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弓組寄騎仁義 の商品レビュー

3.8

16件のお客様レビュー

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2024/09/09

戦国ものは、農民から始まり足軽になってという話は読んだことがないから、興味を持ったのだけれど、なんというかどうする家康のようなスピード感で、焦ったい時期がなかなか終わらない。それでもこの巻の話はそれはそれで面白く、読んでて楽しいので、これはこれで良いのだけれど。

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2024/09/04

嫁をとり、俸禄も上がってきた茂兵衛。 百姓の生まれであることから妬まれたり邪険に扱われたりすることもありますが、部下からは信頼される上役として着実に戦果を挙げてゆきます。 茂兵衛のことを忌み嫌っているように思えた上司も、実際には茂兵衛のことを慮ってのことであるなど、戦国の世なが...

嫁をとり、俸禄も上がってきた茂兵衛。 百姓の生まれであることから妬まれたり邪険に扱われたりすることもありますが、部下からは信頼される上役として着実に戦果を挙げてゆきます。 茂兵衛のことを忌み嫌っているように思えた上司も、実際には茂兵衛のことを慮ってのことであるなど、戦国の世ながら多くの恩人に助けられているのも、彼の人徳かもしれません。 初恋の相手・綾女の行く末を(未練がましく)心配する茂兵衛の姿を見ると、妻・寿美との関係が悪化しやしないかと冷や冷やさせられます。確かに戦の描写ばかりだと飽きてしまうかもしれませんが、あまり恋愛が強調されてもそれはそれで違和感があるかもしれません。今後のさじ加減に期待したいと思います。

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2023/09/15

 シリーズ第4弾、舞台は長篠合戦。今回の見所は鳥居強右衛門との絡み。茂兵衛の将としての覚悟や判断力を鳥居を絡めながら素晴らしく描かれている。鳥居を魅力的なキャラとして描きつつ、疾走感のあるエピソードに引き込まれた。茂兵衛だけでなく、善四郎も鳥居の死に様を通じて一皮剥ける展開も良い...

 シリーズ第4弾、舞台は長篠合戦。今回の見所は鳥居強右衛門との絡み。茂兵衛の将としての覚悟や判断力を鳥居を絡めながら素晴らしく描かれている。鳥居を魅力的なキャラとして描きつつ、疾走感のあるエピソードに引き込まれた。茂兵衛だけでなく、善四郎も鳥居の死に様を通じて一皮剥ける展開も良い。小者も増え、茂兵衛チームがより強固になっていく過程に高揚感を禁じ得ない。  戦い以外では茂兵衛の婚姻が大きなトピックス。いずれ綾女と結ばれると予想していたが予想外の展開になり、こちらも次が気になる。

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2023/08/15

Audible読了 凡庸サラリーマンがワクワクする戦国キングダム第4巻。徳川VS武田の天王山。 先の三方ヶ原の戦いで大敗を喫し、織田信長の信を失いかけている家康にとってはリベンジマッチ。信玄公は既に亡く、さらに織田の加勢とあれば今でしょ、だ。チャンスの神様の後頭部はツルッパゲ。武...

Audible読了 凡庸サラリーマンがワクワクする戦国キングダム第4巻。徳川VS武田の天王山。 先の三方ヶ原の戦いで大敗を喫し、織田信長の信を失いかけている家康にとってはリベンジマッチ。信玄公は既に亡く、さらに織田の加勢とあれば今でしょ、だ。チャンスの神様の後頭部はツルッパゲ。武田は怖い。怖くても、挑まなければ我が社に未来はない。 高天神山城救出戦〜長篠の戦いへと話は進む。 さて、足軽兵士を通した徳川家の物語を読んでみて、つくづく思うのは、家康が存外と人間臭いこと。戦国大名という一般的なイメージとは距離があり、人並みに悩んだり驚いたりする。また、主君は皆そうなのかもしれないが、とにかく機嫌の波が激しい。ビジネスだとこういう人間は煙たがられるだろう。しかし家康は、臣下や兵士、農民からも支持が厚いと聞く。きっと気性の荒さの裏で、周囲の力をぐっと引き出す弱さも見せているからではないだろうか。このバランスの極意がいかにあるのか、今後も見どころだと思う。 そして茂兵衛はなんと、松平家の妻を迎えたことで俸禄はさらに増え、ついに馬上の人に。かっこいい! 百姓から立身し、雑兵人生もここで大きなチェックポイントを迎えた。狙う側から、狙われる側へ。主君からも、大きな営業成績を求められることに。出世も困りもの。 愛する上司の本田平八郎忠勝とも、丑松、辰蔵ともしばし離れて、武田壊滅へむけて単身先陣を切る茂兵衛。 がんばれー! 凡庸サラリーマンが、もはや涙目でみてるぞ〜。

