婚活中毒 の商品レビュー
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嬉しくなるほどの読みやすさ。飲み会に向かう前とその帰りの電車の中、片道小一時間。往路と復路できっちり2話ずつ、駅に帰着するときには読了できてスッキリ。 この著者の嫌ミスはどれも面白いですねぇ。婚活にまつわる皮肉に満ちた話4つ。結婚に対する執念にゾッとします。どんでん返しは「どっひゃー」と驚くほどではないけれど、ニヤリと笑ってしまう加減が好き。ここまでして結婚相手を手に入れたとして、果たして幸せになれるものですか。 最終話は、この親父がもっと痛い目に遭ってもいいのにと残念に思った私は性格が歪んでいるでしょうか。
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婚活にまつわる短編集。 どの話も多分こういう展開だろうな〜と思って読み進めていくと、オチでえっ!そっち⁉︎と驚かされます‼︎笑 どの話も決して読後感が良いとは言えないのですが、最後にちょっと救いを感じられる「代理婚活」が特に面白かったです‼︎全くその気の無い子供に代わって代理で婚...
婚活にまつわる短編集。 どの話も多分こういう展開だろうな〜と思って読み進めていくと、オチでえっ!そっち⁉︎と驚かされます‼︎笑 どの話も決して読後感が良いとは言えないのですが、最後にちょっと救いを感じられる「代理婚活」が特に面白かったです‼︎全くその気の無い子供に代わって代理で婚活をする親の焦りとそわそわが伝わって来て、読んでる読者も婚活のそわそわ感を味わえます!
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婚活してる人々をリアルな感じで描く作品かと思ったら全然違った。 初っ端から殺人?出てくるし、短編集なのだがどれもイヤミス系。最後だけちょっと違うけど。 小どんでん返しって感じかな。 そういうのが好きな人は読んでみてもいいかも。 読み切るのに1時間もかからなかった。 2番目の話はオ...
婚活してる人々をリアルな感じで描く作品かと思ったら全然違った。 初っ端から殺人?出てくるし、短編集なのだがどれもイヤミス系。最後だけちょっと違うけど。 小どんでん返しって感じかな。 そういうのが好きな人は読んでみてもいいかも。 読み切るのに1時間もかからなかった。 2番目の話はオチが分かりやすいと思った。
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焦ったあかんで〜 そんな美味しい話はないから〜 また、競争相手がいたら、焦るし、急ぐ!でも、そこに罠が… 焦る気持ちも分かるし、良いご縁がって言ってたら…あっという間に、時が〜 でも、やっぱりご縁とは言わんけど、タイミングってあるかもね。 個人的には、結婚、結婚って感じではな...
焦ったあかんで〜 そんな美味しい話はないから〜 また、競争相手がいたら、焦るし、急ぐ!でも、そこに罠が… 焦る気持ちも分かるし、良いご縁がって言ってたら…あっという間に、時が〜 でも、やっぱりご縁とは言わんけど、タイミングってあるかもね。 個人的には、結婚、結婚って感じではないし、別に一生独身も選択肢の一つとしてはあると思ってたし… そういう一歩離れた感覚の方が良いのかな?知らんけど… 深呼吸! 深呼吸! 深呼吸! して〜落ち着く! しかし、代理婚活ってあるんやな。親が出席して子どもの嫁、婿探し。晩婚が多いからそうなるんかな? あっ!昔からのお見合いもそうか!親が写真見せて「この娘どう?」ってあるし。会場みたいなのには行かんけど、目的は同じか… いつもより、まだ、明るいどんでん返し! スイスイ読めて、面白かった!
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前に読んだ終活中毒が面白くて気になってた作品。 この作品の方がブラックな感じで、1話が短いから何となく予想ができてしまうんだけれどどんでん返しが合って面白かった! 理想の男が1番衝撃で印象に残ってるけど、婚活マニュアルとリケジョの婚活もめっちゃ面白かった!続きが気になってあっと...
