忌み地(弐) の商品レビュー
現地取材にて蒐集した怪談実録の第二弾。 コロナ禍に入ってからの時期の取材ということで、現地取材では苦労をしたのだろうことが窺えます。前作は土地や地域にまつわる話が多かった印象ですが、今作では土地や地域以外の不思議な出来事なども含めた怪談が収録されています。 私はオーディ...
現地取材にて蒐集した怪談実録の第二弾。 コロナ禍に入ってからの時期の取材ということで、現地取材では苦労をしたのだろうことが窺えます。前作は土地や地域にまつわる話が多かった印象ですが、今作では土地や地域以外の不思議な出来事なども含めた怪談が収録されています。 私はオーディブル視聴でこちらを読んでいますが、ナレーターの方の淡々とした語り口もあって、さらりと読むことができます。特別に怖がらせようとする演出をせず、取材をした編集部の二人と、現地でそれを語ってくれた方の会話を聞いているようで、何かをしながらでも聴きやすいです。 特に興味深いのは沖縄の話。現代でも「ユタ」の方がごく当たり前に頼られる存在として身近にいるということも独特ですが、本州と離れているだけに少し質の違う話があったりする地域だと認識しています。また別の巻でも沖縄の話が聞けるといいなと思います。 まだシリーズが続いているもののようなので、続刊を読むのが楽しみです。
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コロナ禍真っ只中で書かれた二巻目。 一巻のような取材調査による局所的怪談、芋づる式に見つかるご当地怪談は多くないが、やはりどれも独特な話ばかり。 一話だけだが、福澤氏の実話怪談で何度か登場しているS霊園近隣の話もある。 S霊園はやはりそういうものが集まる「忌み地」のようだ。 ただ...
コロナ禍真っ只中で書かれた二巻目。 一巻のような取材調査による局所的怪談、芋づる式に見つかるご当地怪談は多くないが、やはりどれも独特な話ばかり。 一話だけだが、福澤氏の実話怪談で何度か登場しているS霊園近隣の話もある。 S霊園はやはりそういうものが集まる「忌み地」のようだ。 ただ、その忌み地というのはホラー映画やマンガのようにわかりやすいものではない。一巻二巻を読むと、何かがある・何かがおかしい・変なことが多発する・何かつながりのありそうな出来事があるという、極めてうすぼんやりしたもののようだ。 自分ももしかしたら、そのうすぼんやりした磁場のなかに暮らしているのかも…と思ってしまう。
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2巻目のもの少し話が軽いものが多く取材しづらい背景が色濃く出た1冊です。もし次の本が出るのならそちらに期待
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第2弾。 コロナ禍で取材が制限され、制作も大変だったろうに。 無印ほど食い入る話は無かったものの満足。
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Kindle Unlimited 取材が基本と胸張ってるが、身分嘘ついて聞いて回ってるの無理になった。
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土地や建物など怪異が起きる場所に重点を置いた怪談実話集、その弐。 ただし今回はコロナ禍の影響により現地取材が困難になり(そうですよねぇ)土地縛りというコンセプトは薄れ、ただの怪談実話集寄りになっているのが少し残念。 沖縄の怪異譚はもっと読みたいな~。早く現地取材ができるようになる...
土地や建物など怪異が起きる場所に重点を置いた怪談実話集、その弐。 ただし今回はコロナ禍の影響により現地取材が困難になり(そうですよねぇ)土地縛りというコンセプトは薄れ、ただの怪談実話集寄りになっているのが少し残念。 沖縄の怪異譚はもっと読みたいな~。早く現地取材ができるようになること祈ってます。
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「まえがき」にも書かれているが、昨今の状況下で取材が難しく、土地や場所を題材にした話が少なくなっている。 …タイトル変えようよ。「出す」ことを前提にしていたようなんで、どうにも乗り切れなかった。 長編のネタにできそうな『路傍の石』はお気に入り。
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人影がうっている写真が 急に出てくると ひゃぁ~ 探したくない と思っちゃいますね 沖縄は怪談の宝庫なのでしょうか かなりの数の舞台になってます 読み終わった後で 他の方の感想をみていたら 前作のほうが もっと怖かった という意見があり 読みたいような 恐いような
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残念ながら土地にまつわる恐さの連なりが、一作目程ではなかった点が残念。コロナな時節柄、実話系怪談は収集と厚みを持たせるための取材が難しそう。
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