〈脳と文明〉の暗号 の商品レビュー
前作「ヒトの目 驚異の進化」と同時に購入して、読み進めた。前作は3章までが抜群におもしろくて、4章(文字のところ)で「うん?」となった。そして、本作はまったくその続きだった。だから、ずっと「うん?これって科学?」なんて思いながら読んだ。どうも、すべてが著者の主観でしかないように思...
前作「ヒトの目 驚異の進化」と同時に購入して、読み進めた。前作は3章までが抜群におもしろくて、4章(文字のところ)で「うん?」となった。そして、本作はまったくその続きだった。だから、ずっと「うん?これって科学?」なんて思いながら読んだ。どうも、すべてが著者の主観でしかないように思えるのだ。どこまで、一般化されているのだろうか。他の研究者の研究内容の引用もあるから、まんざら「トンデモ本」ということはないのだろうけれど。まあ、とにかく、解説が伊藤亜紗さんだったので、なんとか最後まで、読もうと思って読み通した。まあしかし、読んでいるうちにいろいろと身体にしみこむことはあって、帰りの電車で読んで、駅から家に向かう間、自分の足音と、カバンがすれる音を聞きながら、これは確かに音楽だ! なんて思ったりもするわけです。しかしなあ、やっぱり、ドップラー効果が音楽の高低につながるのかなあ。
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2021-01-15 おそらく主張していること-言語は物体の発する音の、音楽は人間の発する音の、特徴を真似るように進化した-は間違っていない。 しかし、どうも論の進め方に違和感がある。 自説を補強する証拠だけを選んで書いているように見えるんだよなあ。いや、当たり前なんだけど。 な...
2021-01-15 おそらく主張していること-言語は物体の発する音の、音楽は人間の発する音の、特徴を真似るように進化した-は間違っていない。 しかし、どうも論の進め方に違和感がある。 自説を補強する証拠だけを選んで書いているように見えるんだよなあ。いや、当たり前なんだけど。 なんだか、トンデモの論の進め方の匂いがするのです。
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