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アンと愛情 の商品レビュー

4

267件のお客様レビュー

  1. 5つ

    70

  2. 4つ

    107

  3. 3つ

    67

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    0

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2024/05/18

3作の中でこれが一番好きかも! 「かたくなな」が特に胸にきました。最後お客様のアンちゃん評を聞いた時、なんか泣けてしまった。自分で勝手に作った理想を押し付けてしまうのは私もやってしまってる(なんなら店長の話を読んでアンちゃんと全く同じ気持ちになった)し、立花さんと桜井さんに言われ...

3作の中でこれが一番好きかも! 「かたくなな」が特に胸にきました。最後お客様のアンちゃん評を聞いた時、なんか泣けてしまった。自分で勝手に作った理想を押し付けてしまうのは私もやってしまってる(なんなら店長の話を読んでアンちゃんと全く同じ気持ちになった)し、立花さんと桜井さんに言われて私も辛かった。2人が厳しいこと言うのはアンちゃんを大切に思ってるからって外野ならわかるけど、当の本人だったらかなり落ち込むだろうし、私ならそのまま辞めてしまいそう。。。でもそこで顔を上げられるのがアンちゃん!ますます好きになりました。 他の4篇とおまけの2篇も全部よかった!早く4作目を読まねば!

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2024/05/17

とこまでも優しい本。 悪い人はでてこない。 ちょっとアレっ?と思っても、ちゃんと話し合ってみんないい人になる。 なんて素敵な世界。 だから、このシリーズ大好きです。 あ、甘いもの好きなので和菓子のウンチクも大好きです。

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2024/04/25

和菓子のアンシリーズ3作目。 作中で杏子たちが友人と金沢に行ってるのをみて 自分も金沢に行って、文化やグルメを堪能したくなってしまった。あと、禅についてもお話の中で出てくるけれど、禅の考え方にも少し興味が湧いた。  読む中で、知識を人に伝える時にそれが一方的だと上から押し付け...

和菓子のアンシリーズ3作目。 作中で杏子たちが友人と金沢に行ってるのをみて 自分も金沢に行って、文化やグルメを堪能したくなってしまった。あと、禅についてもお話の中で出てくるけれど、禅の考え方にも少し興味が湧いた。  読む中で、知識を人に伝える時にそれが一方的だと上から押し付ける形になってしまうので、知識があることはもちろん良いことだけど、相手の気持ちに寄り添いながら一緒に考えていくことも大切だなと感じた。 今作は杏子ちゃんを取り巻く人に変化も訪れつつ、杏子も良い意味で少しずつ変化しながら成長していく姿も微笑ましい。立花さんとの関係はじれったい感じが続きつつ次回作も早く読みたくなるほど 面白くて安定感のある作品だなと思う。 (学生時代から2作目、3作目は都合が付かずに中々読めずにいたけど、ある意味一気読みできてとても得した気持ちになった)

Posted byブクログ

2024/04/20

和菓子屋のアンちゃんシリーズ第三弾。 和菓子の奥深いところがすごく面白い。ついつい、いろいろな和菓子が食べたくなります。 年始のお菓子、花びら餅について、円と方形、四角が陰陽道における陰と陽、天と地を表しており、この二つを重ね合わせる事で、全世界、ひいては全宇宙が完成するという。...

和菓子屋のアンちゃんシリーズ第三弾。 和菓子の奥深いところがすごく面白い。ついつい、いろいろな和菓子が食べたくなります。 年始のお菓子、花びら餅について、円と方形、四角が陰陽道における陰と陽、天と地を表しており、この二つを重ね合わせる事で、全世界、ひいては全宇宙が完成するという。 なんて壮大で奥深い事でしょうか。

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2024/04/06

 今作で1番印象に残ったのは、催事応援に来たアンちゃんと同い年のちゃきちゃきしっかり者女子・桐生さんのお話。短所は長所にもなり得るしその逆もまた然り、と教える椿店長には確かにアンちゃんじゃなくても惚れてしまうわ。おせんべいのサラリーマンも素敵だった。愚痴をこぼしながらも、日本の文...

 今作で1番印象に残ったのは、催事応援に来たアンちゃんと同い年のちゃきちゃきしっかり者女子・桐生さんのお話。短所は長所にもなり得るしその逆もまた然り、と教える椿店長には確かにアンちゃんじゃなくても惚れてしまうわ。おせんべいのサラリーマンも素敵だった。愚痴をこぼしながらも、日本の文化に触れてほしくて何とか歩み寄ろうとする姿勢が良い。働き方だけでなく人との関わり方に於いても、アンちゃんの接客は勉強になる。いい加減立花さんとくっついてよ!と思ってしまうが、この焦ったさも良い。

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2024/04/05

「みつ屋」のアンちゃんシリーズ3作目。本棚で確かめてみたら、第1作を読み終わったのが2022年9月、第2作が11月だったので、前作を読んでからいつの間にか一年以上、経ってしまっていた。そのため、だいぶ過去のエピソードを忘れてしまっていたが、それでも十分に楽しむことができた。 過去...

