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詩歌川百景(1) の商品レビュー

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37件のお客様レビュー

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2020/10/17

海街ダイアリーの最終話で、大人になって父のお墓参りに河鹿沢温泉を訪れたすずが、義弟の和樹と会う話がありました。 和樹に多分好意を持っている女子高生の妙と、子供の頃別れ別れになった和樹の弟智樹(すっかりグレてる)もちらりと登場していましたが、この『詩歌川百景』は、まさにその和樹たち...

海街ダイアリーの最終話で、大人になって父のお墓参りに河鹿沢温泉を訪れたすずが、義弟の和樹と会う話がありました。 和樹に多分好意を持っている女子高生の妙と、子供の頃別れ別れになった和樹の弟智樹(すっかりグレてる)もちらりと登場していましたが、この『詩歌川百景』は、まさにその和樹たちのお話。 『海街』から山間の温泉街に舞台を移して、吉田秋生さんの繊細な人間描写が胸に迫る群像ドラマです。 温泉街の個性豊かな人々が一気にたくさん登場するので、誰が誰だっけ???誰と誰が親戚?あれ?この人は誰の息子?夫?と、ちょっとそこら辺の理解が大変ですが、この人達がそれぞれに抱えているもの、秘めた想いが、今後どういう形で表現されていくのか、とても楽しみです。

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2020/10/16

そうか~、やっぱりこっちが舞台なのか。「海街ダイアリー」番外編を読んだとき、うっすらとそんな気はしてたのだ。妙の登場の仕方なんか、これっきりとは思えない描き方だったし。鎌倉三部作となるのを期待してたので(だって朋章のその後がわかるかもしれないじゃないの)、ちょっぴり残念かなと思い...

そうか~、やっぱりこっちが舞台なのか。「海街ダイアリー」番外編を読んだとき、うっすらとそんな気はしてたのだ。妙の登場の仕方なんか、これっきりとは思えない描き方だったし。鎌倉三部作となるのを期待してたので(だって朋章のその後がわかるかもしれないじゃないの)、ちょっぴり残念かなと思いながら読み出したのだけど、いやいやもう、そんな気持ちはすぐどっか飛んでいって、どっぷりひきこまれて読んだのだった。 これははっきり大人版だなあ。初回からたくさんの個性的な人物が描き込まれていて、少し面食らってしまうほど(自分のマンガ読み力が衰えたのかと思ってちょっとびびったが、同じような感想を書いている人がいてホッと安心)。いつもながら、どの人にもそれぞれの物語があることが伝わってくる描き方で、吉田秋生先生、円熟の筆(ペン?)だ。 「海街」でもそうだったけど、脇役の造型がすばらしいと思う。特に「大人になれないオバサン」を描かせたら天下一品じゃなかろうか。あ~そうそう、いるよいるよこんな人、まったくダメだよねえとは思うものの、作者の視線は決して冷たくない。そこがすごい。 もちろん、さり気なく描かれる「まっとうな人」は魅力たっぷり。続きがとても楽しみだ。

Posted byブクログ

2020/10/15

海街diaryに繋がる温泉町の物語。毎日温泉を訪れる客と対比して、もう帰らぬ人、町を去った人もいる。どんな町にもある日常、そこに生きる人々の暮らしが丁寧に描かれる。またこういう話が読める喜び。

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2020/10/14

待ってましたの新作。「いいことばかりじゃないけれど、悪いことばかりでもない」人が人と生きてい世の中の、幸不幸を主張するのではなく、受け入れてしなやかに前を向く、そんな作者の優しさが本当に好きです。登場人物それぞれにドラマがあり、山間の田舎の実情も描きつつ、穏やかな時間が流れている...

待ってましたの新作。「いいことばかりじゃないけれど、悪いことばかりでもない」人が人と生きてい世の中の、幸不幸を主張するのではなく、受け入れてしなやかに前を向く、そんな作者の優しさが本当に好きです。登場人物それぞれにドラマがあり、山間の田舎の実情も描きつつ、穏やかな時間が流れている物語です。

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2020/10/13

『海街Diary』の姉妹編といっていいのかな。すずちゃんが鎌倉に来る前に過ごした河鹿沢温泉での群像劇になっている。狂言回しの役はすずちゃんの義理の弟の和樹くん。1回読んだだけでは人間関係がうまく頭に入ってこないけど、それはこれからゆっくりと。 まるで小津安二郎の映画みたいだ。淡々...

『海街Diary』の姉妹編といっていいのかな。すずちゃんが鎌倉に来る前に過ごした河鹿沢温泉での群像劇になっている。狂言回しの役はすずちゃんの義理の弟の和樹くん。1回読んだだけでは人間関係がうまく頭に入ってこないけど、それはこれからゆっくりと。 まるで小津安二郎の映画みたいだ。淡々とした語り口は吉田先生ならでは。それにしても今作のヒロインの強さの秘密は何だろう。これからが楽しみだ。

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2020/10/13

いい! 海街の姉妹作 登場人物をおさらいして、読んだ。 今回も登場人物多くて覚えるの大変。 ちょっと、人のドロドロした部分もある作品ではあるが それもまた読み応えありました。

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2020/10/11

海街ダイアリーは好きだったので、ちょっと残念だったかな。 登場人物とか違う話のはずなのに、すごく同じ話なんだよね。

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