映像化 で確かに自分の中での想像力…シアターですかね?に違いがあるな、と改めて思いました。 いろんな作品がメディア化されてる方が描けるところでもあるかも。 過去に同作者さんの「告白」は読んだ事ありましたが、あと残りもなく読みやすい作品でした。 有川浩さんのシアター!を個人的には思い出されますね。
Posted by
男性が主人公ってだけでも珍しいのに湊かなえらしくない小説に仕上がってる。 面白くないわけではないけど、正直言うと物足りない部分はある。 こんな小説も書けるんだなという印象はある。
Posted by