現代マンガ選集 異形の未来(文庫版) の商品レビュー
やがてケープ・カナベル基地より けんぷ絹布伝説 銅鐸どうたく 個人の欲望を最大限に生かし且つ共存する_自然のままに暮らすのだ 自家栽培のアカプルコ・ゴールド以上だね 前世の思い出 SF漫画は漫画全般の中に溶け込んで
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SF的な題材がマンガ表現にマッチした作品が多数選ばれていて、本シリーズの中でも気に入った一冊。 水木しげる『サイボーグ』、貸本マンガ的な絵柄が、サイボーグ化した体のおぞましさを浮き上がらせている。 あすなひろし『300,000km./sec.』、国際対立に巻き込まれ、宇宙...
SF的な題材がマンガ表現にマッチした作品が多数選ばれていて、本シリーズの中でも気に入った一冊。 水木しげる『サイボーグ』、貸本マンガ的な絵柄が、サイボーグ化した体のおぞましさを浮き上がらせている。 あすなひろし『300,000km./sec.』、国際対立に巻き込まれ、宇宙船で逃亡し、恋人と離れ離れになってしまった科学者。ラストがあまりに切ない。 萩尾望都『ポーチで少女が小犬と』、ポーチで犬と戯れ、想像を羽ばたかせる少女、周囲の大人たちとの違和感。そして衝撃的な結末が待っている。掌編だが、作者の才能を窺わせる。 諸星大二郎『ぼくとフリオと校庭で』、もう一つの別の世界があるのではと考えたことは、誰しもあるのではないだろうか。少し謎めいたところのある、ちょっとませたクラスメートが転校してしまう。現実界と、もしかしたら異界かもしれないはざまとを、ノスタルジックに描いている。
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SF作品。水木しげるの『サイボーグ』は話もタッチも暗くて妙な味わいがある。萩尾望都の『ポーチで少女が子犬と』は短いが突き放すような残酷さで良い。諸星大二郎の『ぼくとフリオと校庭で』はノスタルジックな子どもの情景で、日常の延長線上のような不思議加減にしみじみする。浦沢直樹の『Ret...
SF作品。水木しげるの『サイボーグ』は話もタッチも暗くて妙な味わいがある。萩尾望都の『ポーチで少女が子犬と』は短いが突き放すような残酷さで良い。諸星大二郎の『ぼくとフリオと校庭で』はノスタルジックな子どもの情景で、日常の延長線上のような不思議加減にしみじみする。浦沢直樹の『Return』はデビュー作らしいが、漫画が上手い、ロボット×人情。
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初見の作品が多い。 萩尾望都がダークだ。 水木しげるのサイボーグ、暗い。 あとがきで石ノ森章太郎のサイボーグ009は 連載時の人気低迷と知り驚く。 サブタイトルが分かりにくいシリーズ。 間違ってのダブり購入を狙った? SF編とかスポ根編でいいのでは? 水木しげる「サイボーグ」/山上たつひこ「そこに奴が…」/あすなひろし「300,000Km./sec.」/萩尾望都「ポーチで少女が小犬と」/いしかわじゅん「至福の街」/とり・みき「P」/吉田秋生「アカプルコ・ゴールド」/手塚治虫「レボリューション」/諸星大二郎「ぼくとフリオと校庭で」/浦沢直樹「Return」
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中野晴行編集 中条省平総監修 水木しげる「サイボーグ」 山上たつひこ「そこに奴が…」★ あすなひろし「300,000Km./sec.」 萩尾望都「ポーチで少女が小犬と」★ いしかわじゅん「至福の街」 とり・みき「P」 吉田秋生「アカプルコ・ゴールド」 手塚治虫「レボリューション」★ 諸星大二郎「ぼくとフリオと校庭で」もちろん良し。 浦沢直樹「Return」 だんだんこのアンソロジーシリーズ、「現代マンガ選集」というのは大嘘で、「あの頃のマンガ選集」とすればいいと思い始めた。 萩尾先生が憧れの手塚「COM」に描いたという唯一の漫画、それも結構ピリ辛なもの、が読めるのがいいくらいか。
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<目次> 水木しげる、山上たつひこ、あすなひろし、萩尾望都、いしかわじゅん、とり・みき、吉田秋生・手塚治虫・諸星大二郎・浦沢直樹 <内容> SFの短編集。いしかわじゅんやとり・みきなどはもっと読んでほしい作家。諸星大二郎はいつ見てもいいよね。
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