手塚治虫のマンガの教科書 の商品レビュー
思ったとおり古い内容だった。 普遍的で参考になるパートは152〜201頁のストーリーの作り方くらいで、あとは絵柄やデフォルメの話ばかりだから買うほど価値がある本ではない。 まず厭わずやってみろという方針は共感できるが、劇画はマンガじゃないと言いはったり全体的に偏見に溢れた内容。...
思ったとおり古い内容だった。 普遍的で参考になるパートは152〜201頁のストーリーの作り方くらいで、あとは絵柄やデフォルメの話ばかりだから買うほど価値がある本ではない。 まず厭わずやってみろという方針は共感できるが、劇画はマンガじゃないと言いはったり全体的に偏見に溢れた内容。 氏自信が最初期のディズニーやのらくろの絵柄フォロワーなので、それ以外のデフォルメは許容しがたいのだろう。 トーンはモアレの注意どころか、手抜きに見えるから使うなと言う。 新しいものが受け入れられない、間違いなく老害の類だ。 巻末には当時のアシスタントのインタビューや用語集が気持ち程度に収録されているが、特に身になる話ではなかった。 なぜ今頃発行し直したんだろうな。 娘がキスシーンばかり描いているという暴露は面白かった。
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