子育て飴 の商品レビュー
第8作 一番心に残ったのは 最後の あんじょう飴です。 なつめを育ててくれた了然尼が 倒れる。 休みをとって付き添ったなつめに 了然尼は 飴ゆが飲みたいという。飴ゆというのは 私も聞いたことはあるけど 作り方は知らなかった。 生姜のすりおろし 水飴 砂糖を入れて煮たものらしい。熱...
第8作 一番心に残ったのは 最後の あんじょう飴です。 なつめを育ててくれた了然尼が 倒れる。 休みをとって付き添ったなつめに 了然尼は 飴ゆが飲みたいという。飴ゆというのは 私も聞いたことはあるけど 作り方は知らなかった。 生姜のすりおろし 水飴 砂糖を入れて煮たものらしい。熱くしても 冷たくしても美味しいそうだ。 なつめは これで飴ができないかと考える。 生姜は身体を温める。弱った身体にもいい というので あんじょう飴と名前をつける。 この頃から 了然尼がいつまでも側にいるわけではない。独り立ちしなくてはいけない。 と思いだす。この頃の子供は 大人になることが要求されるから 今の若い子と違って自立心があるんですね。読者としては ちょっと寂しい気持ちがします。行く末は見届けますよ。
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最初はちょっとやっかいっぽそうな出現の仕方だった露寒軒が、出てくるたびにいい人を更新していく。今回の歌占もまさに。 新しい登場人物が増え、照月堂のわだかまりが少しずつほぐれ、賑わっていくのが読んでいて微笑ましい。 安吉の京での活躍?がどんどん物語に絡んでいって、ここが江戸とどう繋がるのか、続きが楽しみです。 了然尼様と上落合村へ移ると決めたなつめの菓子作りがどうなるかも引き続き気になるところ。 お菓子作りの話を読むたびに、何度も配合を変え、材料を変え、という作業があるけど、それができる根気が本当にすごいなと思う。職人とはかくあるべき。
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慶信尼は、やはり兄の慶一郎の想い人だった。 名前からすでに出落ちではあるし、状況的に見ても読者である私たちにはわかることも、 慶信尼とただ直接会っているだけのなつめには、名前をどう書くかなど言わない限りわからないわよね、そうよね。 京都では、安吉が長門とともに新しい菓子作りを始...
慶信尼は、やはり兄の慶一郎の想い人だった。 名前からすでに出落ちではあるし、状況的に見ても読者である私たちにはわかることも、 慶信尼とただ直接会っているだけのなつめには、名前をどう書くかなど言わない限りわからないわよね、そうよね。 京都では、安吉が長門とともに新しい菓子作りを始め、 その安吉の恩人であるおその小母さんも登場。 世間がコンパクトなのは、物語ゆえか、はたまた時代的なものなのか。 了然尼が過労のため倒れたことで、 なつめは、今までのように、ただ菓子を作り続けていればいいわけではなく、自分の未来を見つめなければいけない時期に来たことに気づく。 物語も終盤。 なつめはこのあとどのような未来へ向かうのだろうか。
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【腹減り度】 ☆☆☆ 【食べ物の割合】 ☆☆☆ 【1番美味しそうだったもの】 あめ湯 *感想* このシリーズは基本的に「敵」というものがいなくて心安らかに読めるから好き。主人会のなつめちゃんの成長物語だ。ふと一巻を読み直してから今巻を読んで、しみじみと、なつめちゃんも大人になっ...
【腹減り度】 ☆☆☆ 【食べ物の割合】 ☆☆☆ 【1番美味しそうだったもの】 あめ湯 *感想* このシリーズは基本的に「敵」というものがいなくて心安らかに読めるから好き。主人会のなつめちゃんの成長物語だ。ふと一巻を読み直してから今巻を読んで、しみじみと、なつめちゃんも大人になったなあと思ってしまった。誰目線よ。 今回は半分は飴の話だったので腹減り度低し。やっぱり和菓子は餡子だね! ここ数巻は江戸の照月堂と京の果林堂を織り交ぜて 描かれてるけど、実は果林堂の話の方が楽しみだったりする。ぜひとも長門スピンオフを書いていただきたい! ラストではなつめちゃんが何やら重大な決断を胸にして終幕。次巻、どうなるか楽しみ。
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ますます登場人物達、それぞれが成長しそれぞれの道を一生懸命歩いてゆく。 辰五郎は、氷川屋の親方として入る前に、なつめと三太を少しでも鍛えようと懸命に教えている。 そして久兵衛は新しい菓子を考え。 安吉も京都で全く新しい寒天菓子を創作するという現場にいた。 そんな時隠居した前の主人、市兵衛に女性の客が。 市兵衛の前の弟子でもあり親戚でもある琳太郎の妻、おそのだった。琳太郎は店の金を持ち逃げし、市兵衛は店を守るため大変な苦労をしたのであった。 照月堂の家族はみんな暖かかった。 今回はギュッと詰まった数々のエピソードが素敵な物語。
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