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夏への扉 新版 の商品レビュー

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169件のお客様レビュー

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    49

  2. 4つ

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2024/08/25

いわゆるSF作品の入り口としての作品。 コールドスリープやタイムスリップなどがでてきておぉと。そしてタイムパラドックスについても少々。 各種ロボットは夢があるなぁ2024年のいま、お掃除ロボットらしきものは登場し(いわゆる誰もが想像するロボットでは無いが)、食器洗い機などもあるが...

いわゆるSF作品の入り口としての作品。 コールドスリープやタイムスリップなどがでてきておぉと。そしてタイムパラドックスについても少々。 各種ロボットは夢があるなぁ2024年のいま、お掃除ロボットらしきものは登場し(いわゆる誰もが想像するロボットでは無いが)、食器洗い機などもあるが、判断するAIは進歩しつつあるもそれを搭載した自立ロボットまではまだまだかな? そういったSF要素は基本的なもので入り口に立った私を優しく招いてくれた。 物語の筋も分かりやすく、それでいて頭を使わせてくれる事もあり楽しく読めた。 中盤は冗長なところもあり、一旦中断して何か他のものを読もうかと思ったりした。 ただ、終盤は一気に読んでしまった。 ピートがどうなるのか気になって…

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2024/08/21
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SF小説(たぶん)はじめて読みました。 これはオーソドックスなの?? コールドスリープで未来に行ったあとタイムマシンで過去に戻るってなかなかハードですよね。 とにかく読みやすくて、暗く重い要素もほとんどなくて楽しかった! ロバートへ、 2024年現在、68年前に想像されてたよりは文明の発展は停滞しております。

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2024/08/21

軽快な文章と、さくさく進む展開、様々な伏線と晴れやかなラスト、どれをとっても凄く好みの作品。 特に主人公の性格、喋り方がすごく良い。大好きな作品です。

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2024/08/14
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ロバート・A・ハインライン「夏への扉」読了。 多分、私にとって初海外SF小説と思われる。 冷凍睡眠とタイムトラベルを駆使して、人生大逆転。 過去の伏線回収もスッキリ。 今でこそ世にたくさん出ているSF映画や 漫画やアニメでは、当たり前になってるコンテンツ(タイムマシーンとか冷凍睡眠)。 これが1956年(しかも舞台は1970〜2001年)に書かれたものというのだから、 作者の想像力たるや!唸るしかなかった。 作中序盤早々に、とんでも!な裏切りにあったにも関わらず いろんな人の手をかりて幸せを掴んだダン。 印象的だった言葉が 「結局は人間を信用しなければなにもできないではないか」 過去だろうが未来だろうが、 いつの時代も共通した人間の根底が そこであってほしいよなーと思った。 余談ですが、作中、レオナルド・ダ・ヴィンチがタイムトラベラーだったとかいうくだりは ニヤニヤしましたww

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2024/08/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルの透明感からして、清々しい青春SF小説のような話かと想像してしまっていた。 ちょっと違った。 若き(と言っても30歳の)発明家が悪女にたぶらかされて、資産を巻き上げられた上に30年間の冷凍睡眠に処されてしまう話。 中盤くらいまで中々話が進まないし、何がこの物語の読みどころなのか分からず悶々とする。 ただ、読みやすい文章だし、語り口も良いのでするするとは進む。 だが、「で、何なの?」が付きまとう。 復讐に燃えるってわけでもなさそうだし。 中盤以降、タイムリープを交えたダイナミックな展開を見せ始めてからは、序盤のそこここの場面が伏線回収され、おぉミステリ色強の様相。 1970年に冷凍睡眠されて、30年後の2000年に目覚めるという話なのだけれど、あぁそうか1970年に描かれた2000年の話ね、それだと中々技術革新読み切れないよねーと思いきや原作は1956年作とのこと。 描かれる全ての年代の様相、そしてさらにその先の現代のテクノロジーがわかっている中で、ものすごくねじれた世相設定(2000年にして冷凍冬眠からの蘇生が当たり前のようになり、ロボティクス社会。でも食堂に電話帳はあるし、ネット的なものも出てこないし、生成AIなんて影も形もない)が面白かった。 書かれた作品のはるか未来でしか味わえない味わい。 SFってこういう楽しみ方もあるのかと思った。 加えて、タイトルが活きてくる最終盤の情緒深さ。 日本ではハインラインの代表作と言えばで知られる本作だが、実は海外ではそこまで人気ではないらしい。 何でだろう。 未知との遭遇的要素が不足してるとか? 他の作品と作風が違いすぎてるとか? 機会があったら国外での「ハインラインといえば」と言われている『月は無慈悲な夜の女王』とやらも読んでみたい。 個人的には、冷静に考えると裏切られた途端に11歳(だったかな?)の少女に救済を求めた都合の良い30男の話なところにひっかかる部分はあるのだが、まぁ猫のピートの愛くるしさだったり、少女側の気持ちを尊重して良しとしましょう。

