アンと愛情 の商品レビュー
冬から春にかけて、和菓子がむしょうに食べたくなる、そんなときにこの本を読めて良かったです。装丁もとっても素敵で、うっとりしてしまいました。 ひたむきなアンちゃんに、心からエールをおくりたくなりました。和菓子と古典の知識満載で、もっと知りたくなりました。 「日本の文化は、包み込...
冬から春にかけて、和菓子がむしょうに食べたくなる、そんなときにこの本を読めて良かったです。装丁もとっても素敵で、うっとりしてしまいました。 ひたむきなアンちゃんに、心からエールをおくりたくなりました。和菓子と古典の知識満載で、もっと知りたくなりました。 「日本の文化は、包み込むこと」「違う文化を取り入れて、包み込んで、新しいものを作る。いいと思ったものをすぐに取り入れるのが、日本」この表現が心残りました。まさにその通り、言い当てているなあと。 最後の「豆大福」のお話、とっても好きです。家の近くに「みつ屋」があれば、絶対に買いに行くのになあ。
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前作とのつながりを忘れてしまいそうと思ったので、あまり間を開けずに本作を読んだ。正解だったと思う。 アンちゃんと一緒に旅行したり美味しいものを食べたりする気分が味わえた。悩みながら成長する姿を見守るのも楽しい。 そういえば先月、娘が学校で習っている茶道で出てきたお菓子の話をしてい...
前作とのつながりを忘れてしまいそうと思ったので、あまり間を開けずに本作を読んだ。正解だったと思う。 アンちゃんと一緒に旅行したり美味しいものを食べたりする気分が味わえた。悩みながら成長する姿を見守るのも楽しい。 そういえば先月、娘が学校で習っている茶道で出てきたお菓子の話をしていて「甘いゴボウが入ってた」と言っていた。そしたら、このお話の中に登場。なるほど、これかぁ〜。こんな偶然って、結構うれしい。
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小豆餡が苦手で和菓子って避けがちなんだけど(味噌餡は好き)、このシリーズを読んでいると「ああ、和菓子、それも上生菓子食べたい!」と毎度思ってしまう (^_^;) 棒がささってるお菓子で私は花びら餅が浮かんだんだけど、和菓子に詳しいと案外思い浮かばないものなのかな。
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シリーズ三作目。読んでてすごく和菓子が食べたくなる。みつ屋の面々は相変わらず良い。 お客様に寄り添うこと、知らないことを学ぶこと、働く上で大切で、より働くのが楽しくなりそう。アンちゃんがなんだかまぶしかったなぁ。 こうではなくてはいけないなんてことは、案外ないのかもしれない。柔ら...
シリーズ三作目。読んでてすごく和菓子が食べたくなる。みつ屋の面々は相変わらず良い。 お客様に寄り添うこと、知らないことを学ぶこと、働く上で大切で、より働くのが楽しくなりそう。アンちゃんがなんだかまぶしかったなぁ。 こうではなくてはいけないなんてことは、案外ないのかもしれない。柔らかく包み込む、まさに和菓子。 続刊も楽しみ。
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再加熱しておいしいものは、もともとおいしい。 確かにその通りだわ。 普段感じているけどわざわざ言葉にしない体感を、こうして言語化されているのを見てようやく腑に落ちる。 この体験が読書の醍醐味でもあるんだよなあ。 読み終わっちゃった… もうこのシリーズ無いのかな…さみしい… と思...