前に読んだ終活中毒が面白くて気になってた作品。 この作品の方がブラックな感じで、1話が短いから何となく予想ができてしまうんだけれどどんでん返しが合って面白かった! 理想の男が1番衝撃で印象に残ってるけど、婚活マニュアルとリケジョの婚活もめっちゃ面白かった!続きが気になってあっという間に読めてしまう。
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①理想の男 理想の男の容姿性格に目がいきすぎて、もう一人の存在をすっかり見落とした。 相手の細かすぎるプロフィール、冷酷な微笑み、ただ不器用なのか…?と。 やられたっ!!と思った(;>_<;) ②結婚マニュアル マニュアル本に頼る男、マニュアル本の警告、自分の中でこれ以上は無理だと思いながらも続ける行動。相手によく思われたい、関係を続けたい、彼女と歩いていると回りから羨まれる、いろんな理由をあげて続けていく。幸せだと思っていた時間が不安になっていく。 ①で、予想できなかったぶん、慎重に読み進めた。 料理をする度に、男性たちを違う場所に移動させたりなど、ヒントも多く、正反対の女性も何かあるはずと思って読み進めた。予想当たり。 ③リケジョの婚活 すべて計算のもと実行する。 はじめての一目惚れ。諦めないという意思が強い。企画は終わったのに、戦いはここから…長期戦を最初から考えている…、怖い。 ④代理婚活 益男の心の問題、心の中で始まって終結しているから、息子も妻も知らない、彼だけの物語。 一人の女性が気になってからの、妻とその人を何度も比べる、悪態をつく。 p234で妻に対して思う場面。 積み重ねを軽々飛び越えたのに…と。 勝手だなと思う部分が。 彼女のことばかり考えていたのにと。 幻を見なくなったけど、こういうタイプはまた、自分の理想の女性が現れたら、揺らぎそうだ。 益男は、あることがわかって、それ以上はなかったが、実際、子どもたちの婚活をしに行ったのに、始まってしまうこともあるのでは?と思いながら読んだり…。
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結婚相談所で紹介された男は理想的だった話、マニュアルに従って街コンに参加した話、データを駆使して婚活番組に参加する話、親が代理で婚活する話。 面白かった。ラストで強烈なオチが来る。そのオチが好みだった。
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「理想の男」「婚活マニュアル」「リケジョの婚活」「代理婚活」 四編とも最後にどんでん返しが待ってます。 「理想の男」3人亡くなってると分かった時点で離れようよー。不憫すぎる。 「婚活マニュアル」「リケジョの婚活」とも、強かであざとい女性が出てくるけど、リケジョの恵美の方がここま...
「理想の男」「婚活マニュアル」「リケジョの婚活」「代理婚活」 四編とも最後にどんでん返しが待ってます。 「理想の男」3人亡くなってると分かった時点で離れようよー。不憫すぎる。 「婚活マニュアル」「リケジョの婚活」とも、強かであざとい女性が出てくるけど、リケジョの恵美の方がここまで工作されると応援したくなる。 「代理婚活」の旦那さん!もう呆れる!ちゃんと人の本質まで見ていた孝一くん、しっかりした息子で良かった。
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どれも軽いテイストでさくさく読めて、男女の心理描写もリアルで面白かった。 「婚活」のテーマひとつでこんなにも色々なストーリーが展開されるとは。 必死に行動したり、追い詰められて、その人の本性や弱い部分が出やすくなって、足元をすくわれることもあり得るんだろう。
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この間、「終活中毒」読んで、最後のどんでん返しの上手さに、この著者の作品が読みたくなった。 このブクログ、子供から、10年程前に、自分の読んだ本を記録するのに、ペーパーで、記入するのでなく、このようにPCを利用すれば、再読も、わかるよ!と、勧められて、実行している。 他の方の読書の内容や、その本の面白さも、わかるという事で、最近は、ブクログの皆さんの感想も見て、本を選んでいる。 そこで、この秋吉理香子氏の本を見てみたら、面白そうな意見。 早速読んでみた。 4話からなる。 「理想の男性」39歳の女性が、婚活を始めるのに結婚相談所ヘ。 そして、自分にピッタリだと思う男性に合うのだけど、その男性の過去に、付き合った書生が不審の死。 不安になるのだけど、・・・・もうサスペンス級!! その結婚相談所の場所も、一寸不自然なのだけど、と、思っていたら、最後は、このようなどんでん返しの場所になるのだと・・・ 「婚活マニュアル」 よくあるパターンで、美女にブス(?)が、一緒に婚活バーベキューに参加。 当然美女に、人気が集まり、その相手になった嬉しさに、何でも、望む高級な食事にプレゼント。 恋愛の時は、良いけど、結婚して家庭を持つのには・・・と、ふと思いとどまる男性。 当然な終わり方だと思っていたのだけど、・・・・・ このブス(?)の方が根性が悪かった‼ 「リケジョの婚活」 お見合い番組、もうだいぶ前に、テレビで放映されていたけど、最近は、この手のものが、めっきり少なくなって来た。 コロナの影響もあるのだろう。 完全な計算尽くしのマニュアルで、男性を射止めるのか? 両親や、甥っ子を手玉にしたが、カップルにはいたらあなかったリケジョ! しかし、やはり、只者ではない。 甥っ子に与えたおもちゃは、凄いものだった。 だいぶ前に、盗聴器が、一般の家庭にも、仕掛けらえているというのを追うテレビ番組があったけど、知らない間に、他人に、見られている可能性もあるかも。 「代理婚活」 娘や息子が、忙しすぎて、親同士の婚活イベんトに、参加する風景画描かれている。 とても美人で、セレブな家庭。 その家族から、息子へアプローチ。 しかし、親より息子の方が、見た目の注目度と、感覚が、凄いし、きっぱりと、お付き合いを否定する所がいい。 このような詐欺も横行するようになるかもしれない。 詐欺スレスレでありながら、法には触れないようなこのやり方に、思い込みの怖さを知る。 最後は、この一件で 夫婦仲が良くなった事に、良かったと、思う。 最後の解説 大矢博子氏の、「イヤミス」という《読んだ後で、嫌な気分になるミステリー》の言葉を始めて知った。 ホラー小説でなく、「本当にあったら怖い」のがイヤミスと・・・。 この著者の最初の伏線から最後のどんでん返しの話の面白さに、ついこの本を読んでしまった。
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