おもかげ の商品レビュー
一気に読み切ったが浅田次郎作品の中では感動するほどではなかった。 現実とあやふやにする形で、非現実を混ぜ込む手法があまり好みでないのかも。
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「地下鉄に乗って」が父を追うのに対して、本作は母を追う。 終盤までそれに気づけず、わけわからないまま読んでいた。わかるひとにはわかるのでしょうが、わかった上で読みたかったと思ったので、敢えて書きました。解説にも書かれているので構わないてましょう。
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うーん、うーん。いつ面白くなるんだろうと思いながら読み進めていたけれど、本当に最後の数ページでようやく話が繋がり、面白くなってきたぞー!というよりは、なぜかホッとしました。 古い男の人の幻想だ、と嫌悪する場面や言い回しもいくつかあったけど、それも含めた時代的な背景が話の重大な構成...
うーん、うーん。いつ面白くなるんだろうと思いながら読み進めていたけれど、本当に最後の数ページでようやく話が繋がり、面白くなってきたぞー!というよりは、なぜかホッとしました。 古い男の人の幻想だ、と嫌悪する場面や言い回しもいくつかあったけど、それも含めた時代的な背景が話の重大な構成要素だった。
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最後のドン!がえぐかった。 これだけ自分の人生を振り返ったことはなかった。自分は幸せな人生なのだ、と思えた。
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最後、こうゆうふうに繋がってたのかと、ほのかな感動。母親の気持ちが知れて、少し救われたような気がした。
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出自を知らずに生きてきた主人公。死に際で記憶の欠片が組み合わさり新たな旅を始める。 旅の友は家族。家族を知らない主人公が家族に囲まれた人生を送る。
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竹脇正一は無事定年を迎え、送別会の帰りの地下鉄で倒れ、病院に運ばれる。 手術もできないほど悪い状況で、寝たきりとなった。 妻や幼なじみ、義理の息子が看病にくる。 周りの声は聞こえるが、話すことはできない。 そんな竹脇に不思議なことがおきる。
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知り合いの勧めで読みました。帯に「最終章が泣ける」と書いてありましたが、その通り泣けました。ただしそれまでの各章は若干盛上がりにかけるかなという印象です。主人公が周囲の人間に愛されていたのがよく伝わってきて、温かい気持ちになれたのは良かったです。
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初めましての浅田次郎さん。浅田次郎さんといえば『地下鉄(メトロ)に乗って』や『鉄道員(ぽっぽや)』が代表作ですかね。今作でも地下鉄がお話の軸になってました。 エリート会社員として定年まで勤め上げた竹脇正一は、送別会の帰りに地下鉄で意識を失い病院へ運ばれる。集中治療室で意識不明の...
初めましての浅田次郎さん。浅田次郎さんといえば『地下鉄(メトロ)に乗って』や『鉄道員(ぽっぽや)』が代表作ですかね。今作でも地下鉄がお話の軸になってました。 エリート会社員として定年まで勤め上げた竹脇正一は、送別会の帰りに地下鉄で意識を失い病院へ運ばれる。集中治療室で意識不明のまま家族や親友たちが次々と見舞いに訪れる中、竹脇の心は外へとさまよい出し、忘れていたさまざまな記憶が呼び起こされ…生と死の狭間で65年間の人生を振り返っていく。 生と死の狭間で体験するエピソードが、最初のうちは???がいっぱいで…ちゃんと最後には伏線も回収されてすっきりするんですが…う〜ん、いまいち私の好みのお話ではありませんでした、残念。でもとても読みやすくて、現実の家族や親友たちとのお話は、主人公の真面目で誠実な人柄の良さが伝わりとても良かったです。
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正一の真面目で誠実な人柄を慕う周囲の人達の思いが温かく響き、自分でも知らない正一の生立ちが次第に解明されていくミステリー的な面白さに引き込まれる すごく濃密な世界を抜けてきたような読了感でした
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