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2023/07/04

茂兵衛が騎乗の身分になり、段々と出世し始めた! 徳川と武田の攻防も目が離せないし、茂兵衛に嫁が出来たので、これからまた男として一歩一歩大きくなっていくのも楽しみ。 これは、シリーズ物の醍醐味。 戦国時代を堅苦しくなく読めて、歴史好き以外の人にも楽しめそうだし。 お気に入りのシ...

茂兵衛が騎乗の身分になり、段々と出世し始めた! 徳川と武田の攻防も目が離せないし、茂兵衛に嫁が出来たので、これからまた男として一歩一歩大きくなっていくのも楽しみ。 これは、シリーズ物の醍醐味。 戦国時代を堅苦しくなく読めて、歴史好き以外の人にも楽しめそうだし。 お気に入りのシリーズになっています。

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2023/03/31

先手弓組筆頭寄騎となった植田茂兵衛は、徳川家康の縁戚である上司の松平善四郎の姉を嫁に迎えることになる。 武田信玄亡きあとの武田勝頼は、遠江に侵攻を開始する。 東三河衆で、あまり接点のない松平伊忠の麾下で、武田勝頼との長篠城での戦いに参加する。

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2023/02/17

腕っぷしは強いものの出世欲が無く、人が良い茂兵衛。千石取りまでまだ道は遠いが頑張れ〜。 刀槍で戦う時代から鉄砲へ戦う時代へ変わったが、茂兵衛はどうなる?

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2023/02/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2023.2.8 思い入れのある人もたくさん出てきてますます面白いなぁ。 綾女さんと結婚してほしかったし、綾女さんの件は辛いなぁ。 乱世はツラいぜ。 人が人として生きれば、失態や恥、悪名はつきものだ。 それをシラっと受け流せるか、イジイジと考え込んでしまうのかで、その後の人生は大きく違ってくる。

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2023/01/10

弟とともに侍となり、故郷に錦を飾る。母親が後妻として入った庄屋の義父は、茂兵衛に何かと援助する善い人。妹達も一人を除き幸せそう。 茂兵衛は10人を指図する寄旗として、騎乗身分まできた。妻も上司の姉を貰った。 長篠城合戦で有名な鳥居強右衛門が出てきて、これを助ける働き。これを独断専...

弟とともに侍となり、故郷に錦を飾る。母親が後妻として入った庄屋の義父は、茂兵衛に何かと援助する善い人。妹達も一人を除き幸せそう。 茂兵衛は10人を指図する寄旗として、騎乗身分まできた。妻も上司の姉を貰った。 長篠城合戦で有名な鳥居強右衛門が出てきて、これを助ける働き。これを独断専行と上司から咎められる。長篠の闘いでも手柄を立てた茂兵衛は、次はどこまで出世するのか?ワクワクさせられる。

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2023/01/05

家康の親戚に連なる善四郎の姉が茂兵衛に殺しても死なない人か確かめにきた。 茂兵衛は肩の傷口を見せながらいう、 良き上役、良き医者、良き朋輩に恵まれ、何とかいきながらえているといった。 人は誰も信頼に応えようと、信用を失くすまいと必死にもがき、あがく切ない生き物なのだ。

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