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新訳ペスト の商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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2024/04/15

コロナ禍で話題になっていたので。 まさにコロナの流行と同じ。 作者がロビンソンクルーソーの人だったとは。

Posted byブクログ

2024/03/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1664年にロンドンで発生したペスト。ロンドンに残った人々の状況を克明に描いている。カミュのペストと併読したが、こちらの方が記録に近い。そしてデフォーの経歴とペスト当時5歳というのに驚いた。興味津々で出歩き調べ記録に残すのは性格なのかなと思った。コロナ禍を経て読むと300年前と同じことが多くあった。また宗教も人の心に自制や規律の面で非常に大きな影響を与えているのだと思った。デフォー自信をもっとを知りたい。

Posted byブクログ

2021/11/06

著者のジャーナリストとしての知識とストーリテーリングが存分に生かされた作品である。本作が歴史かフィクションかは今なお議論されているそうだが,私はひとまず「歴史小説」として評価する。1665年のロンドン最後のペストの大流行について,確かにありうる状況を市民に訴えかける。ただし,現代...

著者のジャーナリストとしての知識とストーリテーリングが存分に生かされた作品である。本作が歴史かフィクションかは今なお議論されているそうだが,私はひとまず「歴史小説」として評価する。1665年のロンドン最後のペストの大流行について,確かにありうる状況を市民に訴えかける。ただし,現代の読者にはくどすぎて疲れるかもしれない。

Posted byブクログ

2021/10/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

こんな御時世なんで思わず読んでみた。昔と今、似ている所が多々あってためになった。読み終わって以前ペストのコミカライズをWEBで読んだことがあるが、あっちは原作がカミュという人だと気づいた。

Posted byブクログ

2021/03/16

1665年のロンドンをペストが襲った。当時、細菌の存在さえわかっていなかった。どのようにうつるのか、どうしたら助かるのか、薬も知識もない時代のパンデミックをデフォーが資料を元に仕上げたドキュメンタリー小説。 科学的な知識が今ほどない中、近所の人が次々と死んでいく恐怖。自分が感染し...

1665年のロンドンをペストが襲った。当時、細菌の存在さえわかっていなかった。どのようにうつるのか、どうしたら助かるのか、薬も知識もない時代のパンデミックをデフォーが資料を元に仕上げたドキュメンタリー小説。 科学的な知識が今ほどない中、近所の人が次々と死んでいく恐怖。自分が感染したかも、というだけで、気が触れてしまうほど恐れられた。 元気に見えるが実は感染者、が多勢の人にうつしてしまう。なんて、現代のコロナ禍と似ているのか。 デフォーは多分父の兄の手記を元にこの小説を書いているらしいが、当時の様子がよくわかり、こんな事が起こるよ。と知らしめるために書かれた。 行政が果たした役割も大きいし、国中から寄せられた義援金もすごい額だったようで、その辺りは今の日本は見習ってほしい。死者を埋葬する穴がすぐにいっぱいになる、とか恐ろしいが、そういう作業は夜間に行われ、昼間は布などを被せて見えないようにしていた、などは行政は配慮したのだろう、と書いてある。 とても読みやすかった。

Posted byブクログ

2021/01/11

驚愕の1冊!350年前に書かれた本なのに現在の新型コロナにおける人々のの反応と同じところがありすぎました ●共通点とわたしが感じた例 ・家にいるのが有効な予防法 ・「自分は健康でかからない」と外出自粛の中、外出し、ペストにかかり一家が全滅する ・監視人の目を盗んで逃亡 ・少し感...

驚愕の1冊!350年前に書かれた本なのに現在の新型コロナにおける人々のの反応と同じところがありすぎました ●共通点とわたしが感じた例 ・家にいるのが有効な予防法 ・「自分は健康でかからない」と外出自粛の中、外出し、ペストにかかり一家が全滅する ・監視人の目を盗んで逃亡 ・少し感染が落ち着いたら、「感染症は去った」として一斉に外出し、感染者数がぶり返す ・感染症のない場所に避難する(が、健康だと思って避難した人が避難先で発症し、感染症をまき散らした) ●1664年末イギリスで大流行したペストの記録 この時代には「細菌」という概念がない中で(もちろん原因もわからない)人々が感染症に翻弄され、その様子が現代の「細菌」の概念があり、原因も特定されている中での人々の行動と共通点があるということが大変興味深い一冊です。ちなみにこのとき日本は江戸時代で1663年に武家諸法度が制定されています。 ●読んだきっかけ 2020年5月頃話題になっていた「ペスト」かと思って図書館で借りました。(無知すぎる・・苦笑)しかし、話題になっていた「ペスト」は「カミュ」が1947年に出版した「ペスト」なのでご注意 ●この本は分厚いです(400ページ超え) 同じような話題や体験談をまとめたら読みやすくなるのになあと思いつつ読みました。そのくらい話が飛んだり、似た体験談が何度も書かれています。逆に言えば飛ばし読みが可能です。 ●訳者解説を読むのを忘れずに 時代背景やデフォーについて記述があり理解を深めるのにオススメです。

Posted byブクログ

2021/01/04

2021.1.1読み始め、2021.1.4読了。 コロナ禍の中、350年前のロンドンの惨状を読むのは辛かった。けど、デフォーが書き残してくれた教訓なる本書ためになった。 後書きでおどろいたがこの年、1年あまりの出来事、彼は5歳! 喉元過ぎれば熱さをわすれる。 肝に銘じて毎...

2021.1.1読み始め、2021.1.4読了。 コロナ禍の中、350年前のロンドンの惨状を読むのは辛かった。けど、デフォーが書き残してくれた教訓なる本書ためになった。 後書きでおどろいたがこの年、1年あまりの出来事、彼は5歳! 喉元過ぎれば熱さをわすれる。 肝に銘じて毎日をすごせるのか。 健康な人こそ怖いっ。今も当てはまり正月にデパートで行列してる場合じゃないぞって思った。 カミュのと比べると、大分小説っていうより、事実ってかんじがしたけどどこまでかは不明。 2021年年始の一冊。

Posted byブクログ

2020/12/01

新型コロナが流行している今、話題になっているようで読んでみました。 今と符合するようなことが書かれていてゾッとしました。 人との距離が心身共に広がったり差別が始まったり・・・。 闇雲に動き回ったり油断するのはやめよう・・・。

Posted byブクログ

2020/11/27

当時の人々がペスト禍の中、どのような想いを抱えてどのように暮らしていたかがリアルに描かれていて興味深かった。 てっきり作者自身の体験をもとにしていると思いこむほどにリアル。

Posted byブクログ