跳べ、暁! の商品レビュー
中学二年で転校してきたバスケ少女、春野暁。 仲良くなれた大人びたメガネ女子の吉田欣子と、それまでなかった女子バスケ部を立ち上げることに。 色々な生徒が少しずつ仲間になり、少しずつ暁も強くなっていく。 主人公の暁は比較的目立ったところのない少女に見えるのだが、周りの友達がバラエティ...
中学二年で転校してきたバスケ少女、春野暁。 仲良くなれた大人びたメガネ女子の吉田欣子と、それまでなかった女子バスケ部を立ち上げることに。 色々な生徒が少しずつ仲間になり、少しずつ暁も強くなっていく。 主人公の暁は比較的目立ったところのない少女に見えるのだが、周りの友達がバラエティー豊かで、もめたり、まとまったりが中学生らしい。 それが試合になると、急に暁のエースぶりが際立って描かれるのも面白い。 スポーツ以外に社会的な問題も絡めていたり、思春期の色々な思いも感じられて、学生さんに読んでもらいたい青春物語です。
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よくあるスポ根小説と自分は思います。 リアル感を出したかったのかな。 親子関係、人間関係いろいろと入り組んでいた。 もっとシンプルに優勝とかあっても良いと思う。
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最近意識的に読むようにしている藤岡陽子さんの最新作(2020年10月現在)です。 本作はバスケットボールに没頭していた中学生が、家庭の事情でバスケットボール部の無い学校に転校する事になります。 転校後出来た友人の勧めで、女子バスケットボール部の設立を志します。 いじめや、ブラック...
最近意識的に読むようにしている藤岡陽子さんの最新作(2020年10月現在)です。 本作はバスケットボールに没頭していた中学生が、家庭の事情でバスケットボール部の無い学校に転校する事になります。 転校後出来た友人の勧めで、女子バスケットボール部の設立を志します。 いじめや、ブラック部活、不法滞在などの問題を盛り込みつつ、全体としてはスポーツ青春ものとして爽やかに読む事が出来ます。 終盤に悲喜こもごもな流れが有り寂しくなる部分もありますが、出会い別れをしっかり描いた良作だと思います。
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女子中学生のバスケ部活ものとは思えない濃度の高さ。ド素人なのに桜木並みの運動能力で活躍したり、アフリカの留学生(ではないけど)がいたり、部員それぞれの複雑な家庭事情が明かされたり、という約束事を踏まえつつ、バスケットの技術面や試合展開についてしっかりと描かれている。一見平凡そうな...
女子中学生のバスケ部活ものとは思えない濃度の高さ。ド素人なのに桜木並みの運動能力で活躍したり、アフリカの留学生(ではないけど)がいたり、部員それぞれの複雑な家庭事情が明かされたり、という約束事を踏まえつつ、バスケットの技術面や試合展開についてしっかりと描かれている。一見平凡そうな主人公が実はかなりのやり手である感じがするので、高校進学後のシリーズ化を待ち望む。
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父親の都合で中学2年の5月という半端な時期に転校してきた暁。クラスで孤立していた暁に声をかけてきたのが欣子。そして、暁と欣子はバスケット部を立ち上げ、不登校の外国人リモ、バレー部の人間関係に嫌気が差した亜利子と七美、陸上部のエースだが指導者の暴力にあった薫が賛同する。それぞれが家...
父親の都合で中学2年の5月という半端な時期に転校してきた暁。クラスで孤立していた暁に声をかけてきたのが欣子。そして、暁と欣子はバスケット部を立ち上げ、不登校の外国人リモ、バレー部の人間関係に嫌気が差した亜利子と七美、陸上部のエースだが指導者の暴力にあった薫が賛同する。それぞれが家庭のこと、将来のことに悩み問題を抱えるが、お互い励まし考えてバスケットに取り組む姿勢が眩しい。徐々に強くなり3年の夏大会の前に欣子と薫が...。これまでの藤岡作品とは違ったスポーツ青春小説だったが、同じように感動でき良かった
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母を亡くし、無気力になった父と一緒に田舎の実家に引っ越した主人公暁。心の支えだったバスケ部が転校先にはなく、クラスにもなじめない。 そんな暁が、唯一声をかけてくれた優等生欣子と一緒に女バス部を作り試合に向けて仲間と一緒に戦っていく姿に涙、涙、そして涙!あぁ、こんなにも気持ちのいい...
母を亡くし、無気力になった父と一緒に田舎の実家に引っ越した主人公暁。心の支えだったバスケ部が転校先にはなく、クラスにもなじめない。 そんな暁が、唯一声をかけてくれた優等生欣子と一緒に女バス部を作り試合に向けて仲間と一緒に戦っていく姿に涙、涙、そして涙!あぁ、こんなにも気持ちのいい涙は久しぶりだ。 少しずつ増えていく仲間。初心者のいる中で自分が部を整え盛り上げのばし引っ張っていかなければならないというプレッシャー。 母を亡くし、父も当てにならないという中で、よく頑張った暁。 けれど藤岡さんの小説はおざなりの「泣ける部活青春小説」では終わらせない。 彼女たちが抱えるそれぞれの事情。自分で、自分の力で乗り越えなければならない壁。 14歳の持つ可能性は無限大だ。全力で壁に向かって突き進む彼女たちに心からのエールを送りたい。 口当たりの良いだけの水より、苦みのある緑茶。彼女たちの未来は、多分そういう世界。
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