Posted byブクログ

2024/08/10
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夏が来たので、超有名SF作品である本書を読んでみた。 あらすじを全くみずに読んでみたが、色々な要素の詰まった一作でした。 冷凍睡眠、タイムマシン、ロボット等々、SFとしてよく扱われる設定が王道的かつ面白く使われていました。 また、サスペンス的な要素もあったり、時を跨いだタイムトラベルを用いたミステリーとしても読むことができて、読みやすかったです。 出てくるキャラクターもとても魅力的でした。 トウィッチェル博士をわざと怒らせて、タイムマシンを使わせるシーンは笑えました。 後半に出てくるジョン•ジェニィ夫妻とのシーンは、信用しあえてて感動的でした。 そして愛猫ピートがとにかくかわいい。

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2024/08/08

元々「読みたいリスト」に入っていたが、先日読んだ「猫は抱くもの」にその名が登場したので、手に取った次第。 しかして、猫が主体の小説かというと、そういうわけでもなかった。 猫の言動の描写はなかなかに細かかったが、むしろ、タイムトラベルが主軸となった、SF小説。 かつ、復讐劇。 特...

元々「読みたいリスト」に入っていたが、先日読んだ「猫は抱くもの」にその名が登場したので、手に取った次第。 しかして、猫が主体の小説かというと、そういうわけでもなかった。 猫の言動の描写はなかなかに細かかったが、むしろ、タイムトラベルが主軸となった、SF小説。 かつ、復讐劇。 特筆すべきは、本書が1956年に書かれたものということ。 改版を重ねられており、都度、現代語訳的に解釈・記載を改められてはいるだろう。 しかし、原文が起こされたときは、携帯電話やパソコンなんて想像もつかない時代。 そんな中、これほどのアイデアがあったかと思うと、その発想力に驚かされた。

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2024/07/31

不朽の名作SFとのことで手に取ってみた。 作品の設定が古いので、いろいろと古くさく感じてしまう。言葉遣いとか。 人語を解するネコのピートは、本当にいい相棒だ。 タイムリープして、同じ時空に自分が二人いて、これどうなんだ?って頭が混乱してしまう。

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2024/07/31

 1956年の刊行から日本での翻訳バージョンも版を重ね、これだけ長きに亘って読み継がれているのも、色褪せぬ不朽の名作たる所以なのでしょう。    設定が1970年のロスアンゼル、そこからさらに30年後の世界へというSF小説ですが、ミステリー色、爽快さも併せ持つ物語でした。  個...

 1956年の刊行から日本での翻訳バージョンも版を重ね、これだけ長きに亘って読み継がれているのも、色褪せぬ不朽の名作たる所以なのでしょう。    設定が1970年のロスアンゼル、そこからさらに30年後の世界へというSF小説ですが、ミステリー色、爽快さも併せ持つ物語でした。  個人的には、時代の隔たりもあってか、海外文学独特の言い回し、さらには形容や引用など簡潔明瞭さに欠ける文章の冗長さが気になり、話がすんなり入ってきませんでした。  これにSF特有の設定の難解さ、主人公・ダンの(特に前半の)融通の利かないこだわりの強さもあり、読み進めるのに忍耐が必要でした。  ダンは、親友のマイルズ、フィアンセのベルと会社を共同経営していたのですが、経営方針も家庭のことも2人と度重なる意見の相違が表出し、会社乗っ取りと婚約解消の裏切りで、どん底に落ちます。  お人好しのダンでしたが、2人へ怒りの感情をもって宣戦布告をするも、騙し打ちにあい強制的に冷凍睡眠に送り込まれてしまいます。  30年後に覚醒してからの壮大な逆転劇の展開が、本作の読みどころでしょう。  心の中が冬となっていたダン。たくさんの扉から「夏への扉」を探し続けていた‥と、その通りに蘇生した後や過去へ戻ってから、これまで蓄積された情報・経験を基に、次々と手を打って行きます。  また、猫への愛情、心を許した女の子の存在ダンへ勇気を与えて、前向きな行動につながったのは間違いありません。SF要素である過去の自分を救うという形も取りながら、猫とロマンスも魅力的でした。  まさに試行錯誤、全ての扉を試せばそのうちの一つは夏に通ずるのですね。

Posted byブクログ

2024/07/26

映画で観てしまった。 倫理がすごい! これもお騒がせなアイツらでしかない。 ハピエン。 メガロポリスな数理系に感キマ♫ 納得のおはなし。

Posted byブクログ