テレビ界「バカのクラスター」を一掃せよ の商品レビュー
TVのコメンテーターの大多数の発言が聞くに値しない無責任で煽動的なものであることを理路整然と説く著者の論説には説得力がある。 同じようなやり取りの繰り返しには辟易とする。 といっても、責任は著者ではなくコメンテーターたちにあるのだが。
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ワイドショーみてると頭悪くなるよ、と子供に言ってたけど正しかった。 所謂コメンテーターの過去の発言を蓄積、分析することで、如何に彼らが場当たり的で偏向した発言をしているかがよーく分かった。 しかし作者はおそらく何年分もモーニングショーとかサンデーモーニングを見たと思うけど、よく気...
ワイドショーみてると頭悪くなるよ、と子供に言ってたけど正しかった。 所謂コメンテーターの過去の発言を蓄積、分析することで、如何に彼らが場当たり的で偏向した発言をしているかがよーく分かった。 しかし作者はおそらく何年分もモーニングショーとかサンデーモーニングを見たと思うけど、よく気が持ったなぁと賞賛したい。
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いわゆる偏向報道の論理破綻や自己矛盾を、事例ベースで潰していくという構成。 大のおとながつぶさに読むような本ではないが、特にテレビのニュースや報道番組で使用される心理的誘導のテクニックに関しては拾い読みでもなるほどと思わせる箇所がいくつかある。どう見てもおかしなグラフはSNSでも...
いわゆる偏向報道の論理破綻や自己矛盾を、事例ベースで潰していくという構成。 大のおとながつぶさに読むような本ではないが、特にテレビのニュースや報道番組で使用される心理的誘導のテクニックに関しては拾い読みでもなるほどと思わせる箇所がいくつかある。どう見てもおかしなグラフはSNSでもしばしば指摘されるが、「ツリ」のスポーツニュースの後に、チャンネルを変えなければ「本題」に自動的に誘導する番組構成や、キャスターの顔を徐々にクローズアップする事で、その主張を聞き手の記憶に重要なものとすり込ませる手法、といったものである。 そうした顕在・潜在両面のテクニックを総動員して情報弱者の行動を意図した方向にねじ曲げるという意味で、サブタイトルの「コロナ禍はテレビ禍」とは言い得て妙だ。 「#テレビ界「バカのクラスター」を一掃せよ」(飛鳥新社、藤原かずえ著) Day257 https://amzn.to/2HAIl1a
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すげー。 よくこれが商業ベースで本になったな。 人気ワイドショー関連を、人を、ぶった切り。 この本は「歴史」に残るもんかも。 一つは、紙媒体に残ることもなく、言いっ放しで消える筈だったテレビの、異常な主張を固定化したこと。 もう一つは、書き方をちょっと変えれば論理学の教科...
すげー。 よくこれが商業ベースで本になったな。 人気ワイドショー関連を、人を、ぶった切り。 この本は「歴史」に残るもんかも。 一つは、紙媒体に残ることもなく、言いっ放しで消える筈だったテレビの、異常な主張を固定化したこと。 もう一つは、書き方をちょっと変えれば論理学の教科書の副読本にでも使えそうな内容。 詭弁、誤謬の、どの類型に当てはまるかってことを一々明確に述べる。 逆にいうと彼らの主張が、古今東西分類されている、詭弁、誤謬から一歩も出てないってことだ。 議論にすらならない。 彼らが何のためにそういう主張をしてるかには全く触れてない。 だが、マスコミという、事実上民主主義社会の暴力装置の恐ろしさを、まざまざと、シニカルに描く。 反省しろよ、本当。 つか、この無責任な暴力にどう対応するか、綺麗事抜きでちゃんと考えんと、取り返しがつかん。
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