「みつ屋」のアンちゃんシリーズ3作目。本棚で確かめてみたら、第1作を読み終わったのが2022年9月、第2作が11月だったので、前作を読んでからいつの間にか一年以上、経ってしまっていた。そのため、だいぶ過去のエピソードを忘れてしまっていたが、それでも十分に楽しむことができた。 過去の2作品と比べると、和菓子をきっかけとした日本の文化・歴史への興味関心の広がりや、デパートの接客を通じて深まる人と人とのコミュニケーションへの学びなど、アンちゃんがぐんぐん伸びていく様がより強く感じられた。アンちゃんが働く「みつ屋」も、これまでは「閉じた世界=デパ地下の一店舗」として描かれていたが、本作では他の売り場も含めた描かれ方がされていて、お仕事小説としても、アンちゃんと一緒に成長を体感できた。(その分「ミステリー」要素は薄まっていた。) これから次のステップに進んで行くことを予感させる終わり方だったので、第4作こそは、あまり間をあけずに読みたいと思っている。

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2024/07/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「和菓子のアン」シリーズの続編だった。 主人公が友達と金沢への旅行で、色々な和菓子を食べて勉強したり地域によって、和菓子の名前や形、材料が違うことなどを学んだり、主人公が働く職場の店長が違う支店に移るため、職場を辞めると知り奮闘するなど、前のシリーズ以上に主人公が成長していき、とても面白かった。 今回のタイトルである、「愛情」は、恋愛における愛情ではなく、色々な人との関わりや和菓子との関わりなどの中で生まれる愛情ことだと読み終えた時に気づいた。 主人公は、とても良い愛情に囲まれて成長していっていると思うと、とても心が温かくなった。

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2024/03/19

甘酸っぱいな、かわいいな そんな一冊でした 季節の和菓子って改めて好きだな、って思った 色形素材言葉遊びタイミングに歴史 小さい一つに、全身全霊で想いがこめられている感じ あなたは読み取れる? このシリーズのミステリーはそんなイメージ オチのように使われる巻末あたりの...

甘酸っぱいな、かわいいな そんな一冊でした 季節の和菓子って改めて好きだな、って思った 色形素材言葉遊びタイミングに歴史 小さい一つに、全身全霊で想いがこめられている感じ あなたは読み取れる? このシリーズのミステリーはそんなイメージ オチのように使われる巻末あたりの慣用句に、この素材はここで回収されるのか、って楽しい気分に 最後に表紙みて、あ、なるほどね、な感じも好き 読むと金沢に行きたくなる 巻き柿食べてみたい ⭐︎感想読んでると、すあまを知らない人がちょくちょくと。 私世代にはお馴染み、某たれたパンダの好物すあま あの頃が懐かしくてちょっとテンション上がった ⭐︎⭐︎このシリーズ小さい つ のフォントが大きめよね、と、特に不満とかではなくなんとはなしに思ってたけど、同じように気にかかってた方がいた ⭐︎⭐︎⭐︎このシリーズの漫画もあるんですね。イラスト化された登場和菓子もみてみたい (図書本)

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2024/03/09

久しぶりに坂木さんの本を手に取りました。あいかわらず優しい文章でホッコリしました。お菓子が食べたくなるような表現と、作り方など和菓子好きにはたまりません。お菓子を求めて旅をしたり、デパ地下めぐりもしたくなりました。 お菓子の謂われや説明も細かく書かれていて食べるのが楽しみが増えま...

久しぶりに坂木さんの本を手に取りました。あいかわらず優しい文章でホッコリしました。お菓子が食べたくなるような表現と、作り方など和菓子好きにはたまりません。お菓子を求めて旅をしたり、デパ地下めぐりもしたくなりました。 お菓子の謂われや説明も細かく書かれていて食べるのが楽しみが増えました。

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2024/02/19

学歴も手に職もない主人公のアンちゃんが働き始めたアルバイト先、デパ地下の和菓子店「みつ屋」を舞台に和菓子にまつわる日常の謎を解き明かしていくお仕事小説第三弾。 様々な「変化」が見どころ、ならぬ読みどころの今作。同じものでも言い回しを変えるだけでぐっと印象が変わったり、短所だと思っ...

学歴も手に職もない主人公のアンちゃんが働き始めたアルバイト先、デパ地下の和菓子店「みつ屋」を舞台に和菓子にまつわる日常の謎を解き明かしていくお仕事小説第三弾。 様々な「変化」が見どころ、ならぬ読みどころの今作。同じものでも言い回しを変えるだけでぐっと印象が変わったり、短所だと思っていた面も見方を変えれば強みになる。お菓子も時代とともに変化、発展をしてきた。そして物理的には椿店長が!変わるものと、変わらないもの。それぞれに良いところがあって、それらを柔軟に受けとめられる心持ちが大切。 アンちゃんと立花さんの関係にも変化は訪れるのか?! 【次に読みたい】 ・アンと幸福/坂木司

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