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三体 Ⅱ(上) の商品レビュー

4.2

234件のお客様レビュー

  1. 5つ

    83

  2. 4つ

    92

  3. 3つ

    32

  4. 2つ

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2022/08/21

三体文明の存在と脅威が明らかになって、更に話のスケールの大きさが鮮明に。地球文明の滅亡はほぼ確実、とはいえ、三体文明の到来は数世紀先という少し特殊な世界観(遥か遠くの文明が地球圏に来るとした時に科学的前提と計算を置くとそうなるのかもしれないけど)の中で、国、人々がそれぞれの物語を...

三体文明の存在と脅威が明らかになって、更に話のスケールの大きさが鮮明に。地球文明の滅亡はほぼ確実、とはいえ、三体文明の到来は数世紀先という少し特殊な世界観(遥か遠くの文明が地球圏に来るとした時に科学的前提と計算を置くとそうなるのかもしれないけど)の中で、国、人々がそれぞれの物語を進めていく。 局面と登場人物が矢継ぎ早に変わるのは、全体として何が起きているかが分かりにくかったり、進みが遅く感じたりして、若干話に入りきれない面はあったかな。 それでも、「今の世界にこんなifが入ってきたらどうなるか」という観点から、人々のリアルさも含めて著者の創造的な描写を追っていくのは楽しい。 次巻も期待。

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2022/08/15

一巻よりは分かりやすいかな?前提があるから。宇宙人との戦いは頭脳戦。言葉や文字では理解されてしまうから、思考の中でしか戦えない。欺くって難しいよね。尋問は同じ答えを繰り返すこと。怖い人に尋問された後、優しい人が来ても消して吐いてはいけない。

Posted byブクログ

2022/07/30

前作の世界観を引き継いではいるが、本筋は変わっている。壮大な騙し合い、ライアーゲームのような展開だ。最高傑作。

Posted byブクログ

2022/07/20

全3部構成からなる'三体'の第2部。 第1部で、3つの恒星をもつ惑星から新天地を求め、地球侵略を目指す千隻の宇宙艦隊が出発した。 到着はおよそ400年後という設定で、第2部が始まる。地球は、量子もつれネットワークを通して、ミクロのスーパーコンピュータ群で監視さ...

全3部構成からなる'三体'の第2部。 第1部で、3つの恒星をもつ惑星から新天地を求め、地球侵略を目指す千隻の宇宙艦隊が出発した。 到着はおよそ400年後という設定で、第2部が始まる。地球は、量子もつれネットワークを通して、ミクロのスーパーコンピュータ群で監視されている。 彼我の差の技術の乖離に対して、地球では400年後の終末戦を想定した遠大な計画を開始する。地球人みたいな陰謀や欺瞞の感覚が理解できない彼らの弱点を知り、特別な権限を移譲した4名の面壁者に地球の運命を託す。その中で宇宙社会学者の羅輯(らしゅう)は、彼らの脅威となり、暗殺が企てられるが。地球の防衛に欠かせない主な登場人物は冬眠という技術を使い、次世代へと送り込まれていく。 最新の科学知識をもとに繰り出される理論は一読に値する。400年という時間スケールをまたがる物語の着想そのものが凄い。

Posted byブクログ

2022/07/19

読み終わった。1よりも読みやすくなっていると思う。視点人物が基本固定なので。相変わらず謎が多くて楽しめる。今後宇宙社会学がどう展開するのかが楽しみだ。下巻読むのが待ち遠しい。

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2022/07/14

「三体」のその後の話だが、大きな流れ以外前作の内容を引きずっていなかったので真白な状態でも面白く読めた。数100年後の戦いに備える人間達の葛藤が上巻の骨格になっていて、それがどう進んでいくのか楽しみ。

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2022/07/12

面壁者の設定、似たような話どこかで読んだ気がするんだけど、何だったのか、本当に似てたのか思い出せない.......

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2022/07/07

前回同様、読み始めるまで1年くらい寝かせてしまったのでは?でも読みだすと早かった。続きがとても気になります。知識豊かな人が自由に想像して書いたワクワクするSFです 90

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2022/06/22

もう全巻買ってしまった為にノルマのように読んでおります。 相変わらず中国名にルビ振ってないと読めないので日本語読みに切り替えての対応。って、どうしても話の中に入り込めないのが、あの中国共産党が、あの人民解放軍が、地球を守る為、そして未来の人類を守る為に命懸けで戦うと言う設定って、...

もう全巻買ってしまった為にノルマのように読んでおります。 相変わらず中国名にルビ振ってないと読めないので日本語読みに切り替えての対応。って、どうしても話の中に入り込めないのが、あの中国共産党が、あの人民解放軍が、地球を守る為、そして未来の人類を守る為に命懸けで戦うと言う設定って、おい、何やってるんですか、それより台湾攻めるんじゃねーぞ、おーい、聞こえてますかー。 450年後にやって来る宇宙人に対決する為に、世界から最高の頭脳、もしくは最高のカリスマ性をもった4人のスーパーヒーロー(『面壁者』と呼ぶんですが、もうこの名前が…)を選び、もちろんその4名の中でメインとなるのは中国の若いイケメソ学者、この設定もなんだか… その若い学者のどうでもええ橋下徹さんバリの2万%ありえん恋愛ネタが健康なクソの如く太く長々と入り込むわ、もう、中国万歳! ま、敢えて褒められるところは、前巻と違い正しいのかどうか分からん物理学的な説明等が少なかったので、サラッと読めた事ですかねー。時間を無駄にせず助かりました。 さあ、残り3巻、父の日に何ももらえなかったパパですが、このおもんない中国SFを読了するまでがんばるでー!

Posted byブクログ

2022/06/15

四世紀先の終末決戦が待っているとはいえ、今を生きる人達には今の暮らしと未来の選択がある。第二部上巻で面壁者、宇宙軍、市民、三体人それぞれの物語がリアリティを持って描かれているのに惹き込まれた。読み進めるうちに中国人名にも慣れてきたことで人物像が膨らみ、世界観も膨らんできた。この先...

四世紀先の終末決戦が待っているとはいえ、今を生きる人達には今の暮らしと未来の選択がある。第二部上巻で面壁者、宇宙軍、市民、三体人それぞれの物語がリアリティを持って描かれているのに惹き込まれた。読み進めるうちに中国人名にも慣れてきたことで人物像が膨らみ、世界観も膨らんできた。この先、冬眠を終えた主要人物たちはどんな世界を迎えるのか?羅輯と荘顔と娘はどうなる?呪文の効果は?物理学の発展を封じ込められた技術の進展はとうなる?気になることがますます増えてきた。

Posted byブクログ