世間とズレちゃうのはしょうがない の商品レビュー
お笑い芸人と解剖学者、それぞれの視点から世間とは何か、そこからずれるとは何か、を対談していく。 伊集院氏のファンなのでそこから入ったが、養老氏の物事の考え方にも興味を持った。達観しているというか、視座が違うなと感じた。普段なかなか意識することのない視点からのトークだったので、終...
お笑い芸人と解剖学者、それぞれの視点から世間とは何か、そこからずれるとは何か、を対談していく。 伊集院氏のファンなのでそこから入ったが、養老氏の物事の考え方にも興味を持った。達観しているというか、視座が違うなと感じた。普段なかなか意識することのない視点からのトークだったので、終始興味深く読んだ。 養老氏の他の著作も読んでみたい。 ・僕らは世間からズレている ・僕がなんで不登校になったのかというと。 ・世間って、そもそも何でしょう ・たまに世間から抜け出す方法 ・先生のその発想は、どこから来ているんですか? ・「シーラカンス」がいることは、希望ですね
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ラジオトークでのトークをそのまま文字に起こしたようで、読みながらお二人の語り口調が聞こえてくるようでした。 内容は猛烈にうなづけるところもあり、そうかな?というところもあり。それくらいの感じがいいなと思う本です。
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思ったよりも短く、物足りなさが残った。もっぱら伊集院が話しかけ、養老が答える形だけど、養老はあまり乗っていないのか言葉数が少なく、その両者のやる気のアンバランスさが気になった。
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面白い会話なんだけど、ラジオトークそのまま文字起こししたような感じで冗長だなあと。 メールだと面倒が省ける、情報だけを見られるようになっている、などの話は面白いですね。これからさらに加速していく考え方でした。
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養老さんと伊集院さんの思考を覗くことができる! さまざまなジャンルの話が例えとして出てきて、 やはりお二方は普通の人が考えていることの先をいっていて、思考が研ぎ澄まされているなと尊敬。 1番勉強になったのは1度外れてしまうのもいい経験になるということ。今とは違う環境や真逆の環境で...
養老さんと伊集院さんの思考を覗くことができる! さまざまなジャンルの話が例えとして出てきて、 やはりお二方は普通の人が考えていることの先をいっていて、思考が研ぎ澄まされているなと尊敬。 1番勉強になったのは1度外れてしまうのもいい経験になるということ。今とは違う環境や真逆の環境で足を踏み入れると、全く違う視点を持つことができるし、強制的に外されない場所を見つけることにもなる。
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2020.11.08 メモをとりながら読んだ。 日々の生活の中のちょっとした違和感、気づきをひたすら分解して考えてみる。 人の意識と無意識、生と死、終戦を機にガラッと変わった、大人や生活様式、芸人の今昔 古典芸能の恒久的な存在感、あらゆる境界の線の上から他方を見る。 AIを称え...
2020.11.08 メモをとりながら読んだ。 日々の生活の中のちょっとした違和感、気づきをひたすら分解して考えてみる。 人の意識と無意識、生と死、終戦を機にガラッと変わった、大人や生活様式、芸人の今昔 古典芸能の恒久的な存在感、あらゆる境界の線の上から他方を見る。 AIを称えるのに恐れてしまう意識のメカニズムなど、あー!考えればそうだよね!と思うこと多く。 あと、対談形式なのでめちゃくちゃ読みやすい。母からのおすすめの本。 以下、読みながら書いたメモ ・戦中戦後での先生と子、黒塗りの教科書 ・わからない の提言 ・死に対して「人」というモノ、物体←死体というモノになる。お清め、不浄、人とは、モノとは、の線引き ・死を扱う「えた・ひにん」の歴史 ・都市意識、扱えないものは人ではなく「IT」 ・速いマシンは受け入れられるのに、将棋AIが勝つと恐る、怒る、ここの線引き ・人の意識 無意識の境界 内と外 ・自分の所属をリセットしたいなら、それは死しかない ・わがまま=ウーバーイーツやアマゾン 昔の価値観がひっくり返った社会 ・不便さが企画を生むように、無知が遊びを生む。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
つまりわれわれ人間は何かと言うと、もはやノイズなんですよ。 不潔で猥雑で意味不明だから、ないほうがいい。 情報部分以外は関わりたくないと。 身分証明書が本人、全部データでと。 僕からすると、コンピュータは文房具だから、文房具だけあって人間がいない世の中って、そんな馬鹿な話ありますか。意味がないって言うんだよ。 僕が本当に嫌いなのは、自分は我慢したから、おまえも我慢しろという考えです。 人生の半分は自然で、残り半分は世間が相手である。 もっぱら世間しか相手にしない人は多い。でもそれは不幸を生む。私はそう思っている。 思いつめてしまったら猫を見てください。 昔から芭蕉にしても西行にしても、世間を離れているじゃないですか。日本の文化人はだいたいそうですよ。
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養老孟司と伊集院光の対談本。個人的には平成ガメラ3部作で繋がる2人…という脱線はさておき非常に興味深く読んだ。伊集院の「趣味の世界では不便を楽しむ方が創造的」という言葉には首肯しかない。甲本ヒロトの「楽(らく)と楽しいは真逆。生活は楽に、人生は楽しく」にも通じる素敵な考え方。
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2人のおしゃべりしながらのポップな語り口で、自らの体験、考え方を語っています。 中でも「100%は無理」という養老先生の言葉が刺さります。 どこか高みを望み過ぎてしまう自分にはぴったりでした。
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