再加熱しておいしいものは、もともとおいしい。 確かにその通りだわ。 普段感じているけどわざわざ言葉にしない体感を、こうして言語化されているのを見てようやく腑に落ちる。 この体験が読書の醍醐味でもあるんだよなあ。 読み終わっちゃった… もうこのシリーズ無いのかな…さみしい… と思ったところで、ラストの2篇。短編。ありがたい。 乙女の絶叫でほんわかした気持ちで終わらせてくれるなんて、有難い。 和菓子から日本の文化、食文化、さらに歴史、と発展していって、アンちゃんはこの後大学の講義を受けるのかな。そこからハマっていって、通うようになるのかな。 仕事が好きだから入学まではしなさそうだけど、自発的に知りたくてやる勉強の面白さに気付いたようでなにより。おもしろいよね。 でもって私は、仕事に関する知識を勤務時間以外にも熱心に調べたりしてこなかったから、その素直さと熱心さに感心。感心してないで見習えって話なんだけど。 ノーマークだったけど、アンシリーズ、いいですねえ。好き。
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コンビニの和菓子も良いけど和菓子屋さんのお菓子を色々買うきっかけになったシリーズ。今回も穏やかで良かった。
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お気に入りのシリーズ3巻目。読めば読むほど楽しく、元気がもらえる物語。 アンちゃんは成人式を迎えた。着物の描写が素敵で、ため息が出そうだった。 彼女が成長していく姿に、姉のような母親のような気持ちで見守ってしまう。 ささいな事に、メソメソ傷ついてしまうアンちゃん。そ...
お気に入りのシリーズ3巻目。読めば読むほど楽しく、元気がもらえる物語。 アンちゃんは成人式を迎えた。着物の描写が素敵で、ため息が出そうだった。 彼女が成長していく姿に、姉のような母親のような気持ちで見守ってしまう。 ささいな事に、メソメソ傷ついてしまうアンちゃん。それは感受性が豊かなのだと思う。だから、お客様の心の奥まで寄り添える優しさがある。そう感じた。 ラストにびっくりする展開があり、続きを読みたくなった。
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シリーズ3作目、主人公の成長が目に見えた今作 今まではお客さんが持ち込む小さな謎から、自分の新しい世界が広がってわぁ〜い嬉しい!楽しい!って感じだったけど、今回は自身を振り返り、近い未来・遠い未来を見据えてきちんと自分を見つめ直していた ただ嬉しい、楽しいだけじゃなくて、今後につ...
シリーズ3作目、主人公の成長が目に見えた今作 今まではお客さんが持ち込む小さな謎から、自分の新しい世界が広がってわぁ〜い嬉しい!楽しい!って感じだったけど、今回は自身を振り返り、近い未来・遠い未来を見据えてきちんと自分を見つめ直していた ただ嬉しい、楽しいだけじゃなくて、今後につなげるための視点、俯瞰する視点に気づいた様子 もちろん前作同様の軽妙な掛け合い?心のツッコミ?も健在で、バランスよくテンポよく進んでいく 最後に椿店長が東京デパート店を卒業となり、寂しさと今後の期待と入り混じって終えました おまけの豆大福ストーリーが好き
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杏子ちゃんとバイト先みつ屋シリーズ 杏子ちゃん、20歳になりました。 私が20歳の時より色々考えて感じられて、 すごく大人だと思う。乙女の立花さんとはどうなるのかな?楽しみなシリーズ
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前巻よりパワーダウンした印象。 とはいえ、やはり物語を運ぶのがうまいなあと感心して読んだ。 販売員としての心意気、デパートがなぜ素敵な場所になりうるのか。 うんうん、お仕事ドラマとして読んでてたのしい。 山椒を使った餅系の和菓子が気になる。食べてみたい。 椿さんの恋人へのアンち...
前巻よりパワーダウンした印象。 とはいえ、やはり物語を運ぶのがうまいなあと感心して読んだ。 販売員としての心意気、デパートがなぜ素敵な場所になりうるのか。 うんうん、お仕事ドラマとして読んでてたのしい。 山椒を使った餅系の和菓子が気になる。食べてみたい。 椿さんの恋人へのアンちゃんの気持ちは、さすがに勝手な気もする。 そんな椿さんの去就にびっくり。 これからどうなるんだろーーー? ところで今更だけど、このシリーズのちょっと不満な点。 若い女性が、見た目について卑屈な思いを持ち、勉強には学生時代には興味がなく、学歴にもうっすらコンプレックスがある、という設定。 若い女性への侮辱な気もするようなようなような。 そこを全面にださず、アンちゃんのフリーターゆえの不安定さを描くのは難しいのかもしれんが、いつもうっすら腹が立つ描写です。
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